【SIGMA】Canon RFマウントで使いたい開放的な気持ちになる「超広角レンズ」
連載中の「カメラを愉しむ」vol.92は「Canon RFマウントで使いたい開放的な気持ちになる超広角レンズ」をご紹介いたします。
Canon純正の超広角レンズには魅力的な製品が多数ラインナップしておりますが、たとえばフルサイズ対応の軽量超広角レンズ「Canon RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM」、フルサイズ対応のラグジュアリー超広角レンズ「Canon RF14-35mm F4 L IS USM」、そしてAPS-Cセンサー専用設計の軽量小型の超広角レンズ「Canon RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」などが存在します。
今回のブログタイトル「開放的な気持ちになる」に込めた想いのひとつとして、軽くて自由に撮影ができる身軽さという意味も込めましたが、EOS R10やEOS R7などAPS-C機でもっと超広角撮影を手軽に愉しませてくれる特別なレンズが本日ご予約開始となりました。
その名は『SIGMA Contemporary 10-18mm F2.8 DC DN 』。ズーム全域 F2.8の明るさを確保しながらも、重量は僅か「270g」と非常に軽量で、「長さ62.0mm、最大径72.2mm 」と非常にコンパクト。これは新しい超広角時代の幕開けだ!と意気込みながらEOS R10に装着して撮影してまいりましたのでさっそくご覧ください。
まず第一印象はとにかく軽い。EOS R10ボディが約429g、レンズ本体が約270gとトータルで699gで持ち出せるズーム全域F2.8の超広角レンズとボディの組み合わせはなかなかありません。そんな軽快な足取りで撮影したモノクロ写真。歪みも抑えられており、手前の白線も違和感がありません。
超広角レンズといえば、都心のビル街を撮影したり広大な大自然を撮影したりと用途が限られている。そんなイメージを持っていた筆者ですが、この軽快な組み合わせで撮影していると気持ちがとてもアクティブになってきます。
このレンズで撮影するスナップが開放的で実に愉しい。スナップ撮影といえば35mmや50mmの画角を使うことが多い筆者。歪みが少なく、開放F2.8から優れた描写性能を発揮してくれると超広角レンズという画角でもこのような愉しみ方ができるのだと驚きました。
発売当初はライカLマウント、ソニーEマウント、富士フイルムXマウントの3マウントのみが発売となっており、多くのユーザーから親しまれてきた本レンズ。あれから1年近い月日が経ちようやくこの時が来たのか、と非常に嬉しい気持ちになります。使用するボディによって写し出す色味や解像感など表現の仕方が変わりますが、筆者個人的にはこの組み合わせが最もしっくりくる組み合わせに感じました。
この日は8時間ほど首からぶら下げて撮影をしておりましたが、疲れることもなく撮影に熱中してしまうそんな魅力がありました。超広角域の世界が、手軽に味わえる。キヤノンRFマウント用交換レンズ専用にAF駆動や通信速度の最適化が施されており、高速AFの実現に加えサーボAFやボディ内収差補正にも対応しています。2024年9月26日に発売予定!感性を刺激する超広角レンズの世界をぜひこの機会に。