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【FUJIFILM】スナップ派の私が初めて望遠レンズを持ち出した日【XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR】

【FUJIFILM】スナップ派の私が初めて望遠レンズを持ち出した日【XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR】

冬がますます深まってきたとある日のこと、多摩川沿いを歩いていると水鳥の群れが飛来していました。最近この地に引っ越してきた筆者は、初めて目にする光景に感激し、思い切って野鳥撮影をしてみようと決心しました。

これは、そんなスナップ撮影を主にしてきた筆者の、望遠レンズデビューのお話です。


FUJIFILMからラインナップされているレンズの中で、今回は「XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR」を選択し、手持ちで撮影をしてみました。

まずは1羽目、「ダイサギ」です。ペリカン目サギ科に分類される鳥で、真っ白な羽毛と黄色い嘴、黒い足が特徴的です。S字型に曲がった首は、水中の魚を捕食する際に役立ち、頭を水中目がけて突っ込んで捕食します。

そろりそろりと忍足で餌を探しています。流れの穏やかな流域のため、水面に移し鏡のように映っていて、睨めっこしているみたいにも見えます。

しばらく撮影していたら、頭上を群れが飛んでいきました。咄嗟に撮影して、クロップしてみたものが上の写真です。大きな羽の見事な並びと、器用に折り畳まれたS字の首がしっかりと写っていました。柔らかそうな質感まで再現されています。

2羽目は「アオサギ」です。最近だとスタジオジブリの「君たちはどう生きるか」に出てきたキャラクターのモデルと言えば馴染みがあるでしょうか。先ほどのダイサギと違い、羽や頭部に模様が見られ、警戒心が強いよう。近づくと逃げてしまう個体が多かったため、かなり遠くから撮影しました。

どことなく後ろ姿に哀愁を覚える、そんな背中をしていました。

使用したボディは普段スナップ撮影に使っている「X-Pro3」だったため、ボディ内手ぶれ補正のない機種でしたが、「XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR」のレンズ内手ぶれ補正の効きが良く、暗がりでシャッタースピードに余裕の無いタイミングでもしっかりと撮影出来たことが印象に残っています。

3羽目は「コサギ」です。ダイサギより一回り小さいため、最初はダイサギの幼体かと思っていました。調べてみるとこの体長で大人サイズであり、ダイサギとの違いは黒い嘴と足先が黄色いのが特徴です。夏になると頭の後ろに長い2本の冠羽が生えるそう。また背中の羽がクルッとカールしたように巻き上がっているのも見えますでしょうか。

正面のカットと逆光に照らされたカットです。頭部や嘴、羽に至る全体的な線の細さが印象的でした。

普段は単焦点レンズをメインに使用している筆者ですが、「XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR」の描写力には驚きました。レッドバッジのXFレンズは過去に使用したことがありましたが、フルサイズ換算150-600mmの幅広いズーム域を持ちながら、ここまで被写体の質感や色味を再現できていることに驚きです。

先ほどから頭上を通過していく水鳥の群れ、どこか一か所を目指して飛んでいる様にも思えます。飛んで行った方へ向かってみると…

いました。群れです。

画角には収まっていませんが、この前後にも群れが広がっており、50m以内に100羽以上は確認できます。ダイサギやコサギが主ですが、時折アオサギやカルガモ、カワウなども見られました。

どうやら共通の餌場の様です。多摩川沿いではこうした水鳥の群れは冬の風物詩であり、例年は12月半ばごろから見られるそうです。

4羽目、最後は「カルガモ」です。公園の池や川などで1年中見られる鳥です。こうした季節によって移動をしない鳥のことを「留鳥(りゅうちょう)」と呼ぶそうです。写真では川底の餌を取るために、お尻を振りながら頑張っていた姿が可愛らしく、思わず撮ってしまいました。

餌を取り終えゆったりと泳いでいたかと思えば…

水から上がって羽繕いを始めました。仕草がとても可愛く、何カットも撮ってしまいました。上の写真ではたまたまシャッタースピードが低速になっており、身震いしたカルガモが残像となって写りました。ミスショットかもしれませんが、個人的には気に入った1枚です。


いかがでしたか。拙いながらも個人的には大満足の撮影でした。レンズを付け替えると見える世界が変わる、そんな当たり前のことを改めて実感させられる体験でした。

最後に、「X-Pro3」と望遠レンズの組み合わせについてですが、筆者の感覚としてはアリだと思います。レンズが多少なりとも重量がある分、グリップの深いハンドリングの良いボディが好ましいかと撮影前は考えていました。ですが1〜2時間の撮影の中で、ボディを含めた総重量が軽い方が負担にならず、結果的に疲れずに撮影することが出来ました。

筆者のように普段はスナップ派の方々にも、是非お試し頂きたいと思います。


▼ 今回の使用機材 ▼


 

 

 

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年01月08日 17時00分 ]

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