ふと、夏の風物詩「花火が撮りたい!」と思い立ち、初の花火撮影に挑戦しました。
7月24日(土)に催された、調布市花火大会は1万2000発が多摩川沿いで打ちあがる中堅クラスの花火大会。とりあえず手近にあった
軽量三脚を取り出し、レリーズは購入。撮影の仕方はこの時期になるとカメラ雑誌をにぎやかす、花火特集に一通り目を通しておきました。
ちなみに『カメラマン 8月号』の『花火撮影パーフェクトガイド』は、技術的な撮影方法から、持っていくと役立つ小道具まで細かく解説していて
おすすめです。
さておき、レジャーシートや雑誌の解説にあったペンライトなどを揃えつつも、やはり誘惑には勝てず、しっかりと保冷バッグにビールやつまみを詰め込み・・・、出発です。
撮影地に選んだ、多摩川の河川敷は既にごった返していましたが、何とか場所を確保しました。しかし場所はかなり後ろの方。もう少し早くくれば良かった・・・。
ともあれ、後ろの人に気を使いながらも三脚の高さは低めにセット。レンズの手ぶれ補正はOFFに。フォーカスはMFに。そしてメニューから長時間露光時のノイズ軽減を『自動』に。ライブビューをONにと、ここまでは予定通り。
いよいよ撮影本番です。
使用カメラ+レンズ
Canon EOS 40D+EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM
■撮影画像(元画像を50%に縮小)
焦点距離:85mm
絞り:F20
シャッタースピード:4s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:70mm
絞り:F13
シャッタースピード:11s
ISO感度:100
ホワイトバランス:白熱電球
焦点距離:76mm
絞り:F14
シャッタースピード:7s
ISO感度:100
ホワイトバランス:白熱電球
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:8s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:9s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:5s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
「予想以上にタイミングが難しい。」撮影モードはマニュアルにして、シャッタースピードはバルブ、あとは花火が打ちあがりはじめたらシャッターを押し、散ったらシャッターから指をはなすということなんですが、散ったと思ったらもう次の花火が開き、タイミングを失います。(もともと花火とはこういうもんなんですが・・・)さらに、どの高さで花火が開くかが予想できず、まったく狙い通りの構図になりません。
■撮影画像(元画像を50%に縮小)
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:6s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F13
シャッタースピード:5s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F13
シャッタースピード:4s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F13
シャッタースピード:8s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F13
シャッタースピード:3s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F13
シャッタースピード:9s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F16
シャッタースピード:7s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F16
シャッタースピード:5s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:8s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm相当
絞り:F14
シャッタースピード:10s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:11s
ISO感度:100
ホワイトバランス:オート
焦点距離:85mm
絞り:F14
シャッタースピード:8s
ISO感度:100
ホワイトバランス:太陽光
■ホワイトバランスの設定はカメラ特性もあり、悩ましいところですが、基本的には「オート」で撮影すれば、比較的どんな色でも対応できそうです。
このカットはあえて「太陽光」にしてみましたが、オレンジ色の花火が誇張された色になってしまいました。
結局、無我夢中でシャッターを切っていたら、いつの間にか終了してしまいました。何とか大輪の花火を一枚おさえようとしたんですが、焦ったのがいけませんでした。構図を動かしたはいいものの、ピントは狂うし、指を離すのが早く露出はオーバーになるし、ここに載せた写真以外でも失敗写真は数知れず・・・。
しかし、この難しさが逆に熱中させられます。少ないながらもきれいにおさまった時には思わず「きた!」と声を上げてしまいました。おかげで70分間ずっとライブビューの3型液晶モニター越しの花火に釘付けになりました。
とにかく写真ならではの花火の軌跡の美しさに魅入られつつも、反省材料が多かったおかげで、次はああしてみたい、こうしてみたいと、終わった直後には既に次回の撮影のことを考えていました。