
【Canon】生粋のNikonユーザーも”正直欲しい”、待望の新製品「EOS R6 Mark III」。
ついに発表されたCanon待望の新製品「EOS R6 Mark III」が11月21日に発売となります。
Canonのフルサイズミラーレスカメラとしてはスタンダードモデルにあたる本機種。
今回はそんなカメラをNikonユーザーである筆者が使ってみます。

F2.8通しの望遠レンズ「RF 70-200mm F2.8L IS USM Z」を装着して動物園へ向かいました。
メーカーをまたいでカメラを使い分けると、操作系の違いから操作がもたつくことがあります。
もちろん最初は慣れなかったのですが、1時間ほど使っていると自然と手になじんできました。
ボタン配置や操作系が良く考えられており、直感的な操作が可能です。Canonのカメラで特に羨ましいと感じるのが、背面のSETボタン周囲に設けられたサブ電子ダイヤルで、撮影画像が多くなった際の画像送りがしやすく気に入っています。

動物園に来るとキリンとゾウは特につい見入ってしまいます。
EOS R6 Mark IIIは有効画素数3250万画素のセンサーを新たに搭載し、前機種の「EOS R6 Mark II」の2420万画素から大きくパワーアップしました。
ノイズの出にくさから2400万画素クラスのカメラを使うことが多い筆者ですが、いざ3000万画素オーバーのカメラを使うと、その解像度に驚きます。アフリカゾウの肌の質感も余裕をもって描いています。

高画素になったことにより、わずかなピント位置のズレも目立つようになります。より正確なオートフォーカス性能が求められるわけですが、EOS R6 Mark IIIにその心配は要りません。デュアルピクセルCMOS AF IIという撮像面でのAFシステムを搭載し、カメラのセンサー性能、そしてレンズの解像性能を限界まで引き出します。

続いては気になるAFの追従性能を試してみます。鳥が飛び立つ瞬間からサーボAF(AF-C)を使用しました。
自分の目の前を通り過ぎていきましたが、鳥の動きに合わせてカメラを振ると鳥を完璧に捉え、AF追従してくれました。


続いてはちょこまかとせわしなく動くカワウソの追従に挑戦してみます。
先ほどの鳥のような横方向の動きよりも追従が難しいといわれる前後の動きがメインで、しかも厚いアクリル板越しでの撮影です。撮影難易度は一気に上がりましたがご覧の通り。

高画素でありながら動体性能も高い精度で両立されたおかげで、動物たちの一瞬の表情を鮮明に捉えることができます。
カワウソの撥水性に優れた毛皮が美しく描写されています。

続いてはサーバルキャットを撮っていきます。サバンナのスーパーモデルとも称される名の通りしなやかな動きです。普段歩いている分には動きはそこまで速くないので本来楽にオートフォーカスを合わせられる動物ではありますが、今回は金網越しでしかも前ボケを取り入れたカメラ泣かせの構図での挑戦です。ここでもEOS R6 Mark IIIは高い基本性能を発揮しました。

バリアングル液晶を使用してローアングルでの撮影もお手の物です。握りやすいグリップはローアングルでも使いやすく、シャッターを切ることに集中できます。

動物のご飯タイムは意外なほどに一瞬です。生きるためにエサを取る時間は、動物の本能が垣間見られる瞬間。
僅かなシャッターチャンスをEOS R6 Mark IIIは逃がしません。

背景と鳥がやや同化している状況ですが、問題なく鳥を認識してくれます。
瞳にAFが吸い込まれていき、AFエリアが滑らかに移動していく様子はファインダーで見ていても常に感動があります。
ひと昔前までは「一眼レフに比べてミラーレス一眼のオートフォーカスはまだまだ進化の途上だ」と言われていたものですが、今ではほとんど遜色がないか、むしろ被写体認識においてはミラーレス一眼が目覚ましい進化を遂げておりオートフォーカス性能差は逆転しているとも思います。
そんな中で今回登場したEOS R6 Mark IIIは、Canonにおけるミラーレス一眼のスタンダードとして、いよいよオートフォーカスは全く心配要らないと思わせるような完成度です。

最後に、気になる高感度耐性も試してみます。
一般にカメラは同じセンサーサイズなら画素数が高いほど高感度耐性は弱くなると言われています。
実際前モデルとなるEOS R6 Mark IIの常用ISO感度は最高で102400でしたが、EOS R6 Mark IIIでは常用でISO64000が最高となっています。
こちらはISO8000で撮影した写真です。確かに大きく前ボケを配した画面左下の部分にはノイズがやや見られますが、合焦部ではノイズは目立たないように処理されています。この処理が上手いと感じます。



今回約半日のEOS R6 Mark IIIとの撮影で感じたことを総括すると「ちょうどいいな」という感想に尽きます。
高い動体性能は動物を相手にしても必要十分で、スナップなど普段の撮影でももちろん高精度なAFは強みになります。
またセンサーの画素数に関しても3000万画素台は不要と考えていたのですがいざ使ってみると、毛並みを描き分けるその画質は一度見ればやみつきになります。
カメラ界の王者であるCanonの考える新たなるスタンダードモデル。新たなカメラの登場であるとともに、新たな時代の幕開けを告げるカメラになると確信しました。
▼EOS R6 Mark IIからの進化はこちらからご覧いただけます▼
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