【マップカメラ情報】進化するキングオブトイ
さて、最近流行りのトイカメ風写真。
デジタルカメラの機能としても搭載されることが多くなってきて、身近な写真としてトイカメラ風写真というものが
定着しつつあります。
撮ったらすぐに見れるという手軽さもあり、かつiPhoneなどでも気軽に撮れるように、人々を魅了してやみません。
というわけで、今回はそのルーツともいえる「キング・オブ・トイカメラ」の新種、HOLGA 135BC TLRに来て頂きました。
新種とはいえ、さすがにキングです。
さらにTLRなんて付いてしまって、すこし偉そうになりました。
しかし、実は偉くなったのではなく、2眼レフタイプに進化したのです。
また135の名が示す通り、一般的に売られている35mmフィルムが使用可能になっています。
予測不能すぎてと困る!という私たちに、「しょうがないからボクの見ている世界をこっそり覗かせてあげる。」
という、すこし私たちに歩み寄ってくれた王様だったのです。
では、お言葉に甘えて上から覗き込んでみましょう。
さすがキング、敵が一杯です。
それでもひるまず、敵を見据えてます。
ではなくて、このまるい部分がファインダーです。
そして、黒枠が写る範囲を示してくれています。
こんな気さくな王様と、「どんな風に写っているんだろう?」という、現像が上がってくるまで予測不能な、
良い意味で期待を裏切る「わくわく感」を取り戻してみませんか。
「記録」と「記憶」の間を写しだす貴重なフィルムカメラ。
いざ撮影してみると、こんな風に写ります。
どことなく、遠い記憶のような、夢の中で見たような優しい雰囲気で、
今時のカメラの写りとは言えない描写です。
完璧な写りを追及する昨今のカメラ達に反旗を翻したトイカメラの王様の戦いは、これからもまだまだ続きます。