相変わらず寒い日が続いていますが、早いもので新年も1月が終わろうとしています。
2月になると梅祭りと称したイベントが都内の各地で開催され、春の訪れをより身近に感じられるようになります。
とは言え、イベントが始まってからの名所は人が多すぎて思うように写真が撮れないのが現実。
ちょっと早い気もしますが、早咲きの花を求めて亀戸天神(東京都江東区)に出掛けてきました。
亀戸天神は学問の神様と呼ばれる「菅原道真公」を祀る神社で、藤の花の名所として知られていますが、公ゆかり
でもある梅の木も多く植えられています。
鳥居の側にある紅梅は早くも満開。ひょっとしてもう見頃?と期待を膨らませながら入口の太鼓橋を登るものの
広い池の水温からの影響か、境内の梅の木はまださっぱり。
寂しい景色の中、スカイツリーの成長だけが目立ちます。
本殿の前は、学問の神様にお願いする合格祈願の絵馬がいっぱいです。
と、学問の神様のイメージが強い亀戸天神ですが、「うそ替え神事」を行う事でも有名です。
うそ替えとは、鷽(うそ)という鳥が今までの嫌な事を「嘘」にしてくれ、幸運を招いてくれるとされており、
毎年1月24日~25日に檜で造られた鷽のお守りを新しい物と交換する習わしです。
鷽の碑(写真左)と鷽の置物(写真右)
売られている絵馬やお守りにも鷽があしらわれています。(写真左)
そう言えば、亀戸駅から亀戸天神に向かう道のガードレールでも鷽を見かけました。(写真右)
この地で鷽が根強く信仰されていることが分かります。
鷽が奉られている神社で、珍しい渡り鳥を見る事ができました。「ジョウビタキ」です。
梅の木に留まるジョウビタキ(雄)。冬になると中国の方から渡ってくるそうです。
池から離れれば数カ所で紅白様々な梅を楽しむことができました。紅白の梅以外にも蝋梅も咲いています。
社殿の飾りや瓦にも梅の絵柄を見ることができ、まさに梅づくしといった感じで早春を満喫できました。
ただもっと気になるのが、境内の至る所から見えるスカイツリーの姿。
亀戸天神からスカイツリーまでは1.5kmほど。
せっかくなので、このままスカイツリーまで足を伸ばすことにしました。
続きはまた次回に。
撮影地:亀戸天神(東京都江東区)
アクセス:JR総武線 亀戸駅より徒歩15分
使用機材:Nikon D700
AF-S ED17-35mmF2.8D
AF-S VRED105mmF2.8G Micro
AF ED200mmF4D Micro