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【Nikon】超広角も、超望遠も、Z6IIで。

Zマウントのスタンダードとして現在も人気の高い「Niko Z6II」。
今回はZ6IIに、超広角レンズと超望遠レンズを装着し撮影へと出かけました。

最初に使用したのはNikonの超広角レンズ、「NIKKOR Z 14-30mm F4S」です。

まずは広角寄りで撮影しました。空高くまで上がるスターマインを至近から撮影するには超広角レンズが必要です。空を見上げるような構図で、パースペクティブの効いた迫力ある写真になりました。
Z6IIは約2450万画素の裏面照射型センサーを採用しており、ハイライト部からシャドウ部まで幅広い階調の光を記録することができます。

続いてはこのレンズの望遠端、30mmでの撮影。豊かな色彩を持つ花火を忠実に捉えることができました。Zレンズの光学性能はいずれも優秀なものばかりで、そのスペックをフルに活かせるのはZマウントの特権です。ボディとレンズの両方が互いの長所を伸ばしあっているような印象です。


続いては場所を変え動物園へ。動物園と言えば望遠レンズということで、「NIKKOR Z 100-400mm F4.5-5.6 VR S」を装着しました。

スマトラトラがガラス越しにすぐそばまで近づいてきました。ガラスを隔てていると分かっていても、この距離で目線が合うとドキリとします。Z6IIのファインダー越しに見つめたトラは、まるで自分の目で覗いているかのよう。高精細で肉眼に限りなく近いEVFは、ピントピークが見やすく撮影がしやすいだけでなく、撮影時の楽しみにもつながります。レンズをズームすると素晴らしい解像度を保ったまま被写体に近づいていくので不思議な気分になります。

続いてサル山へ。岩と岩の間に架けられた鎖を渡るサルをコンティニュアンスAFで撮影しました。動いているサルの横顔にピントを合わせ続けるという状況でしたが、渡り始めてから向こう側に辿り着くまで追い続けてくれました。

徐々に訪れ始める冬に向けて、毛が伸びてきています。Z6IIの画素数は現代においてはスタンダードと言える2400万画素クラスで高画素機ではありませんが、広がった毛の1本1本も描写しています。

鳥の多くいるエリアへ移動しました。
鳥の撮影では目にピントを合わせたい場面が多いですが、Z6IIはフォーカスポイントが画面の端まで埋まっているため、構図を固定したまま狙った位置にピントを合わせることができます。

最後にキリン舎へ向かいました。閉園間際ということで既にキリンは屋内へ入っており、光量としてはかなり厳しい状況です。シャッタースピードを稼ぐためISO感度は25600に設定しましたが、高感度であることを感じさせない描写をしてくれました。キリンのまつ毛の部分など細かなディテールが潰れることもなく、また色も正確に表現できていると思います。できるだけ低いISO感度を使用したいものですが、高感度でも使えるというのは心の余裕につながります。
また蛍光灯の下での撮影でしたが、フリッカー低減機能のおかげで、高速シャッターでも光ムラのない写真が撮影できました。


低感度域での余裕のある描写と高感度域での粘りのある描写。どちらのよさも1台で享受できるのが、Z6IIの魅力だと思います。
また超広角でも超望遠でも、どんなレンズをつけても相性がいいことも、Z6IIをオールラウンダーたらしめる理由だと思いました。

後継機が発売されましたが、コンパクトなボディに優れたフルサイズセンサーを搭載しコストパフォーマンスもさらに向上した今は、むしろ手に入れるチャンスといえます。

▼今回紹介した機材はこちら▼




[ Category:Nikon | 掲載日時:24年09月22日 15時00分 ]

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