
ついに発表された「Xシリーズ」最新モデル「X half (FUJIFILM X-HF1、以下X half)」
独自の色再現技術によるフィルムライクな描写と、わずか240gの小型軽量ボディを両立した注目のコンパクトデジタルカメラです。
2025年5月23日(金)〜25日(日)の3日間、下北沢・BONUS TRACKにて開催される製品体験イベント「シモキタシャッター -話す。撮る。遊ぶ。カメラでつながる-」で、「X half」(エックスハーフ)のタッチ&トライやセルフポートレート撮影、レンタル体験など多彩なコンテンツが開催されます!
今回は待望のコンパクトデジタルカメラ「X half」を、発売に先駆けて一足早く体験させていただきました。
独自の色再現と軽量設計を実現した話題の新モデル。実際に手に取って、その魅力をじっくり感じてきました。
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はじめに
2025年6月下旬に発売予定のコンパクトデジタルカメラ「X half」は、クラシカルなフィルムカメラを彷彿とさせる外観と、独自の色再現技術を搭載した今注目の1台です。
今回は、そんな話題の新製品を発売前に一足先に体験する機会をいただきました。手のひらサイズの軽量ボディに、懐かしさと新しさが融合した撮影体験。実際に触れてみて感じた魅力を、デザイン・操作性・機能面などさまざまな視点からレポートいたします。
フィルムライクな写りや操作感を楽しめるコンパクトデジカメをお探しの方、そして「X half」が気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
外観・カラー展開
ボディカラーは、チャコールシルバー・ブラック・シルバーの3色展開。
クラシックカメラを彷彿とさせるデザインは、見た目もフィルムライクでとてもかわいらしく、持っているだけで気分が上がる一台です。3色展開の中でも、特に注目したいのが「チャコールシルバー」。
往年のフィルムカメラを思わせる絶妙なトーンと質感で、メカニカルな雰囲気を残しつつも現代的なミニマルデザインに仕上がっており、銀塩機好きにはたまらない仕上がりです。
マットな質感と微細な光沢が織りなすチャコールのニュアンスは、単なるレトロ感ではなく、確かな“プロダクトとしての佇まい”を感じさせます。
ハーフサイズカメラをモチーフにしたデザインで、どこか懐かしくも新しい雰囲気の「X half」。
写真をもっと身近に、もっと自由に楽しんでほしいという想いが込められており、写真愛好家はもちろん、これからカメラを始める方にもぴったりの一台です。
搭載されているのは、裏面照射型の1インチセンサー。レンズは35mm判換算で約32mm相当、開放F値はF2.8です。
焦点距離は、あの「写ルンです」と同じ画角で、自然な遠近感とどこか懐かしい写りが楽しめます。日常を気軽に切り取るのにぴったりな、親しみやすい仕上がりです。
このカメラ最大の魅力は、どこか懐かしさを感じさせる、フィルムカメラを思わせる外観と操作感にあります。
背面には2つのディスプレイが搭載されています。
左側の小さなモニターは、まるでフィルムカメラの裏蓋からパトローネが見えているような演出が施されており、実際に「使用フィルムの銘柄を確認する窓」のように、現在の設定をさりげなく表示するユニークな仕様です。
メインモニターには、縦構図に最適な3:4のアスペクト比を採用。
さらに、光学ファインダーも縦型を採用しており、スナップ写真や動画撮影の際にも、縦構図の世界を存分に楽しむことができます。
また、軍艦部右手には、フィルムカメラを彷彿とさせる「フレーム切り替えレバー(巻き上げレバー)」を搭載。
このレバーは、後述する「フィルムカメラモード」と「2-in-1モード」でそれぞれ異なる使い方ができるユニークな設計となっています。
ただシャッターを切るだけでなく、撮影のプロセス自体をじっくり味わい、「写真を仕上げる楽しみ」まで体験できる、そんな遊び心あふれる一台に仕上がっています。
