
【StepUp/SONY】フルサイズ機へのすゝめ ~α7CII~
APS-Cからフルサイズへ。広がる世界を手にしませんか?
カメラを始めて数年、APS-Cセンサーのカメラで撮影を楽しんでいるうちに、ふと感じることがありました。
「もう少し広く撮れたら。」「あと一歩下がれれば全体が入るのに。」「この風景の迫力をもっと表現したい。」
「もっとボケが大きくしたい。」「夜や屋内でも撮影を楽しみたい。」
そのような経験はありませんか。
室内での集合写真、壮大な風景、建物の全景を収めたい時。APS-Cでも十分楽しめるのですが、どこか物足りなさを感じる瞬間があるのも事実です。
その答えの一つが、フルサイズセンサーへのステップアップかもしれません。
今回は、APS-Cからの乗り換えを検討されている方に向けて、実際の撮影体験を通じてフルサイズセンサーの魅力をお伝えしていきます。
-スタッフKの場合-
▍フルサイズの機動力を街へ
都市を歩けば、光と影が語りかけてくる────
今回はSONYのコンパクトフルサイズ「α7C II」と、大三元標準ズームの中でも特に高評価を得ている「FE 24-70mm F2.8 GM II」を手に、東京湾岸エリアを歩いてきました。

-都市の表情を切り取る、24mmの広がり-
湾岸エリアの象徴ともいえる「TOKYO」のモニュメント。α7C IIのフルサイズセンサーとGMレンズの解像感が、この圧倒的なビル群の立体感と空のトーンを自然に描き出します。軽量なボディながら、しっかりグリップできる設計は、スナップ撮影のテンポを妨げません。

-カラーも質感もリアルに。ストレートな描写-
街のサインひとつにも、SONYの色再現のバランスの良さが光ります。強い日差しの中でも破綻しないダイナミックレンジ。背景のボケ感とシャープな前景描写のコントラストも、GM IIならではの立体感。

-70mmの圧縮感と、繊細な階調-
望遠端70mmでは、ビル群と橋の距離がぐっと詰まり、都市のダイナミズムをドラマチックに表現できます。晴天でもハイライトとシャドウがしっかり粘り、RAW現像の幅も広い。解像とボケのバランスに優れたこのレンズの魅力がよく出ています。

-自然の柔らかさも、美しく捉える-
人工物ばかりでなく、風にそよぐ草の質感も忠実に描くのがこの組み合わせの魅力。F2.8の開放では、柔らかなボケと緻密なディテール描写が両立。ふんわりとした背景の滲みが印象的です。

-金属と布地の質感を描き分ける-
質感表現も、このコンビならお手のもの。白い係留柱に巻かれたロープ、布の毛羽立ち、わずかなサビ。すべてがリアルに浮かび上がります。浅い被写界深度でも、ピント面の解像感は圧倒的です。

-α7C II × FE 24-70mm F2.8 GM IIは「信頼と自由」の機材-
SONY α7C IIとFE 24-70mm F2.8 GM IIの組み合わせは、圧倒的な機動力と描写力を両立した理想的なスナップセットです。
軽量・コンパクトながら、どこか「余裕」を感じさせてくれる画作り。スナップも風景もポートレートも、ひとつのボディとレンズで成立させたい人には、強くおすすめできるセットです。