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「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展現地レポート

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展現地レポート

2025年1月からライカは世界各地で100周年を記念したイベントを開催してきました。

そして2025年10月18日(土)〜26日(日)に100周年イベントの締めくくりの地としてこの東京・表参道スパイラルガーデン1Fにて「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展が開催されます。

そんな「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展のプレスカンファレンスに参加してまいりました。
展示内容や会場の雰囲気を、お届けしていきたいと思います!

まず「Leicaの100年」とは何か。
それは、1925年に「ライカI」が発表されてから、ちょうど100年を迎えることを意味しています。

およそ100年前、ライツ社のエルンスト・ライツ2世は「ここに決断を下す。リスクは覚悟の上だ」という言葉と共に、世界初の市販向け135判フィルムカメラの生産を決意しました。

そして1925年、ライプツィヒで開催された春季見本市で「ライカI」を正式に発表。

当時主流だった大判カメラに対し、この小型・軽量なカメラはまさに革新そのものでした。
以降、ライカは数多くの写真家とともに、世界中で名作を生み出していきます。

そんなヒストリーや思いからご紹介していこうと思います。

受付を済ませて案内されたのはビル内にある大ホール。
ホールに入ると印象的な「100」のロゴが目に入ってきます。

こちらでライカ社によるプレスカンファレンスが行われました。

最初に登壇されたのはライカカメラジャパンの福家一哲社長でした。
ライカのクラフトマンシップを軸に革新と想像を重ね、そして継続してきた100年に対するお話をされていました。

続いて登場したのはなんとライカカメラ社の監査役会会長であるアンドレアス・カウフマン氏でした。

カウフマン氏からは、ライカ100周年イベントの最終地点として、何故東京が選ばれたのか明らかにされました。

日本ではLeica I が1930年代ごろに初めて販売が始まりましたが、それ以降、ライカはミノルタなど数多くの日本の光学メーカーと共にあったことが大きな要因とのことです。

そして何より印象的だったのは100周年というのは単に「ライカの100年」にとどまらず「カメラと光学製品の継続的な生産における100年」ということ。
Leica I とはライカ初の量産向けの135判カメラですが、それは今日までの135判カメラ全ての礎であり歴史的な出来事だったのだと再認識しました。

そしてカウフマン氏の後には同氏の夫人でライカギャラリー代表のカリン・レーン・カウフマン氏も登壇。

カウフマン夫人からはL・E・I・C・Aの頭文字に込めた意味を日本の文化に合わせた形で紹介されました。

そして同氏のスピーチの最中には写真家のジョン・サイパル氏も登壇。

この100周年の記念にライカギャラリー表参道では写真界の巨匠エリオット・アーウィット氏との対話や「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞者による写真展を行うとのこと。

Map Camera YouTubeチャンネルでは当日の取材でお話を伺うことができました!
動画の公開をお楽しみにお待ちください!

当日はそのほかにもライカカメラ社 CEO マティアス・ハーシュ氏や 副社長 ステファン・ダニエル氏の登壇もあり
これまでのライカの歩みの中で、ルーツを見失うことなくデジタルの時代に適応してきたストーリーを聞くことができました。

今回新たなエディションモデルがライカカメラ社 副社長 ステファン・ダニエル氏より紹介されました。

その名も『Leica M11 100 Years of Leica Tokyo Japan Edition』です。
このモデルは、一世紀にわたる革新と、日本の写真愛好家の創造的な精神に敬意を表するものということで、日本国内のみで100台限定での販売となります。

そして、プレスカンファレンスは終わり、次に案内いただいたのは「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展の会場でした。

会場のメインスペースには円状にLeica I型からの100年の歴史が綴られた年表が展示されています。

年代に沿うように、年表の前にはその時代を代表する実機が展示され、中央には量産用135判カメラの原点であるLeica I型の実機が据えられていました。

年表を目にしながら会場を巡っていくと、ライカ100年の歴史を肌で体感するような気持ちになります。
単なる歴史の羅列ではなく、ライカのクラフトマンシップが形作ってきたストーリーがそこにはありました。

入り口付近にはライカの貴重な品々が展示されています。

中には英国のエリザベス2世に向けて制作されたLeica M6や写真家の命を救ったと言われるLeica SLの姿も。

これらは単なる特別モデルというわけではなく、ライカと使用者や事件が合わさり、歴史を語る証人となっているのです。

メイン会場の壁面には「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞者の写真がずらりと展示されています。
私たちを取り巻くこの世界を独自の視点で捉え、その写真作品でフォトグラフィーというジャンルに著しく貢献した偉大な写真はライカという存在が写真のみならず文化の交流や理解に大きく貢献してきたのだと教えてくれます。

ライカカメラ社 副社長 ステファン・ダニエル氏より紹介された『Leica M11 100 Years of Leica Tokyo Japan Edition』の実機展示もされていました。

そのほかライカのアーカイブアイテムのズラリと並んでおり、ライカを、写真を愛するものにとって心揺さぶられる展示となっておりました。

そして、Map Cameraでもライカ100周年を盛り上げるべくプレミアムコレクションを120点追加しご販売いたします!
Leica IのプロトタイプであるLeica O型の復刻版など様々な希少な限定モデルや歴史的なレアアイテムを掲載しております。

また、Map Camera ホームページではライカ100周年特設ページも開催中となっており、
Leica Q3にARTISAN&ARTIST製のボディケースやストラップがセットになった「Leica Q3 エッセンシャルキット」や、
カメラ販売店では初の取り扱いとなるYOSEMITE CAMERA STRAPのオールブラック限定モデル「KARASU」など、気になるアイテム目白押しとなっております。

ぜひご覧ください!

[ Category:etc. | 掲載日時:25年10月17日 20時07分 ]

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