懐かしさと新しさが融合した、新感覚のカメラ体験がここにあります。
注目のフィルムカメラモード
「フィルムカメラモード」は、撮影画面を上から下にスライドすることでモード選択画面が表示され、そこから「フィルムカメラモード」を選ぶことで起動できます。
このモードでは、1枚撮影するごとに右手側にある巻き上げレバーを手動で回さないと次の写真が撮れないという、まさにフィルムカメラさながらの仕様になっています。
1枚1枚の撮影にしっかりと向き合い、シャッターを切る楽しさを再確認できる、味わい深い撮影体験を楽しめます。
2-in-1モード
「フィルムカメラモード」を使用していない通常撮影時でも、フレーム切り替えレバーを引くことで、2枚の縦構図の写真を1枚に組み合わせたような表現が楽しめる「2-in-1」機能が利用可能です。
この機能により、まるでハーフサイズカメラで撮影したような、ストーリー性のある組写真を簡単に作ることができます。
さらに、フィルムカメラとの大きな違いとして、動画も組み合わせ対象にできる点が挙げられます。
静止画と動画を並べて記録することもでき、新たな映像表現の楽しさが広がります。
フィルムシミュレーション
本機には、さまざまな色調表現を楽しめる13種類の「フィルムシミュレーション」が搭載されています。たとえば、忠実な色再現とメリハリのある階調が特長の「REALA ACE」、カラーネガフィルムのような懐かしさを感じる「CLASSIC Neg.」など、気分や被写体に合わせて“フィルムを選ぶ”感覚で多彩な色表現を楽しめます。
さらに、やわらかな粒状感を加える「グレインエフェクト」や、撮影日を写真に記録できる「デート機能」も新たに追加。より一層フィルムカメラに近い温かみのある撮影体験が可能です。
また、ライトリークやハレーション、期限切れフィルム風の3種の「撮影体験フィルター」に加え、instaxシリーズで人気の二重露光など8種類の特殊フィルターも搭載。デジタルでありながらアナログらしい写真表現を楽しめる仕様となっています。
なお、フィルムシミュレーションの切り替えは、背面モニター左側の“フィルム画面”を指で上下にスライドすることで簡単に変更可能。直感的な操作で、撮影中でも気軽に色表現を変えられるのも魅力です。
アプリのご紹介
このカメラ専用のアプリである「X half」も用意されました。スマートフォンへの静止画・動画の転送はもちろんのこと、撮影した画像をギャラリー形式で鑑賞できるほか、発売済みのInstax Linkシリーズを使用してチェキフィルムへのプリントが可能です。また先ほどの2-in-1機能の組写真をアプリを介して作成することも可能です。お気に入りの2枚の写真や動画を並べて出力することができます。
撮影後は専用アプリを通じてコンタクトシートが自動生成され、失敗カットも含めて“1ロール”として楽しめる仕様になっています。
コンタクトシートとは、フィルム写真を現像に出した際に1本のフィルムに収めた全コマを一覧で確認できるシートで、フィルムユーザーにはおなじみの存在です。
この「X half」では、デジタルでありながらフィルムカメラの撮影体験を再現しており、巻き上げの操作やモニター非表示での撮影など、まさに“撮る楽しさ”を感じられる設計になっています。
フィルムカメラに慣れ親しんだ方にとっては、懐かしさと驚きが同居する体験に。
また、フィルム未経験の方にとっても、新鮮で奥深い写真の世界に触れられる絶好のきっかけになることでしょう。
フィルムの価格高騰や入手困難といった現状を踏まえても、この「X half」はすべての写真愛好家に向けた、新たな撮影スタイルの選択肢として大きな注目を集めそうです。
さいごに
フィルムカメラの温もりと、最新のデジタル技術を融合させた「X half」。
写真を“残す”だけでなく、“楽しむ”ための一台として、きっとあなたの日常に新たな彩りを加えてくれるはずです。
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