
【SIGMA】GWの撮りたいを全てこの一本で「Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS」
皆様、今年のゴールデンウィークのご予定はお決まりでしょうか。
テーマパーク、動物園、水族館などおでかけはもちろんの事、実家への帰省を検討されている方もいらっしゃると思います。
MapTimesをご覧いただいている皆様は、ゴールデンウィークの過ごした思い出をいいカメラでしっかり収めたい!とお考えの方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、SIGMAから4/24に発売予定の「Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS」
Eマウント史上初の18.8倍のズーム比を有した高倍率ズームレンズです。
こちらのレンズを持ち出して動物園への撮影に赴きました。実際の使用感などを作例と共にご紹介できたらと思います。
今までの自分の動物園写真の撮影スタイルと言えば、いわゆる望遠レンズなどと言われるような重量1~2㎏弱ある大きいレンズにフルサイズのボディを組み合わせ、そしてそれをカメラバッグにパンパンに詰めて、決意と共に重い腰を上げ気合を入れて赴く、そんなイメージで撮影に臨んでいました。
しかし今回はそんな状況とは打って変わって、一言で表すのであれば非常に軽装。持ち出したのはカメラとレンズ一本。文字にだけ起こすと普段持ち出している組み合わせと分からないのですが、今回は中身が全く違います。
そのカメラを入れたバッグは普段街撮りにちょっと持ち出す単焦点レンズとカメラボディを入れるカメラバッグにレンズをマウントしたまますっぽり。おまけにその中に財布までしまうことが出来、自分の感覚ではこれから動物園に写真を撮りに行くような様子では全くないそんな状況。
最初、赴いている時は正直少し不安がありました。いつも通り撮れるのだろうか、何か足りないかもしれない、こんなに荷物が軽いのだから。そんな不安に駆られながら現地へ到着。
ちょっと曇り気味ではありますが、おおむね晴れ。写真を撮るにはバッチリなコンディションの天候でした。
組み合わせたカメラはα6700、連写と高速AFが魅力のAPS-Cモデルです。
長々と前置きが長くなってしまいましたが、まずは象の顔を300mmにしてドアップに撮影した写真から。本レンズの焦点距離である16‐300mmをフルサイズに換算すると24mmから450mmとなり標準の広角域から超望遠一歩手前くらいの望遠域まで一本でカバーできていることが分かります。この焦点距離域を従来のレンズ群で揃えるとなると、レンズは最低でも二本以上そして重量はかなりの物になることは想像に難くありません。
肉眼で見るとかなり小さく、背景に紛れてしまい探せなくなるほどの距離にいたトラを先ほど同様、最大300mmまでズームをして撮影を行いました。
AFはスムーズ且つ正確でこういったシチュエーションでもしっかりと瞳を検出することが出来ました。
アカアシドゥクラングール(上)、アビシニアコロブス(下)
小型の霊長類の撮影もこのレンズであればここまで大きく写すことが可能です。太陽の光がアイキャッチライトとして瞳に写りこんだので非常に凛々しい雰囲気の写真になりました。
望遠レンズを使っている時の一番の悩みが被写体が結構近いときです。アムールヒョウ(上)のように離れた位置に被写体がいる場合特に不便なく撮影を行うことが出来るのですが、ツシマヤマネコ(下)のように檻の目の前にいたりすると望遠レンズでは近すぎてピントが合わないことがしばしば。そういったときは標準ズームに付け替えたりして撮影を行うのですが、間に合わずそのまま被写体がスッとどこかに移動してしまう、なんてこともありました。
反面、こちらのレンズであればそのまま寄り引きを変えられるのはもちろん近い距離の被写体でも、AFが動作してしっかりと瞳にピントを合わせることが出来ました。
AFの動作、利便性、ここは申し分ない性能であると感じましたが気になる描写の部分についても記載していきます。
結論から申し上げてしまいますと、ズームレンズである点もっと言うと高倍率ズームであるという点を考慮した場合、非常に優れた描写力であると感じました。
パソコン等で拡大して確認した時、テレ端300mm側の描写力が少し甘くなりやすい傾向にある印象を受けました。またここは好みの部分もありますが、ボケの描写が少し硬い印象。
しかしながら、ズーム比18.8倍の高倍率ズームであると考えた場合、今回の結果は非常に素晴らしいの一言に尽きます。テレ端側を用いていない作例に関しては標準ズームレンズに匹敵するシャープさを見せてくれることもあり、さすがシグマのレンズであると改めて感じることが出来ましたし、実際問題気になったテレ端側の描写についても家に持ち帰ってパソコンで拡大を行ったときに特に気になった程度で確認するまでは分からないレベルのクオリティでした。
最後はチンパンジー親子の写真です。
帰路につく準備をしつつ、フラッと観察をしていると赤ちゃんのチンパンジーがいるではありませんか。しまい始めたカメラを再びサッと構えて、グッと300mm側までズームをして撮影と観察を続けますと、どうやら木を登ろうとしている様子。
さすがの身体能力で赤ちゃんながらスイスイと登って行き、登り切った先にはもう一頭のチンパンジーがおりました。
毛の状態などを見ているとかなり高齢のチンパンジーであることが分かります。おそらく人間でいうところの孫と祖父くらいの関係性でしょうか。
赤ちゃんチンパンジーはこちらのチンパンジーに抱っこをしてもらいに行ったようです。
グッと抱き着き、そのままじっとしている様子に非常に癒されたのと同時に子供のころゴールデンウィークに父の実家に帰省をした時に、祖父母にたくさん構ってもらっていたことを思い出しました。
いかがでしょうか。
今回は「Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS」をα6700にマウントして動物園での写真と共にご紹介させていただきました。
小型・軽量で取り回しが効く本レンズはゴールデンウィークのような行楽シーズンを過ごすのにピッタリのレンズだと思います!
発売日は4/24、来るゴールデンウィークに向けて、ぜひご検討ください。
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