
2025年5月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
新品デジカメ5月ランキング | |||
1位 | FUJIFILM | X100VI | コンパクトデジタルカメラ |
2位 | Nikon | Z5II | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | FUJIFILM | X-M5 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
5位 | RICOH | GR IIIx | コンパクトデジタルカメラ |
6位 | Canon | EOS R6 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | Nikon | Z50II | ミラーレス一眼カメララ |
8位 | SONY | α7C II | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | Canon | EOS R50 V | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | FUJIFILM | GFX 100RF | コンパクトデジタルカメラ |
『FUJIFILM X100V』Iが、前回初登場1位を獲得したNikon Z5IIを抑え首位に立ちました。2025年2月以来の1位返り咲きとなります。
ただこれまで何度もご説明しているように、依然ご予約が承れない状況が続いてしまっています。
供給が安定しないこともあり、入荷があった時点でその数だけご注文をお受けする形となっています。
2024年3月末の発売から結構日にちは経っていますが、衰えることのない人気ぶり。入手困難なこともその人気の後押しになっているようです。
1ヶ月で1位の座を明け渡してしまった2位『Nikon Z5II』ですが、販売数的にはかなりの数です。競う相手が悪かったとしか言いようがありません。
発売月、大変な数のご予約に対し潤沢な供給数を示してくれたNikon。その後も安定した供給で、我々の期待に応えてくれています。
内訳を見ると、ボディ単体の方がレンズキットに比べ圧倒的に販売数が多い結果となっています。
新規のご購入より、前モデルなどからのお買い替えの方が多いということか。
フラッグシップモデルZ9やZ8の性能を引き継いだ中級機として、今後も高い人気を維持してくれそうです。
3位には『FUJIFILM X-M5』が入りました。
発売月2024年11月は3位、翌12月に2位と好調な滑り出しを見せたX-M5でしたが、その後供給不足に陥りランキングも低迷。一時ランク外に落ちてしまうほどでした。
前回4月途中には新規のご予約を承ることができなくなり、X100VIと同様に入荷した数だけご注文を受けるという形になりました。
前回は5位、今回まとまった入荷があり3位に位置する結果に。このことからも、まだまだ高い人気を持っていることが分かります。
これから夏の行楽シーズンに向け、手軽に動画撮影を始めるのにも適した機体としてますます需要も高まりそうです。是非とも供給が安定することを願うばかりです。
4位『GR III』、5位『GR IIIx』とお馴染みのRICOHのロングセラー機が並びました。
どちらも発売からかなりの月日が流れていますが、それでもこうして上位に入る人気の高さは驚異的とも言えます。
ただこちらもX100VI同様、入手困難な状況が人気を高める要因となっていることは確かなようで、このところその傾向がより顕著になっています。
入荷数だけご注文を募ると、両機ともあっという間に規定数に達してしまいます。
そのような中にあって、5月22日RICOHから新製品GR IVの開発に関する告知がなされました。
発売時期は2025年秋の予定ということですから、まだ少し先となりますが、何と言っても待望の新製品です。
はたして新機種登場の前に今の供給不安定な状況は解消されるのでしょうか。
次の機体まで購入を控える方も出てくることが予想されます。今回の発表がランキングにどう影響するか。今後の動向に目が離せません。
前回久々のランクイン(同数7位)を果たした『Canon EOS R6 Mark II』が、今回1つ順位を上げ6位に入りました。
Canonのスタンダードモデルとして、再び注目を集めるようになってきたか。
上位機EOS R5 Mark IIは、前回同様ランク外に。昨年度大活躍の機体ですが、高額機ゆえ長期間ランク内に留まるのは難しいようです。
