皆さんはフジフイルムといったら、どんなイメージをお持ちでしょうか。
中にはデジタルカメラでおなじみのXシリーズやGFXシリーズカメラに搭載の
フィルムシミュレーション機能を連想する方も少なくないのではないでしょうか。
デジタルな時代、形は違えど今でもフジフイルムのフィルムへの熱意を感じます。
私は普段からフィルム写真を撮るので、やっぱりフィルムを一番に思い浮かべます。
今回はフジフイルムのリバーサルフィルムを紹介させていただきます。
ポジフィルムとも呼ばれており、フジフイルムからは次の2種類があります。
Provia 100F – とにかく自然な色彩再現
牛久大仏の足元
牛久大仏の足元
Provia 100Fは、ポジフィルムの中でも特に自然な色彩再現力が特徴です。
細かなディテールをしっかりと描写し、色の再現性に忠実なので、風景や自然の撮影にぴったりです。
特に、青や緑の自然な色合いが美しく、晴れた日の日中の撮影にこのフィルムの魅力が最大限に発揮されます。
今回は、室内、曇り空の下で撮影。
期待通りしっかり写してくれ、ISO100らしいドラマティックな色味となりました。
旅行先の風景をそのまま思い出に残したいという時におすすめです。
Velvia 100 – 鮮やかで力強いビビッドな色彩表現
白神山地の青池
白神山地
初めてこのフィルムで撮った写真を見たとき、思わずデジタルカメラで撮影したものかとびっくりしたのを覚えています。
Velvia 100は、Proviaと並ぶフジフィルムの銘柄で、特に鮮やかな色を出したい時にこのフィルムが最適です。
彩度がとても高いので夕焼け、これからの紅葉シーズンなど、
色のコントラストがはっきりとした場面で、このフィルムを使いたいところです。
高い彩度ゆえに赤味が強く出る傾向があるのでポートレート撮影よりは、曇りの日や日陰などの風景メインの撮影に向いていると思います。
Provia 100Fのナチュラルな色再現、そしてVelvia 100の鮮やかな色彩表現。
これらのフジフイルムのフィルムを使って、さまざまなシーンで独自の表現を楽しんでみてはいかがでしょうか。