
【Canon】私にとって必要十分過ぎるからこそ、全てをこの一台に任せてもいいと思えたカメラ。
普段、私は主にポートレート撮影をしています。
そんな私が選んだ今や相棒とも呼べる存在こそ、「EOS R5 Mark II」なのです。
発売からおよそ一年経った今、改めて感じているこのカメラで良かったと思えるポイントを書いていこうと思います。
撮影をしたのは少し前。外は尋常じゃない暑さで仮にカメラが大丈夫だとしても、とても撮影出来る環境じゃないと感じるほどでしたのでスタジオを借りて撮影することに。
組み合わせたレンズは、「RF 50mm F1.4 L VCM」
このレンズは発表直後から購入を決めていたレンズの一つ。EFマウントの時から50mmはよく使用しており、R5 Mark IIに買い替えてからもマウントアダプターを用いて運用していましたが、大口径の宿命とも言える開放撮影時のピントの甘さは目を瞑らざるを得ないというのが正直なところでした。とは言え、RF 50mm F1.2 Lは本体重量がかなりあるため購入を見送っていた中、小型・軽量かつ優れたフォーカス性能を有した単焦点レンズから筆者が愛用している画角50mmが発売となったので、飛びつかずにはいられませんでした。
「EOS R5 Mark II」は約4500万画素あるいわゆる高画素機に分類されるカメラです。一見必要十分過ぎると感じるこの画素数こそ安心できるポイントの一つ。
筆者のスタイルだとポートレート撮影の時は比較的テンポよく撮り進めたい、と考えています。やはり人と人との撮影になるのでマイペースにじっくりというわけには行かない、ポージングの指示出しや細かいライトの配置等に気を配っていると撮影中の構図ってあまり気にかけていられなかったりします。
もちろん最低限の構図の意識は必要ですが、「ここをもう少し、こう・・・。」なんてじっくりやっているとやはりペースが乱れてしまいます。
そういうときは高画素機である「EOS R5 Mark II」のメリットを活かし、トリミング等を行って調整を行います。
私がよく調整を行うのが水平や写り込み等の調整。レスポンス重視で撮影しているとやはり意図しない斜め構図がちらほらと出てきてしまいますので、現像中気になったりしたら水平を整える調整を行います。そういった場合に画素が大きいとある程度大胆に行うことが出来る為非常に助かっています。
また、私は稀にですが写真展に出展等をすることがあります。以前友人の写真展に足を運んだ時に大きく印刷された写真に感動を覚え、それ以来自分自身が出展をするときはA1サイズなどで大きく印刷したいと思っていました。
しかし以前持っていたカメラではA1サイズやB1サイズの印刷等を行うとどうしても引き伸ばしたような粗が出てきてしまったので、A3までしかやっていなかったのですが先日思い切ってA1サイズで刷ってみると今まで気になっていた粗が全くありませんでした。
普段はSNS等での利用がほとんどなので画素数がそこまで必要になることはありませんが、やはり写真を大きく印刷しそれを目の当たりにするとSNSで見るのとは違う感動や達成感を感じることが出来るので、それが出来るだけで高画素機を選ぶ価値が私にはありました。
画素も然ることながら、「EOS R5 Mark II」は非常に優れた被写体認識の能力を持っています。ほとんどポートレート撮影でしか使わない私にとっては必要十分過ぎる機能であると感じるほど。
それもそのはず。最新のエンジンシステムである「Accelerated Capture」とディープラーニング技術をベースに用いた最新のAF技術が使われています。被写体の瞳を瞬時に捉え、何も考えずとも正確に瞳にピントを合わせて撮影することが可能です。動きが大きい被写体や予測の難しい被写体に対しては非常に効果的なAF性能なので人物写真であればスポーツ選手の撮影やお子様の撮影においては間違いなく撮影の快適さが上がると思います。
私がCanonを使う一番の理由はこのスキントーン。この肌の忠実な発色と表現力のおかげで、滑らかで美しい人肌を以前よりも再現できるようになりました。背景には少し青みが欲しいのでライティングなどで少し青白いライトを入れたりするのですが、それでも肌の発色はくすんだりしないので助かっています。
加えてレンズのおかげで開放でも非常にシャープな写り。初めて使ったとき自宅のパソコンで等倍で確認をした時にあまりのシャープさに感動したことを今でも鮮明に覚えており、それ以来私はこのレンズは信頼しきっています。
不満点を挙げるとすれば、カメラ本体はバッテリーライフ。レンズ側はRAWデータ時に周辺減光が出てしまうこと。
これは予備の電池を持ち歩くことで解消できますし、レンズ側は基本私は撮影後現像を行う上に、普段使っているLightroomはレンズプロファイルに対応しているので自動でプロファイルが当てられるのであまり不便に感じることはありません。
無理やり頭をひねって何とか絞り出した不満でこの程度、それくらい「EOS R5 Mark II」と「RF 50mm F1.4 L VCM」を気に入っている自分がいます。
これだけ気に入っているなら、おそらく私はこれからもEOS Rシステムを使い続けると思います。
いかがでしょうか。一年使ってきてよかったと思えるポイントを書いてきました。
今回ご紹介した機能の他にも「EOS R5 Mark II」には多くの優れた機能が備わっています。今の私の用途においては必要十分過ぎる機能の一つが動画機能。
例えば8K RAWであったりDCI 4K/60pの記録であったりLog撮影やProxyの同時記録など、普段動画撮影をしない私にとっては少し持て余してしまう機能すら充実しているのが「EOS R5 Mark II」
そういった機能が豊富なこのカメラは私にとってオーバースペックなのかもしれません。
しかし、それは今だけの話かもしれません。いつか本格的にモータースポーツなどのスポーツ撮影を、一瞬で全てが決まる野鳥撮影を、超望遠が必要な野生生物の撮影を、本気で作品になり得るような動画の撮影を行いたくなるかもしれません。
その時、改めてカメラを買い増す必要は全くありません、なぜなら「EOS R5 Mark II」ならそのまま撮影に臨めてしまうからです。
本記事が少しでも皆様のカメラ選びの一助になれば嬉しい限りです。
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