【Panasonic】撮影が楽しくなる超望遠ズームレンズと小さな生き物たち
ここ最近は標準単焦点レンズでのスナップ撮影がメインだったので、久しぶりに超望遠ズームレンズを持ち出して公園へ向かいました。
使用したボディは OM SYSTEM「 OM-1 」、レンズは去年の今頃発売した Panasonic「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S. 」です。
長さ約171.5mm、質量は外付三脚座を含まず約985gと小型軽量で、35mm換算200-800mmとマイクロフォーサーズの特長を活かした超望遠ズームレンズです。ライカの厳しい光学基準をクリアした描写力は折り紙付きで、I型の頃から高解像と高コントラストの美しい質感描写が魅力です。
公園についてすぐに出会ったのは黒地に青いラインが入ったルリタテハでした。
数匹が等間隔で翅を広げてとまっていて撮影しやすいなと思っていたのですが、オスは縄張りを持つらしいので主張していたのかもしれません。
すぐそばの林の木には樹液を求めているのかスズメバチがとまっていました。
被写体としてはかっこよくて好きなのですが近付いてはいけないので超望遠ズームレンズが早速役立ちました。遠くからでも目立つ体色ですがこうして大きく見てみると更に大迫力、体も羽も硬質な印象を受けます。
小川のそばに張ってあるロープで休憩中でしょうか、この時期よく見かける小さなアキアカネを大きく写し撮ってみました。
背景は綺麗にとろけて黄色い花がちょうど良いアクセントになってくれました。
この川の周辺は動植物が多いのでことさらゆっくり歩くようにしています。
植物の中に動く影がないか、鳥の鳴き声が聴こえないかなど注意深く探していると、地上と水中の緑に縁どられた秘密基地のような場所に鴨がいたので思わず撮影しました。
しばらく歩いた先の小さな池にはコサギの姿がありました。長い脚を揺らしながら池の隅を歩いていたのできっと食事をしようとしていたのでしょう。小さな頃に川用ではない普通の虫取り網で同じようなことをして買ったばかりの網を壊したことを思い出しました。人も鳥も水中生物の探し方は同じようです。
鴨にサギと小さくないタイトル詐欺な生き物が続きましたがここで真打登場、この周辺では高確率で出会うことができる青くて小さなアイドル、カワセミにこの日も出会うことができました。最近は標準単焦点レンズでの出会いが多くて撮影できずに悔しい思いをしていましたが、この日の手持ちは200-800mmの超望遠ズームレンズ。嬉々としてレンズを向ければ青い羽とオレンジ色のお腹が可愛いカワセミの姿がありました。
この日はいつもより出会う機会が多かったのでシャッターを切る指が止まりませんでした。連写しつつもカメラだけでなく肉眼でも小さな姿を愛でます。
いつもなら枝の上にいるカワセミが水中から顔を出した岩の上にいました。ここから魚を捕まえるのは無理そうですが時々見かけるポイントでもあります。
昨年末に小鳥を飼いだしてからさらに野鳥撮影が楽しくなっていたりします。我が家の小鳥はカワセミより大きな体格ですがペレットやシードが食事、保温必須なので余計に小さな体のカワセミの逞しさを感じます。
横を向くカワセミ。
丸っこくて小さな羽、短い尾羽に小さな脚が可愛いです。
この日は超望遠ズームレンズを持ち出して大当たりの日となりました。
身軽で気楽なスナップ撮影も大好きですが、マイクロフォーサーズならではの身軽な超望遠ズームレンズでの撮影も楽しいものです。これからの季節、超望遠ズームレンズを持ち出して自然の中に出かけてみるのもおすすめです。