カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載しております!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説しておりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
今回は「Canon EOS R5」と「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」をご紹介します。
「EOS R5」はあの「EOS 5D」シリーズのミラーレス版ともいえるような一台で、プロやハイアマチュアの用途にも応える高性能を誇ります。
約4500万画素と最高約20コマ/秒の高速連写を両立し、快適なAF性能やクラス世界初となる8K/30p動画の撮影が可能です。
ボディー内5軸手ブレ補正機構をEOSシリーズで初めて搭載しており、レンズ側の補正と合わせると最大で8段もの補正を得られます。
そして「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」は小型・軽量の気軽に持ち歩けるハーフマクロレンズ。
もちろん遠景もお手のものですが、心惹かれたものに出会ったときには最短撮影距離17cmまでグッと近づいて写すこともできます。
絞り開放がF1.8と明るいので室内などの暗所での撮影においても活躍します。
これらの相性抜群の組み合わせを持ち出し、街で撮影してきました。
どうぞご覧ください。
赤いはずの消火器入れが色褪せてピンク色になり、それもまたこの街に似つかわしい色合いに感じます。
そんな中に鎮座する当の消火器はツヤツヤしていており、その質感がとても魅力的に思えます。
まるでお祭りのリンゴ飴のよう。
「EOS R5」はそんな質感をよく表現してくれました。
先日までパン屋さんだった気がする奇抜なビルの1階がうどん屋さんになっていました。
具がたくさんのっていてとても美味しそうです。
本レンズは最短撮影距離が17cmととても短いので、テーブルにあるうどんを目の前にしても余裕があるくらいです。
壁に向かっての立ち喰いですから、どうしても壁をまじまじと見てしまいます。
よく見るともみ殻のようなものが埋め込まれていました。
もしかしたら中身も入っているかもしれません。
その質感をふんわりと写します。
マクロレンズならではの距離感で、何気ない目の前のものも幻想的に表現できます。
街中の植物にはつい注目してしまいます。
なぜでしょうか、コンクリートに囲まれているせいかとても愛しく感じます。
草花を街中で撮るときは、できれば悪目立ちしたくないもの。
今回の組み合わせであれば小さくて目立ちにくく、しかしながらスマホとは違う上品さでそっと撮影することができるのです。
いかがでしたでしょうか。
「EOS R5」と「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」は個人的にはベストな組み合わせのひとつです。
先日「EOS R5 Mark II」が発売され、その最新スペックに目を奪われがちですが、用途によってはオーバースペックな場合もあるかもしれません。
一般的な撮影には十分に適している「EOS R5」はむしろ価格がこなれてきていて、今まさにおすすめだと言えます!
ぜひお試しください。