
目次
第1章 はじめに:EOS R6 Mark IIIの価格でIIを選ぶという「賢い選択」
Canonの「EOS R6 Mark III」は、その革新的な性能でフルサイズミラーレス市場の話題を独占しています。しかし写真愛好家としては、ただ最新機種を追いかけるのではなく、「最も賢く、充実したカメラライフを送る選択」を追求するのもひとつの手だと言いたいのです。
本記事が着目するのは、先代モデルである「EOS R6 Mark II」の「今の価値」です。
登場から少々の時間的経過がある「EOS R6 Mark II」は、非常に魅力的な価格帯へとゆるやかに移行してきています。「EOS R6 Mark III」との価格差は、約10万円。この約10万円という差額が、あなたの写真の世界を一気に広げる「人気単焦点レンズ2本」を生み出します。(価格は記事公開時点でのものです。以下同じ)
結論から申しあげます。「EOS R6 Mark III」のボディ単体の予算があれば、「EOS R6 Mark II」のほかに、「RF50mm F1.8 STM」「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」という、人気の明るいレンズ2本をセットで手に入れることが可能です。
この圧倒的なコストパフォーマンスが、あなたのフルサイズライフの最適解となる理由を、「EOS R6 Mark II」と「RF50mm F1.8 STM」で撮影した作例とともに詳しく解説していきます。
第2章 【特長1:圧倒的なコストメリット】約10万円の差額で実現する理想のフルサイズ環境
Mark IIIの価格で手に入る「明るいレンズ2本」という事実
Mark IIIとMark IIの差額で何ができるかを、具体的に見ていきましょう。
- 「RF50mm F1.8 STM」 – ファースト単焦点レンズとして名高い、人気の標準単焦点。約2.9万円
- 「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」 – 明るい広角単焦点かつハーフマクロ撮影も可能な万能レンズ。約6.9万円
「EOS R6 Mark III」のボディ単体の予算で、「EOS R6 Mark II」ボディに加え、人気の明るい単焦点レンズ2本を揃えることができます。これは「EOS R6 Mark II」を選ぶことによる最大の特権です。

寄れるレンズなら、画面いっぱいに被写体を配置することができます。



美しいボケ味と被写体の分離が際立っています。



ガラスの向こうにたくさんの玉ボケ。
夜の街の撮影もお手の物です。
「EOS R6 Mark II」のエルゴノミクスに基づいた操作性や、バッテリーの持ちの良さといった、カメラの基本性能に慣れ親しみたい初心者の方にとっても、このセットは非常に扱いやすい構成です。
正直に言えば…
「EOS R6 Mark III」は、AF時の被写体検出の種類(航空機など)が「EOS R6 Mark II」より充実していたり、動画撮影時の高フレームレートでのクロップ耐性などにわずかな優位性があります。しかし「EOS R6 Mark II」のAF性能も現在の撮影において不満を感じることはほとんどありません。趣味の写真を楽しむ上で、その差を上回るレンズ2本分の表現力は計り知れません。
第3章 【特長2:撮影を楽しむ高性能】「EOS R6 Mark III」に迫る高画質と確かな基本性能
「EOS R6 Mark II」は単に「安い」カメラではありません。「EOS R6 Mark III」の陰に隠れがちですが、その基本性能は、多くの撮影愛好家にとって十分すぎるほどの性能を備えています。
センサーと手ブレ補正がもたらす安心感
「EOS R6 Mark II」に搭載されている有効約2420万画素のフルサイズセンサーは、高感度耐性と階調表現に優れており、「EOS R6 Mark III」に匹敵する高画質を実現しています。特に、夜景や室内といった光の少ない環境で、ISO感度を上げてもノイズが少なく、常用ISO感度の優秀さが光ります。


Mark IIで撮影した夜景や室内の高感度作例




手ブレ補正を活かした低速シャッターでの作例
また「EOS R6 Mark II」のボディ内5軸手ブレ補正機構は強力で、レンズ内ISと協調することで、手持ち撮影の成功率を飛躍的に高めてくれます。これにより、先ほど手に入れたRF35mm F1.8 マクロ IS STMのようなIS搭載レンズのメリットを最大限に引き出せます。
瞬間を逃さないAFと連写性能
Mark IIのAF性能は、人物、動物、乗り物といった被写体を正確に捉え続けるディープラーニング技術を活用しており、スポーツや動きの速い被写体撮影においても高い信頼性を発揮します。

意外と激しく動いていた操り人形。
「EOS R6 Mark II」の高速連写や動体AFで捉えた、シャープで瞬間的な動きを撮影。
正直に言えば…
「EOS R6 Mark III」はメカシャッターの連写速度や電子シャッター時の歪み耐性において、「EOS R6 Mark II」に対しわずかな優位性を持っています。しかし、本当にプロレベルの圧倒的なスピードと性能を求めるならば、フラッグシップ機である「EOS R1」などが視野に入ります。「EOS R6 Mark II」の連写速度やAF性能は、多くのプロユースやハイアマチュアの要求を満たせる十分なレベルにあります。つまり、最高のコストパフォーマンスと高性能のバランスを考えたとき、「EOS R6 Mark III」へのわずかなスペックアップのためにレンズ2本分の予算を割くことは必須とは言えない、というのが筆者の持論です。
第4章 まとめ:「EOS R6 Mark II」と人気レンズ2本セットは「誰」のための最適解か
本記事では、「EOS R6 Mark III」の価格で、「EOS R6 Mark II」と人気レンズ2本が手に入る事実に着目し、その圧倒的なコストメリットと確かな基本性能を解説しました。
「EOS R6 Mark III」の登場は魅力的です。しかし「EOS R6 Mark II」なら、表現力を司るレンズが2本手に入るという決定的なアドバンテージを持っています。
結論:「EOS R6 Mark II」と人気レンズ2本のセットが向いているユーザー層
- 初めてのフルサイズを検討しており、予算内で最高のスタートを切りたい方。
- 単焦点レンズのボケ味や描写力をすぐに体験し、表現の幅を広げたい方。
- Mark IIIのわずかなスペック差よりも、レンズ2本分の表現力を優先したい、冷静な判断ができる方。
- 最高峰のスペック(R1級)までは求めないが、高い基本性能を求める方。
「EOS R6 Mark II」と2本の人気単焦点レンズは、あなたが思い描くフルサイズでの豊かな写真表現を、最も賢く、最も早く実現してくれる「最適解」です。
さらにお伝えすると、約10万円の差というのは新品の場合です。もし中古で揃えたら、さらに……!?
さあ、賢い選択をして、「EOS R6 Mark II」で始まる充実したカメラライフをスタートさせましょう!
✤✤✤ 「Canon EOS R6 Mark II」のおすすめ記事です! ぜひご覧ください! ✤✤✤