7位に『Nikon Z50II』。前回10位と急降下してしまいましたが、今回少しだけ盛り返してきました。
やはりフルサイズ/FXフォーマット機Z5IIの方に人々の関心が移ってしまった感があります。
APS-Cサイズ/DXフォーマット機ながら、フラッグシップ機Z9のハイスペックを継承する機体だけに、まだまだ人気に翳りが出てしまうには早過ぎます。今後のさらなる巻き返しを期待したいところです。
このところ元気のないSONY勢。今回もランク内は8位の『α7C II』のみという結果に。
キャッシュバックキャンペーン終了前の駆け込み需要も、販売数を伸ばすには至りませんでした。
そんな中、ひとつ話題として挙げられるのが、長く品薄状態が続いていたα1IIが5月終盤ついに「在庫あり」表記に。
今回は15位でした。はたして次回6月のランキングでランク内に入ることが出来るか。高額機ですが話題性の高い機体だけに、SONY勢復活の起爆剤となってくれるでしょうか。
9位に『Canon EOS R50 V』が入りました。今回唯一ランクインした新製品、5月30日と月末の発売開始でしたが奮闘しました。
こちらはCanon ミラーレスカメラの新シリーズ、「EOS V series」の機体として登場。EOS R SYSTEMの強みを活かしながら、さらにクリエイティブな動画機能を提供するシリーズとなるようです。
小型・軽量ボディーを実現し、さらに放熱性の高い設計により、温度上昇に起因する撮影時間への影響を低減するなど、長時間の撮影やライブ配信にも適した仕様になっています。
クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K30P動画撮影に加えて、4K60P(crop)の動画撮影が可能。
EOS R SYSTEMでは初となる14種類のカラーフィルターや、CINEMA EOS SYSTEMに採用されているプロの映像制作者向けの画作り機能「カスタムピクチャー」を搭載。多彩な映像表現を楽しめます。
価格帯的には、今回3位のFUJIFILM X-M5と競うことになりそう。月末発売ながら9位に入った勢いが次回以降も持続するか、注目です。
10位には、『FUJIFILM GFX 100RF』。前回初登場3位から順位を大きく落としてしまいました。
発売当初から供給不足に陥り、ご予約された方全てに行き渡るのに時間を要している状況です。
前回から引き続きブラックの人気が高く、ご注文数・販売数ともシルバーを大きく上回っています。
1億200万画素ラージフォーマットセンサー搭載ながら、質量約735gの軽量ボディ。旅行のお伴にも最適なサイズですので、これからの行楽シーズンに向けさらに需要が高まりそうです。
供給不足が解消されれば、再び上位に来ることも十分に考えられます。
中古デジカメ5月ランキング | |||
1位 | RICOH | GR IIIx | コンパクトデジタルカメラ |
2位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | RICOH | GR III | コンパクトデジタルカメラ |
4位 | Nikon | Z50II | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | SONY | α7IV | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | Nikon | Z f | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | Nikon | Z fc | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | FUJIFILM | X-T5 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | SONY | α7C II | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | SIGMA | fp | ミラーレス一眼カメラ |
『RICOH GR IIIx』がSONY α7IIIを抑え、中古ランキング1位の座を獲得しました。
また、兄弟機『GR III』も前回同数5位から3位に順位を上げるなど、RICOH勢の好調ぶりが目立つ結果となりました。
新品ランキングでもお伝えしているように、どちらも新品が供給不安定な状態で新規のご予約が受け付けられない状況が続いています。
そのため、マップカメラでは買取をさらに強化。中古商品の確保に努めてきました。
