SIGMA が考える理想の「スタンダード」レンズ『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』
2月23日に発売されたばかりのレンズで撮影に行ってまいりました。
特に建築の知識があるわけではないのですが、歴史のある建築物を見に行くのが好きです。
今回もグーグルマップをグリグリ漁っていたら、たまたま見つけた住宅の見学に行ってきました。
この住宅は昭和12年に建てられたということです。広大な敷地内には回遊式の庭園もあり、春や夏の季節にまた足を運んでみたくなりました。
窓から入ってくる光が柔らかい。『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』は開放絞りでは周辺の減光がありますが、これもまた良い表現。
まるで窓ガラスが境界線かのように室内と外での写りの違いが面白いです。
暗い室内&最短撮影距離でも描写が崩れません。
レトロな冷蔵庫を家に置く憧れを抱いてた時期もありました。
いまいち曇ってきてしまったうえにちょっとした森(公園)の中に迷い込んでしまいました。
藁をもつかむような思いで光に向けて撮ってみたら、生々しさと解像感のある画にこのレンズの底力を思い知ることに。
囲炉裏の火って落ち着きます。(今日はもう火を消してしまったようです)
いつぞや別の場所に訪れた時に、囲炉裏で沸かしたお茶をいただいたことがありましたが美味しかった記憶が甦ります。
記憶が曖昧になってしまいましたが、悪霊だったか悪魔だったか、とにかく悪いモノが入ってこれないようにこうして玄関に魚の頭を飾るのだそうです。その地域ごとの風習みたいなものは独特なものがあったりして面白いです。
このごちゃっとした画の中でもピントが立つのがすごいなぁと撮りながら感心しっぱなしのレンズ体験。
なんというか「凛」とした写りです。
夕暮れ時にはもう空一面を雲が覆ってきました。開放絞りとこの天候では周辺減光が分かりやすく出ました。
個人的にはこの天候とこの被写体ですから、マッチしているかなと思います。
露出バランスもバラバラなので参考とまではいきませんがF8に絞った画もご紹介しておきます。
少なくとも周辺減光の違いはかなり出てきました。
質感描写が得意なSIGMAですから、条件を整えてまたこういうのを撮ってみたいです。
ローライトな環境でもしっかり画力を宿す『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』は『Art 50mm F1.4 DG HSM』に続き、頼りになるレンズだと思いました。特に軽さは衝撃的です。良いレンズだったけど重くて敬遠していたという方もぜひ『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』を使ってみてください。
『SONY α1』に組み合わせた『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』の記事をKasyapaで公開しております。ぜひこちらも併せてご覧ください。
『Leica SL2-S』に組み合わせた『SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN』の記事をKasyapaで公開しております。ぜひこちらも併せてご覧ください。