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Camera Technique Vol.22 for Voigtlanderの絞りクリック切替え機構

Camera Technique Vol.22 for Voigtlanderの絞りクリック切替え機構

本館2階スタッフが、皆さまのちょっとした疑問にお答えする『Camera Technique』

「SONY」のEマウントAマウント、「CONTAX」や、動画のあれこれ、本館2階アイテムの比較や操作のやり方、
豆知識などを中心にお伝えいたします。

今回ご紹介するのは、VoigtlanderのEマウント用レンズの一部に搭載されている絞りクリック切替え機構です。
意外と知られていないこの機能は、絞り羽根を操作する際のクリック感をなくす機能になります。

この機能をONにさせるとクリック音を発生させず、絞りリングを無段階で開閉させることが可能な絞り切替えが可能になります。
同様の機能はSONY純正レンズの一部やCarl Zeiss Loxiaシリーズなどにも搭載されていて、
スイッチで切り替える物や、マウント部のネジを動かすことによって機構のON・OFFできるようになっているものがあります。

今回はVoigtlander製品の中から絞りクリック切替え機構が付いているNOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mountで実際に操作してみます。

NOKTON 40mm F1.2 Aspherical E-mountの場合は絞りリングの前に切替用のリングが付いています。

こちらをマウント側へ押し込むとリングのロックが外れてマウント側から見て左へ回転させることが出来るようになります。

回転が始まると絞りの指標となっていた白い点も一緒に動き始めレンズの反対側へ動いていきます。

代わって今度は黄色い点が現れてきて来ますので、指標が上に来るまで回します。
この状態で絞りリングを動かすとクリックが無くなり絞りリングを無段階で調整できるようになります。

この方法のメリットはマウント部のネジで動かすタイプと違ってレンズを外さずに機構のON・OFFが出来るため、
屋外の撮影などでホコリの侵入などを気にせずに切り替えることができます。

この機能は、絞りを動かした際のクリック音を消すことが出来るので、静かな状況で撮影しなければいけない場合や、
クリック音があると音を拾ってしまう動画撮影時などにも有効にです。

リングを押し込む方向はレンズによって異なりますが、基本的にはどれも同じ操作方法となっています。

最近は、スチル撮影だけではなく動画を念頭に入れた設計のレンズが増えてきています。
お手持ちのレンズで動画撮影に挑戦してみるのもいかがでしょうか。

次回も本館2階スタッフが、ちょっとした疑問点やオススメポイントなどをお送りいたします。

お楽しみに!

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. | 掲載日時:21年06月20日 17時55分 ]

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