前回4月からその成果が出始め、GR IIIxが2位、GR IIIが5位に入り、そして今回ついにGR IIIxの1位獲得に至ったという次第です。
ただ、それでもまだ中古商品の在庫が潤沢になったわけではありません。
どちらの機体もネットに掲載されるや売れていき、店頭に陳列される前に完売となってしまっています。
常に豊富な在庫数を持つα7IIIと競い合うのは大変なこと。
今回の新製品開発のニュースが中古商品の在庫数にどのような影響をもたらすか、その動向も気になるところです。
そのRICOH勢に挟まれる形で、2位に『SONY α7III』。
2位とはいえ、販売数は前回1位を獲得した時とそう大きく変わるわけではありません。
相変わらずの根強い人気を誇っています。
先に述べたように、RICOH勢の中古商品数の確保が難しければ、すぐに1位に返り咲く可能性を持っています。
4位に『Nikon Z50II』。そう先代Z50ではなく、昨年12月発売のZ50IIがまさかの中古ランキング4位に入ってきました。
発売から半年足らずでのランクイン、それもこんな上位に入ってくるとは、本当に驚きです。
新品ランキングでも浮き沈みの激しい動きを見せていました。
それまでの上位から前回10位に急降下、今回も7位という成績。フルサイズ/FXフォーマット機Z5IIの登場が少なからず影響しているのでは、と述べました。
中古ランキングでここまで上位に来るということは、それだけ商品在庫数も豊富ということです。これもZ5IIへの買い替えなどが考えられますが、はたして。
まだ新品との価格差はごく僅かですが、WEB限定でのポイント還元が中古を選ぶ決め手となっているようです。
ちなみに前回4位でα7IIIのライバルとなるのではと評したZ50は、今回17位に沈んでしまいました。
価格的には大変お手頃、且つ同様にポイント還元がありますので、潤沢な商品数を活かし返り咲いてくることも十分に考えられます。新旧での順位争いも見られるかもしれません。
同数5位に『SONY α7IV』と『Nikon Z f』が並びました。
Nikonは直後の7位に『Z fc』を、SONYは同数8位に『α7C II』をと、ともに計3機をランクインさせる結果となりました。
そろそろ世代交代の時期では、と言い続けて久しいα7IVですが、相変わらずα7IIIを追い抜くには至っていません。
兄弟機α7C IIと人気を二分してしまっていることも影響しているか。2機の販売数を合わせるとα7IIIを上回るのですが。
Z fも中古商品数は潤沢で、安定した人気を誇っています。
新品はこの2ヶ月ランク外になってしまっています。価格差・ポイント還元などもあり、今後も中古購入が主流となっていきそうです。
α7C IIと同数の8位に入ったのは、『FUJFILM X-T5』。
新品は長らく供給不安定に陥り、ランキングに定着できない時期がありました。
最近は供給も安定していますが、すでに中古の方に購入者の目が移ってきているようです。
先に名前が挙がったα7IV、α7C II、Z fとX-T5は価格帯的にも近しいものがあります。
ご購入の主流が新品から中古に移ってきているのも同様。
今後中古ランキングでの激しい競い合いが期待できそうです。
10位に『Canon EOS R6』と『SIGMA fp』が並びました。
このところCanonの中古というと、昨年終わりに2ヶ月連続で1位を獲得したEOS R5やEOS R3などの方が目立っていました。
EOS R5はかなり人気を集めたこともあり、最近は品薄状態になってしまっています。
価格的にもより手頃で、在庫数の豊富なEOS R6に再び注目が集まるでしょうか。
前回11位と惜しくもランクインを逃したSIGMA fp。今回は10位に滑り込みました。
4月24日に発売されたSIGMA BFの影響が大きいかと。
BFは残念ながらまだ新品ランキングで名前が挙がっていませんが、かなりの話題になっていることは事実。お買い替えなどでfpの中古在庫が増え、興味を持たれる方が増えたようです。
Contemporary 45mm F2.8 DG DNとのキットも人気があるのですが、店頭ではマウントアダプターを介してより小型のLeica Mレンズを装着し楽しみたいという方も目立ちました。
新品ランキングのBFともども楽しみな機体です。
このところ各メーカーから新製品の発売や発表が相次いでいて、目の離せない状況が続いています。
新品ランキングは勿論ですが、新製品登場による中古ランキングの動きも目まぐるしく変化しています。
貴方が注目する機体が次回のランキングでどの位置に入るか、是非予測してみてください。次回もどうぞお楽しみに!