【FUJIFILM】三写三様 Vol.3 ~XF16-55mm F2.8 R LM WR編~
FUJIFILMより発売を控えた『X-M5』『XF16-55mm F2.8 R LM WR II』『XF 500mm F5.6 R LM OIS WR』の3商材。
今回は新製品発表に合わせてコンパクトサイズのボディ、標準ズームレンズ、望遠レンズにフォーカスを当てて当社スタッフがオススメするアイテムをご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、「FUJIFILM X-S20」および「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」になります。
10月に撮影したものになります。
今回は動物とも身近に触れ合える距離で撮影もできる山の上にあるマザー牧場に足を延ばしてみました。
千葉県では有名な観光スポットであるマザー牧場は房総半島の中ほどにあるファミリー層に人気の牧場です。
動物好きならもちろん、家族連れでアクティブに楽しみたい方であれば訪れてみたい定番のスポットになります。
こちらはペットの同伴も可能なため、うちの愛犬TOTOを一緒に訪れました。
秋のマザー牧場の風は涼しく、木陰で過ごすには何とも快適な環境でした。
が、さすがに直射日光が当たる状況では購入したソフトクリームが勢いよく溶け出すほどには暑く
山の上とはいえ暑さからは逃れられない事を実感しました。
それでも、秋への歩みはしっかりと進んでいて、彼岸花は色が褪せて見納めに近づきつつあり
コキアはあと少しで紅葉の見ごろを迎える程度までは色づきを見せはじめていました。
改めてにはなりますが、今回撮影に用意した機材は「FUJIFILM X-S20」と「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」
「FUJIFILM X-S20」は行楽シーズンに家族や友人と楽しみながら携行しやすいサイズのカメラボディになり
コンパクトなカメラのボディなので家族で移動しながらの撮影でも邪魔にならず、他の荷物やカートを持ちながらでも取り回しが良いのはいいかと思います。
そして「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」は標準域のズームレンズの中では一番明るく画質にも妥協しないズームレンズの組み合わせとなります。
標準域のズームレンズとしてはフラッグシップにあたり、Xシリーズの中では初期の頃から存在した王道のレンズになります。
最上位のレンズだけあり存在感のある大きさですが最新のカメラボディと組み合わせても遜色なく実力を発揮できる性能を持っています。
今でもXシリーズユーザーを引き付ける魅力のある「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」ですが、今回次世代のレンズが発売されることになりました。
今回、新たに発売される「XF16-55mm F2.8 R LM WR II」は、小型軽量化のうえで、全般的に画質の向上となるそうで期待が高まります。
質量としては現行の「約655g」から「約410g」へと軽量化されており、外寸も「106mm」から「95mm」となるそうですので、
かなりの小型軽量化が図られたようです。
FUJIFILMのミラーレス機にはサイズ的にも相性が良くなり、よりフィット感が増すかと思います。
マザー牧場は行楽、すなわち山野をめぐり楽しむということを体感できる牧場です。
起伏にとんだ地形に折々の季節の植栽や景色が楽しむことができ、広い敷地には連絡用の乗り物もあるので余裕を持って楽しむことができます。
花の谷と名付けられた場所には季節の花が一面に植えられていました。
私が訪れた時期はペチュニアの見納めの時期ではありましたが、まだまだ楽しめる花付きをしているものが多くありました。
ふんわりと柔らかい雰囲気を醸し出す色合いの濃いピンクの花が特徴的で「桃色吐息」という千葉県にゆかりのある品種だそうです。
花畑にてこのレンズで撮影してみるとフラッグシップの実力が垣間見えるかと思います。
単焦点に匹敵する画質を誇るとされているだけあり、ピントの当たっている面の精細さと上品に柔らかくボケていくなだらかさが見てとれます。
「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」の最短撮影距離は標準では0.6m。
広角端になりますがマクロで30cm、望遠端では40cmとなります。
ふれあい牧場では柵内に入ることができるコーナーがあり動物と触れ合うことができます。
カピバラやマーラ、リクガメにヤギたちを間近で撮影でき、かなり近接での構図を狙うことができました。
こうしてみると、やはり単焦点に匹敵する解像力が確認できるかと思います。
立体感があり鮮明に被写体を浮かび上がらせることのできるこのレンズは行楽で身近のものを撮影したり、雄大な眺めなど全体の景色を撮影したりすることに向いています。
標準域のズームレンズは家族や友人で行く距離間での撮影に向いており景色や集合写真、その場の情景を全体的に切り取ったり、人や被写体を引き寄せて浮かび上がらせるポートレートなどの撮影など幅広い状況に対応できるレンズです。
その中でも上位に当たるこの「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」は行楽など旅行に携行するには向いており、高品位な撮影を得ることが可能かと思います。
次世代に当たる「XF16-55mm F2.8 R LM WR II」はさらに魅力的なレンズとなれるのではないでしょうか。
本連載を通じてフジフイルムの魅力が伝われば幸いです。
次回はどの機材が登場するのでしょうか。乞うご期待!
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