今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年の冬は、去年の冬の今頃より寒いような感じがします。
その気候を覚悟で定番の都市公園へ行きました。
いつもだと、この時期は「ロウバイ」や「早咲きの梅」が日当たりの良いところでは咲き始めかなと思ったのですが、まだでした。
そうなると、ひときわ目立ったのは、遠くに見えた赤い実となりました。
植物は、SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II SEL70200G2をSONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A につけて撮影してます。
「マンリョウ・万両」です。
昨年と同じところに生っておりました。
「センリョウ・千両」です。
近くに生っておりました。
詳しくは、【SONY】この季節に咲く花(42)で。
めでたいお正月の植物です。
その実たちに、一つ加えましょう。
「ナンテン・南天」です。
中国原産で、日本には江戸期以前に来ました。
和名ナンテンの由来は、中国語の音読みです。「南天」は南天竺(なんてんじく)からの渡来の意味で
南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)とも言われました。
果実です。
更に寄ります。
のど飴の名前にもなっている成分の元です。
乾燥させた実は南天実(なんてんじつ)として咳止めに使われています。
冬の野鳥にとって食べ物としても貴重です。
葉っぱです。
更に寄ります。
南天葉(なんてんよう)または南天竹葉(なんてんちくよう)という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用があります。
微毒成分(シアン化水素など)が含まれており、食品の防腐に役立つ為、赤飯に添えられたり、折詰めに添えられたりしました。
私も田舎で、お赤飯を貰ったときこの葉っぱが添えられたのを思い出しました。
基本的、全草が毒の成分を持っている植物ですが、その中の成分を上手く使って薬にします。
特に問題ないと文献には書いておりますが、極端な多食、多飲は、やめた方が良いと思います。
但し、ナンテンの名の響きが「難転」~難を転じて福となす~に通じることから、縁起の良い木としてお正月のお飾りにも使われています。
ここからは、、この撮影をしていると出会った野鳥を紹介します。
撮影は、SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5にTAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXD A057S (ソニーE用/フルサイズ対応)でしてます。
まずは、「メジロ」です。
この日は、大変寒くで、丸くなってました。
「アオジ」です。
これも、寒くって、丸くなっています。
「モズ」です。
雌の様です。
もちろん、寒くって、丸くなっています。
ちなみに、なぜ丸くなるのか。
毛を逆立てて羽と羽の間にたくさんの空気を含ませて、熱が逃げるのを防いでます。
私は、油を蓄えて太るのかと思ったのですが、実際は太ってません。
そう、見えるだけの様です。
インフルエンザも猛威を振るっております。
野鳥達も寒がっております。
暖かくして、お過ごしください。
【参考文献】
改訂版散歩で見かける街路樹公園樹 庭木図鑑 葛西愛(著)三省堂
フィールドベスト図鑑17巻 日本の薬草 監修: 矢野 亮 出版社: 学研
葉っぱで見わけ五感で楽しむ 樹木図鑑ネイチャー・プロ編集室 (著, 編集), 林 将之 (監修, 写真)出版社 : ナツメ社
樹皮ハンディ図鑑 梅本浩史 出版社 : 永岡書店
フィールド・ガイドシリーズ23 葉で見わける樹木 増補改訂版23 (小学館のフィールド・ガイドシリーズ)林 将之 (著)出版社 : 小学館
鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670 永井真人 著 茂田良光 監修 文一総合出版
新分類改訂版 野鳥図鑑 樋口 広芳 (監修), 柴田 佳秀 (著), 戸塚 学 (写真)出版社 : 日本文芸社
フィールドベスト図鑑 4巻 花木・庭木 学研
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。