Leica Boutique MapCamera Shinjukuは皆様の多大なる「ライカ愛」のおかげで12周年を迎えることができました。
今回は特別企画ということでLeica好きのスタッフ2名が、数多くあるLeicaレンズ50mmの中から厳選して一押しレンズをご紹介します。
個性的なレンズを前に、Leica愛溢れるトークが止まらないスタッフたち。なぜそのレンズを選んだのか動画内で詳しくご紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。
本編動画
動画チャプター
00:00 オープニング
00:59 それぞれの1本目
05:18 2本目
08:08 3本目
11:24 4本目
15:00 5本目
28:08 まとめ
28:38 エンディング
最初に選んだレンズ
2人が最初に選んだレンズは「Leica ズミクロン M50mm F2 沈胴」と「Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM」です。
1954年に発売された「Leica ズミクロン M50mm F2 沈胴」はクラシカルな外観で、沈胴式という点が特徴のレンズです。
解像感・コントラスト・柔らかさ全てのバランスが良く、当時のLeicaの技術を注ぎ込んだ1本となっています。
対して「Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM」は現行で買うことができ、一見親しみやすいと思いきや写りに一癖あるレンズです。
フォーカスシフトがあったり、コントラストと解像のピークがずれているので、ピントを合わせるのが大変難しい作りになっています。ただ、絞ることでそのずれは解消していき、美しい写りを見せてくれます。
2本目
2本目に選んだレンズはこちら。
「Leica ズマール L50mm F2 先黒クローム」と「Leica ズマリット L50mm F1.5 前期」です。
「Leica ズマリット L50mm F1.5 前期」は1954年にMマウントタイプが登場し、大口径レンズの先駆けとなりました。
「Leica ズマール L50mm F2 先黒クローム」は外観でもわかる通り、レンズ先端が黒くなっているので先黒と名前についています。
ズマール 50mm F2は様々なモデルが存在しており、「Leica トロッペン ズマール L50mm F2」という熱帯地方向けに供給されたズマールも存在します。
3本目
続いて3本目がこちら。
「Leica ズミクロン M50mm F2 3rd ブラック」と「Leica ズミルックス M50mm F1.4 ASPH. (6bit) シルバー」です。
先にご紹介した「Leica ズミクロン M50mm F2 沈胴」は初代(1st)でこちらは3世代目となります。
初代が登場した頃はモノクロフィルムが主流でしたが、1960年代頃からカラーフィルムが主流になっていきレンズも最適化されていきました。
3rdは唯一ノブがついていることも特徴です。
「Leica ズミルックス M50mm F1.4 ASPH. (6bit) シルバー」はスタッフがライカのレンズは本当にすごい!と感じさせた一本で芯がありつつ、非常に綺麗なボケを楽しむことができるレンズです。
4本目
今回の動画のために多くの50mmレンズをご用意させていただきましたが、なんと4本目は2人共同じレンズを選びました。
スタッフA「人生で1回は欲しいと思うレンズ」
スタッフB「これは、買いだな。絶対に使った方がいいレンズ」
と言わせるほどオススメの1本です。
それがこちら、「Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical VM(ライカM用)」です。
2人がどういった点でオススメするのか、ぜひ動画をご覧ください。
最後に選んだのは
最後にオススメする50mmはこちら。
「Light lens lab M NOCTILUCENT 50mm F1.2 ASPH.(真鍮鏡筒)(ライカM用) ブラックペイント」と「MS-Optics SONNETAR M50mm F1.1 MC ブラッククローム」です。
「Light lens lab M NOCTILUCENT 50mm F1.2 ASPH.(真鍮鏡筒)(ライカM用) ブラックペイント」はオリジナルの描写力を徹底的に追求した復刻レンズを提供するメーカー「Light lens lab」が生産した1本です。
オリジナルで使用している手磨きで生産した非球面レンズと同様にこちらのレンズも手磨きで生産した非球面レンズを使用するという、生産方法まで再現して生産されたレンズです。
最後の1本の「MS-Optics SONNETAR M50mm F1.1 MC ブラッククローム」は、ボケ味はゾナータイプの特徴そのままに、放射状のクセが楽しめるレンズです。
「MS-Optics」が生産するレンズは個体ごとにそのレンズについて、まるでカルテ(診療記録)のように細かく記載された手書きの説明書がついていることが大きな特徴になっています。
まとめ
数ある50mmの中から2人のスタッフが選んだ珠玉のレンズを熱い想い、マニアックな話を交えてご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
動画を見て「気になる!欲しい!」