【マップカメラ情報】★フィルム千夜一夜★第4夜 女性にもおすすめのフィルムカメラ◆
~フィルムカメラ、フィルムで撮影した写真の魅力をリレー形式で語っていくシリーズです~
カメラに興味をもったのはごく最近です。
大学を卒業する頃、これから大人になったら、
いまみている景色とおなじ景色はみえなくなるのではないかと思い、
いまみている空の色、街、大好きなものを撮りたいと思いカメラを買うことにしました。
いわゆる、「私写真」、「ガールズフォト」の系譜なのかもしれません。
初めて買ったカメラは、各メーカーが銀塩撤退とニュースになるなかの
Canonのフィルム一眼レフカメラEOS Kiss7でした。
その後、トイカメラに興味を持ちました。
スペックやレンズの性能といったことより、
デザインの可愛さなどに心惹かれる私にとって、
トイカメラを使い始めるようになったのは
必然だったのかも知れません。
よく撮ったカメラは1000円くらいの
110フィルムを使うカメラでした。
110フィルムは夢のようなおぼろげな何とも独特な写りをします。
大好きな110フィルムでしたが、
先日残念ながら生産終了となりました。
終了のアナウンスを聞き、110フィルムは冷蔵庫1段分買い占めました。
110フィルムは生産終了してしまったけれど、
いまではオールドレンズがそれに変わる写りをしてくれるので
楽しんで使っています。
クラシカルなもの、レトロなものがもともと好きなのもあり、
セミ・クラシックカメラを使い始めました。
よく撮っていたのは、カメラもコンパクトで可愛いデザインの多い
ハーフサイズカメラです。
トイカメラから、少しレトロなフィルムカメラを
始めようというかたにもおすすめです。
今ではスプリングカメラや二眼レフカメラなどの
ブローニーフィルムを使う中判カメラも好きでよく使います。
120のブローニーフィルム1本で
6×6だと12枚、6×4.5でも15枚程の撮影枚数なのですが、
じっくりゆっくりと撮るようになり、
撮っているときの気持ちも違います。
正方形のフォーマットも可愛らしくて好きです。
また、minoltaのロッコールレンズの写りが特に好きで、
X-700は使いやすく一番持ち出す1台です。
アサヒカメラ6月号インタビューで、
アラーキーこと荒木経惟さんはこうおっしゃっています。
「思いを包み込む写真というのは、
オレにとってはやはりフィルムカメラで撮ったものなんだよね。
デジタルに文句つけるわけじゃないけど、
センチメンタルを排除するようなところがあるよ」
幼い頃の写真も、フィルムで撮った写真をアルバムに一枚一枚入れて、
横に手書きの文字が書かれているものをみると、
その愛情が伝わってくる気が私にはします。
フィルムカメラにその時の気分のフィルムをいれて、
一枚一枚シャッターをきっていくとき、
現像を待ってドキドキするとき、
予想以上の仕上がりの写真をみたとき、
写真を一枚一枚アルバムに入れていくとき、
そういうなんともいえない気持ちが
私がフィルムカメラが好きな理由です。
飼っているペット、愛しいものたち、
なんでもないけれども普段見ている景色たちは
フィルムカメラで撮って残したいと思っています。
★☆★ A Film makes me so happy ★☆★
2号店2階 S.N