
Nikonから待望の新製品「Z5ll」が発表されました。
Z5IIは、上位機種の優れた撮影機能・性能を継承しながら、暗所をはじめとした幅広い撮影シーンへの対応力がさらに向上したモデルです。
パワフルな撮影性能とフルサイズならではの豊かな表現力を楽しみながら、自分らしい表現に没頭できる1台です。
そこで本連載では発売日に先駆けNikonフロアスタッフが選ぶオススメカメラを紹介してまいります。
今回紹介するのは「Nikon Z5」と「NIKKOR Z 85mm F1.8 S 」の組み合わせです。
2020年 8月28日 に発売された「Nikon Z5」は「Nikon Z5II」の前モデルにあたる機種です。
Zシリーズとしては3台目にあたり、Zシリーズのフルサイズとしては基礎的な初級機に当たります。
「Nikon Z5」はシャッタースピード5.0段分のボディ内手ブレ補正を搭載し、防塵防滴のシーリングもしっかりと施されています。
この機種以降から給電対応が可能になったので長時間の運用に不安がなくなっているのもよい点かと思います。
また、それまでのZ6/Z7がSDカードを使用できなかった面もあり、Nikonのミラーレスカメラに興味を持っていた方には導入しやすい点であったのではないでしょうか。
「NIKKOR Z 85mm F1.8 S 」は中望遠領域の中でもポートレートなど被写体を浮かび上がらす描写に優れ、光学性能に不足なくボケや逆光耐性にも良好な魅力的なレンズになります。
撮影地は「佐倉ふるさと広場」になります。「佐倉チューリップフェスタ2025」が開催されていたので足を延ばして見ました。
関東最大級の規模で約100種類60万本程のチューリップが広大な敷地一面に咲き誇る光景に出会うことができます。
この会場である「佐倉ふるさと広場」には、佐倉市制40周年となる1994年に風車「リーフデ」が建てられました。
オランダ人技師によって設計された本格的なオランダ風車となるそうです。
風車が季節ごとの花畑と重なり合う景観は素晴らしく、夏にはひまわり、秋にはコスモスが広い敷地に見渡す限り楽しむことができます。
「Nikon Z5」はZシリーズのフルサイズ機種の中で一番コストパフォーマンスに優れた機種であり高価になりがちなフルサイズ機の中でも価格を抑えて運用できるのがこの機種の魅力となります。
最新の機種の性能を比較してみると一世代前の内容になるのですが、実際に撮影してみると豊富な光量が得られる大口径Zマウントのメリットを活かした高画質が期待できる機種となり、「NIKKOR Z 85mm F1.8 S 」のような高品位のレンズの臨場感あふれる解像感や被写体を際立てる大きなボケ味を楽しむことができます。
有効画素数は2432万画素であり、基礎的な初級機にあたる「Nikon Z5」でも明るさ、解像度、ピント精度、ボケの美しさを十分に堪能できるのは魅力です。
Zシリーズの特長の一つともいえる光学ファインダーに迫るほどのビューファインダーの自然な見えやすさは「Nikon Z5」でも健在です。
一眼レフカメラから乗り換えられる方にもお勧めできるクオリティーがあるかと思います。
今回のチューリップフェスタはとても広い会場で広角のレンズで撮影することも考えましたが、中望遠レンズにあたる「NIKKOR Z 85mm F1.8 S 」を使用してみました。
圧縮効果による花々の密集感と被写体を浮かび上がらせる描写は華やかなチューリップの撮影にはとても向いているかと思います。
至近距離から遠景にかけての解像性能は目に見えて素晴らしく、撮影距離に関わらず滑らかなボケ質が魅力的です。
逆光耐性もかなり良好ですので日の傾く夕景などでも、ためらわず撮影できるでしょう。
コストパフォーマンスに優れながらも、Zレンズのパフォーマンスを損なわず素晴らしい画質を得られる機体であるのが「Nikon Z5」であるかと思います。
Nikonのミラーレスカメラの世界に踏み出す一歩として、「Nikon Z5」をご検討されてみてはいかがでしょうか。
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