【SONY】空色表現比較 Vol.3
今回のマップタイムズは「空色表現比較 Vol.3」
2機種にて同様な条件で撮影をし、空の色の発色にどのような違いがあるかを研究している記事となります。
使用した機材は「SONY α7SⅡ」と「SONY α7RⅡ」
α7SⅡは2015年10月16日に対し、α7RⅡは2015年8月7日と、同世代の機種となります。
大きな相違点は有効画素数の違いで、α7SⅡは約1220万画素に対し、RⅡは約4240万画素となります。
レンズは「SONY Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」と、同じレンズを使用しました。
SⅡは有効画素数が少ないと言えど、出る色が好みで使用している方が多くいらっしゃる印象が強く、前々から比較してみたい機種のひとつでした。
画素数の違いで色合いや階調は変わることはあるのでしょうか。SⅡ・RⅡの色表現の違いは見受けられるのでしょうか。
早速ご覧くださいませ。
※比較している写真同士の露出はすべて同じ、出来るだけ同条件で撮影してます。
※ホワイトバランスはすべてオート。クリエイティブスタイルはスタンダード。画質はJPEGエクストラファインでの撮って出しの写真です。
※ブログに載せる際、画像サイズを若干小さくしてアップロードしております。そのため忠実ではない場合がありますのでご了承下さい。
↑ILCE-7SM2
↑ILCE-7RM2
まずは青空の写真。
諧調部分に大きく差は見受けられませんが、全体的にRⅡはマゼンタ寄りの発色に見受けられます。
SⅡは全体的に青色が平均的に乗っているのと比べると、RⅡは少しグラデーションが見受けられます。
↑ILCE-7SM2
↑ILCE-7RM2
続きましてマジックアワーの写真となります。
空の根本のレッドの色を見ると、若干RⅡが発色よく出ているかと思います。
また、中間層の色が、SⅡはグリーン色が若干強め、RⅡは夕日の赤色を引きずり、レッドが若干強めに見受けられます。
↑ILCE-7SM2
↑ILCE-7RM2
最後の写真も、日がかなり傾き始めたマジックアワーの時間帯となります。
先ほど同様、中間色を見比べるとSⅡはグリーンが若干強め、RⅡはレッドの色が若干強めに出ています。
いかがだったでしょうか。
簡単にまとめると、SⅡよりRⅡが若干発色が良い、という結果になるかと思います。
正直申し上げると、有効画素数の違いから、もう少し顕著に違いが出るかと思っておりましたが、思ったより大きく目立つ差がないことに驚きました。
両機とも、階調表現が素晴らしく、画素数だけでカメラの善し悪しは決まらないことを改めて実感し、能力の高さに驚きました。
若干の差ではありますが、観賞方法によっては、そのわずかな差が印象を変え、重要なポイントかと思います。
あなたはどちらの色表現が好みでしたか?
次回の空色表現比較もお楽しみに!