11月も中旬に差し掛かり、平野部でも紅葉を楽しめる季節が近づいてきました。
私はこの時期に、行く当てなく散歩するのが好きです。
今回はそんな散歩のお供にオススメのFUJIFILM X-Pro3をご紹介します。
X-Pro3は唯一無二なカメラと言っても過言ではないと思います。
OVFとEVFを併せ持つハイブリットビューファインダーを搭載しており、より撮影に没頭できるようになっています。
X-Pro3の大きな特徴である裏返しになったモニター。撮影画像や設定をLCDで確認する際はモニターをその都度開いて確認する必要があります。
しかし、どんな写真を撮ったかを後から確認するという、フィルムカメラで撮ったかのような体験を疑似的に味わうことができます。
また上記写真のようにサブモニターの表示をクラシックに切り替えることで、フィルムカメラのメモホルダー風の表示にすることができます。よりフィルムカメラらしい撮影を楽しめる機能です。
そんなX-Pro3でお散歩撮影をしてきました。
今回使用したレンズは神レンズとの呼び声高い、フジノン XF35mm F1.4 R。
非常にコンパクトなレンズでありながら、 描写力、ボケ感ともに素晴らしいレンズです。
特にとろけるようなボケは神レンズと呼ばれる所以だと思います。
これらの作例はPRO Neg.Stdのフィルムシミュレーションを使用して撮影しました。Pro Neg.Stdはニュートラルな諧調を持ち様々な撮影に向いていいると思います。
Pro Neg.Stdはプロフェッショナル向けネガフィルムのPRO160NSをベースに作られているので、実際に使われていた方は懐かしいと感じるかもしれません。
普段は、写りこみや反射はなるべく避けて撮りたいところですがこの日は少し違いました。
何気なく撮影したこの写真がとても新鮮だったからです。綺麗に撮影することももちろん大事ですが、休日のお散歩写真は少しくらいアバウトな方が楽しいのです。
撮影日は曇りのち雨という天気でしたが、雲の切れ間から光が差してきたのでフィルムシミュレーションをPro Neg.Stdからよりコントラストの強弱を楽しめるモノクロのACROSに変更しました。
非常に美しいモノクロ表現をしてくれるフィルムシミュレーションだと思います。
ベースとなっているACROSは現在でも販売されているフィルムで、世界最高の粒状感と言われているフィルムです。スタンダードの他にイエロー、レッド、グリーンのフィルターも用意されており、様々な表現を可能してくれます。
モノクロ好きの方には是非お勧めしたいフィルムシミュレーションです。
いかがでしょうか。冒頭で書かせていただいた、唯一無二のカメラというのはご理解いただけたかと思います。
フィルムライクな撮影体験を提供してくれるLCDモニター、ハイブリットビューファインダーなどのFUJIFILMの強いこだわりを感じることができます。
また、チタンを使用したボディは、とても手に馴染み撮影する楽しみを与えてくれるカメラだと感じました。
皆様も是非、お散歩やスナップの相棒にX-Pro3はいかがでしょうか。
↓↓今回使用した機材はこちら↓↓