
【Canon】寄れるから1本で完結!EOS R6 + RF24mm F1.8 Macroで撮る日常と旅の記録
▍“ちょうどいい”カメラとレンズを探して
写真や動画を楽しむ中で「これひとつで何でも撮れたら…」と思うのはよくあることです。旅先でも日常のちょっとしたお出かけでも、荷物を最小限にして、ふと思い立った瞬間にすっと構えられる──そんなカメラとレンズがあったら、きっと撮影のハードルがぐっと下がるはずです。
今回ご紹介するのは、Canon の『EOS R6』と『RF24mm F1.8 MACRO IS STM』の組み合わせ。小型・軽量できれいに撮れるボディと、広角でスナップや風景が撮れるのはもちろん“寄れる”という強みを備えた単焦点レンズです。
先日、広い自然公園を訪れ、このレンズ1本で風景や動物、植物などを撮影してきました。この記事では、実際の作例とともに、この組み合わせがどれほど「日常にも旅にもフィットする万能セット」であるかをお伝えしていきます。

▍開放感をそのままに
訪れたのは郊外の自然豊かな公園。雲ひとつない快晴の青空が、まるで絵に描いたように芝生の緑と対比していました。こうした開放的なシーンでは、広角24mmの画角がとても気持ちよくハマります。
『EOS R6』のセンサーは解像感が高く、空のグラデーションや草の質感までしっかり描き出してくれます。『RF24mm F1.8 MACRO IS STM』も開放からシャープで、周辺減光も自然。画面全体に広がる爽やかさを、そのまま記録することができました。
また、『EOS R6』の優れた手ブレ補正(最大8段)とこのレンズのIS(4.5段)の組み合わせは強力。手持ちでの風景撮影でも安心感があります。


▍かわいい動物を自然な距離感で
公園内には、うさぎやモルモット、クジャクなどの動物たちがのんびりと過ごしているエリアがありました。子どもたちの歓声が響く中、私はそっとカメラを構えて静かにシャッターを切ります。腿に載せた動物を撮るという距離が取れないシーンでも、『RF24mm F1.8 MACRO IS STM』は最短撮影距離が短いので問題ありません。
動物にあまり近づけないシーンでは、寄れる広角という特性が活きてきます。最短撮影距離14cmというスペックは、“マクロレンズとしての能力”というよりは「近くにいる被写体を自然な距離感で大きく写せる」という利点をもたらしてくれます。
『EOS R6』のデュアルピクセルCMOS AF IIは動物の瞳AFにも対応しており、被写体が少し動いてもピントをしっかり追従。AFも静かでスムーズなので、動物たちの自然な表情を邪魔することなく撮影できました。パーツにもそっと寄れます。




▍水の表現
少し歩くと、池に白鳥の姿を発見。暑さで羽を浮かせっぱなしなので、いつもとフォルムが異なりどうなっているのか近付くまでわかりませんでした。風景の中にアクセントのある被写体がいるとき、24mmという画角はとてもバランスがよく、「広さ」と「主役の存在感」をうまく両立させてくれます。
『EOS R6』は高速シャッターもお手の物。流れる水を1/8000で止めて撮ると、暴れる様子がよくわかります。



▍遊具や植物、日常の切り取りにこそ強い
子どもたちが遊ぶカラフルなトンネル遊具や、ベンチの隣に咲いていた季節の草花などちょっとしたモチーフを見つけるたびに、「このレンズにしておいてよかった」と感じました。
特にF1.8の明るさは大きな武器で、周囲の賑やかさや雑多な背景を自然にぼかして、主役を引き立たせることができます。広角ながらもしっかり被写界深度が浅くなり、「広く写す」だけではない絵づくりが可能です。
加えて、軽量な『RF24mm F1.8 MACRO IS STM』はわずか270g程度。『EOS R6』との組み合わせでもストラップに下げているのを忘れるほど軽快で、気軽に構えてさっと撮る──その繰り返しがストレスなく続けられるのは大きな魅力です。





▍まとめ:広角単焦点で寄れるレンズは、日常と旅をつなぐ1本
『RF24mm F1.8 MACRO IS STM』は、「マクロ撮影ができる広角単焦点」というユニークな立ち位置のレンズです。しかし、実際に使ってみるとその真価は“寄れる”ことだけでなく、“軽くて万能であること”にあると実感しました。
『EOS R6』という高性能ボディとの組み合わせで、風景からスナップ、動物、近接撮影までを1本でカバーできる──これはまさに、「1本で完結する」という言葉がふさわしいコンビです。
寄れることで生まれる構図の自由、明るさによる描写力、広角ならではの広がり感。それらを『EOS R6』がしっかり引き出してくれるのです。
「単焦点レンズはちょっとハードルが高い」と感じている方にも、この組み合わせは強くおすすめできます。旅先でも、近所の公園でも、そして何気ない日常の中でも。“寄れる広角単焦点”という選択肢は、写真の楽しさを再発見させてくれるはずです。どうぞお試しください。
