【Nikon】DXフォーマットにおすすめのレンズvol.1~NIKKOR Z DX 12-28mm F3.5-5.6 PZ VR編~
ついに12月13日に発売となるNikon Z50II。
Nikon Z DXフォーマットに合わせたいオススメレンズを連載形式でご紹介いたします。
今回ご紹介するのは、「NIKKOR Z DX 12-28mm F3.5-5.6 PZ VR」です。
以前山梨へと出かける機会がありましたので、APS-Cセンサーを搭載した「Nikon Zfc」と、APS-C専用設計の超広角レンズ「NIKKOR Z DX 12-28mm F3.5-5.6 PZ VR」を持ち出しました。
このレンズの35mm判換算焦点距離は約18mmから42mm。換算で24mm付近から始まる標準レンズが多いことから、標準域よりは広角寄りにズームレンジを振ったレンズです。
APS-Cセンサーに広角ズームレンズの組み合わせですが、被写体に寄ればある程度ボケ量も確保できます。
広角域のパースペクティブを活かし、ダイナミックな構図に挑戦してみたくなります。普段の撮影よりも1歩踏み込んだ位置から撮りたくなる画角です。
もちろん画質面でも妥協はありません。暗い館内でもわずかな光を正確に捉えるボディのセンサー、そして高解像度なレンズの組み合わせで、軽量にも関わらず高画質な写真を撮影できます。
ボディに手ブレ補正はついていませんが、レンズ側には超広角域のレンズとしては珍しく手ブレ補正(VR)が入っています。
こちらは手持ちで0.5秒のシャッターを切りました。スローシャッターの表現が手持ちで手軽にできるのが嬉しいです。
夕焼けのグラデーションの様子もきれいに表現できています。富士登山者のライトの明かりが登山道に沿って、一筋の道を描いています。
最短撮影距離は0.19mと、テーブルフォトにも最適です。
望遠端で撮影すれば自然な画角で、かつかなり寄って撮影できます。
超広角レンズでは画像の歪みが気になるところですが、このレンズは補正が優秀で、線がまっすぐ出てきます。周辺減光も少なめで、使い勝手のいいレンズだと思いました。
ボディのZfcはバリアングル液晶を搭載しており、地面スレスレのアングルからでも撮影がしやすいです。アングルの自由度が高まると、新たな構図を発見しやすくなります。
今回発売となるZ50IIも同じくバリアングル液晶を搭載しています。動画の撮影時だけでなくスチルでも大いに活躍してくれます。
超広角レンズが1本あると、写真の表現の幅がぐっと広がります。特に広角域における焦点距離1mmの差は絶大。
それでいて望遠端までズームすれば焦点距離は換算42mmとなり、使いやすい標準域での撮影も可能です。
現在発売されているZレンズでは唯一パワーズームを採用している「NIKKOR Z DX 12-28mm F3.5-5.6 PZ VR」。またインナーズームを採用しているためズーム時にレンズの全長が伸びず、撮影がしやすい構造になっています。動画撮影でジンバルなどに乗せる際にも重量バランスが変化しにくく、画質の良さも相まって、スチル・動画両方で使いやすいレンズだと感じました。
いかがでしょうか。今回は「NIKKOR Z DX 12-28mm F3.5-5.6 PZ VR」のご紹介でした。
次回もお楽しみに!