【SONY】この季節に咲く花(87)暑さのせいで、10日~7日開花が遅れてる花
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暑さ寒さも彼岸までと言いますが、まさにその通り、すごい暑さも落ち着いてきました。
散歩、散策、行楽に行くには、良い季節となって来ました。
特に、この花でお祭りや催事をしてるところでは、この暑さのせいで、咲いてなくてちょっと寂しいところもある様でした。
ちょうど、近所の公園に咲くところがありまして、SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5にTAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)を持って行きました。
「ヒガンバナ・彼岸花」です。
この時期カメラ雑誌のフォトコンテストで、お馴染みの花です。
別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)梵語(サンスクリット語)で赤い花の意味、カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナとも呼ばれてます。
蕾です。
開花途中です。
花です。
上から見ると花火の様です。
火が付いた様にも見える。
又の名を火事花(かじばな)とも呼ばれ、その地方独特な名前を多く持ちます。
葉っぱが無い。
花が終わると線形の葉が出てきます。
この赤い花は、蝶を引き付けます。
アゲハチョウの雌が夢中で蜜を吸っておりました。
蜜には毒がありませんが全草に毒があります。
特に鱗茎(球根)には、アルカロイド系の毒がありますので注意が必要です。
水田の畦や墓地に多く見られます。
球根の毒を利用して、畦の場合はネズミ、モグラなど、水田に穴を作って水漏れを起こさせるなど、水田を荒らす動物が毒を嫌って避ける為や、
墓地の場合は虫除けおよび土葬の後、死体が動物によって荒らされるのを防ぐために意図的に植えているところがあります。
直に茎など触るとかぶれますので、取り扱いに注意が必要です。
又、鱗茎(球根)は、救荒植物として利用され毒を抜いて、残ったデンプンで飢えをしのいだとされました。
原産地は中国、日本には古代(弥生時代頃)やって来た帰化植物です。
その時来た株が三倍体(基本染色体が三倍ある)だった為、交配せず種ができない、稀にできますが発芽しません。
その代わり、土の中で球根を旺盛に分球して繁殖してきたため、遺伝的には同一遺伝子を有たクローンなのです。
中国の原種は2倍体で他の種との交配ができて、様々な園芸品種を作出する元に使用されています。
その中で最も有名なヒガンバナベースの園芸植物は、「シロバナマンジュシャゲ」があります。
ちなみに、アニメで話題になった「青いヒガンバナ」存在しません。品種改良でも難しい様です。
ここからは、公園で逢った生物、植物の紹介です。
足元には「ヤブラン」が咲いてました。
詳しくは、この季節に咲く花(59)こちらで。
「ススキ」は別名、尾花(おばな)・萱(かや)です。
秋の七草のひとつです。
詳しくは、この季節に咲く花(9)で。
「ウスバキトンボ」です。
三年前と同じ木に止まっておりました。
違う個体ですが、不思議です。
詳しくは、この季節に咲く花(36)で。
足元に、真っ赤なトンボがいました。
「ショウジョウトンボ」です。別名「イチゴトンボ」とも言います。
オベリスク姿勢になっておりました。
まだ、残暑も厳しい時があります。
体調管理に気を付けて撮影を楽しみましょう。
【参考文献】
色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修), 亀田龍吉 (写真)出版社 : ナツメ社
改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑 高橋冬 (著), 鈴木庸夫 (写真) 出版社 : 創英社/三省堂書店
身近な薬草活用手帖: 100種類の見分け方・採取法・利用法 寺林 進 (監修) 誠文堂新光社
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種 森 昭彦 (著, イラスト, 写真)出版社 : 秀和システム
フィールドベスト図鑑16巻日本の有毒植物 佐竹元吉 (その他) 学研
フィールドガイド 日本のチョウ 日本チョウ類保全協会 株式会社誠文堂新光社
東京都のトンボ喜多 英人 (著), 須田 真一 (監修)出版社 : いかだ社
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。