
今回はXF56mm F1.2 R APDを使用し、スナップ撮影をしてきましたのでご紹介いたします。
XF56mm F1.2 R APDは他のFUJIFILMレンズにはない、唯一無二のAPDフィルターを搭載したレンズになっております。
APDフィルターとはアポダイゼーションフィルターの略称であり、中心部の透過率は高く、周辺部に向かって透過率が低くなるフィルターです。
本来設計されていたF値からすこし落ちてしまうという点には注意が必要ですが、その分前ボケ、後ボケともに柔らかくなめらかなグラデーションの生むことができます。
他に類を見ないこのレンズの性能を見ていきたいと思います。まずは外観から。 質量が405gと少し重めのレンズですが、質感と写りは最高です。
鏡筒は他のFUJIFILMと同じく金属部品を採用し、高品位な外観に仕上げられております。
オレンジ色の目盛りで実際に撮影する際のF値が刻まれています。
APDフィルターの搭載により像面位相差AFが使用できないという点に注意は必要ですが、スナップ撮影やポートレート撮影であれば問題に感じることはありませんでした。もはやこの辺りは使い慣れてくるとマニュアルフォーカスでいくらでも対応が可能かと思います。
では、撮影した写真をご覧ください。APDフィルターの滑らかなボケ感が緑の雰囲気をしっかり表現してくれます。
FUJIFILMと言えばフィルムシミュレーション
日差しが差し込んだ場所はACROSを使いたくなります。鳩がちょうど柵にいたので、狙いを定めてポートレートのように撮影してみました。
ボケ感がとてもよく、被写体が浮き立っております。積乱雲が発達し、まだ夏らしさが残る一枚。
この色味はやはりFUJIFILMならではのもの。素晴らしい発色になっています。
わざと太陽の光を入れて撮影してみました。
飛行機のシルエットも雲のディティールもきっちり残っています。
雲は常に形や明るさを変えるからこそ、その場の雰囲気を撮影したときの感動があります。その一瞬を残すということはまさに写真の醍醐味だと思います。
X-T3はフィルムシミュレーションで写真を思いのままに撮る事ができ、ボケ感の特長的なXF56mm F1.2 R APDを操ることで、最高の1枚と出会えます!
秋の空に向けてぜひお手元にどうぞ。
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