
【Canon】描写の差はあるのか。Lレンズと通常レンズの撮り比べ
3月も終わりが近づき、新しい年度のスタートを迎えるこの時期。
新生活や環境の変化にあわせて、カメラやレンズの買い替え・買い足しを検討されている方も多いのではないでしょうか。
なかでも標準ズームレンズは、普段使いから旅行まで幅広く活躍する1本。だからこそ「どれを選べばいいのか」と迷われる方もいらっしゃるかと思います。
今回は、同じ焦点距離をカバーしながら価格帯の異なる2本であるキヤノンのRF24-105mmレンズを実際に撮り比べ、その違いを検証していきます。これからレンズ選びをされる方の参考になれば幸いです。
撮影では以下の内容で設定しております。
・ホワイトバランス:5000Kに固定
・露出モード:マニュアル
・ボディ内レンズ補正:すべてOFF
・フォーカスは同一条件で実施(中央一点AF)
・JPEG撮って出し
それでは撮った写真を見ていきたいと思います。
まずは寄りで撮影したカットです。

焦点距離:85mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO: 100 / 使用機材:R5

焦点距離:85mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO: 100 / 使用機材:R5

焦点距離:24mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:R5

焦点距離:24mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:R5
画角、F値、ISO感度、シャッタースピードを揃えて撮影した場合、見比べても大きな差は感じにくい結果となりました。
解像感やコントラスト、色の再現性についても大きな違いは見られず、実用上においては、同じ設定で撮った場合ではどちらのレンズを使用しても十分に高い描写が得られると言えると思います。
次に引きで撮ったカットを見ていきます。

焦点距離:24mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:R6MarkII

焦点距離:24mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:R6MarkII
こちらは、寄りとは違いカメラのレンズを通る光が隅まで均等に届かず、画像や写真の四隅が中心部よりも暗くなる周辺減光の差が見られました。どちらも周辺減光がありますが、RF24-105mm F4-7.1 IS STMのレンズによりその現象が出ています。
ですが、解像度や色味の傾向には大きな差はなく、どちらも自然な描写力があります。
他にもいくつか比較した写真を見ていこうと思います。

焦点距離:50mm /絞り:F5 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:R6MarkII

焦点距離:50mm /絞り:F5 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 / 使用機材:R6MarkII

焦点距離:35mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:R5

焦点距離:35mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:R5
これらの写真は全体的にコントラストに差があるように感じた写真です。
同一の設定で撮影した場合でも、レンズの光学設計や透過特性の違いによるものと考えられます。
今回レンズの比較を通して特に印象的だったのは、RF24-105mm F4-7.1 IS STMの描写性能の高さです。
条件を揃えて撮影した場合、描写力の差をあまり感じられなかったので、日常的な撮影においては十分すぎる性能を持っていると感じました。
しかしその一方で、「L」の称号を持つRF24-105mm F4 L IS USMには、単なる数値では捉えきれない特徴も感じられます。
それは、「STMでは難しい領域まで設定を広げられる」という点です。

焦点距離:88mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:R6MarkII

焦点距離:88mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:R6MarkII
この2枚の写真は、光量を揃えたうえで絞りだけを変えて撮影したものです。
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、88mm付近ではF値が自動的に7.1まで絞られる仕様になっています。一方で、RF24-105mm F4 L IS USMは開放F4のまま撮影が可能です。
そのため、Lレンズの方が背景のボケを活かしやすく、結果として被写体をやわらかく引き立てる描写になりやすいと感じられます。
また、望遠側でシャッタースピードを上げることで、水しぶきが立ち上がる一瞬を切り取れる点も魅力のひとつです。
動きのある被写体に対しても、タイミングを捉えやすく、印象的なシーンを自然な形で残しやすくなります。

焦点距離:105mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:R5

焦点距離:105mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100 / 使用機材:R5
今回の比較では描写の差は大きくないという結果になりましたが、使用シーンや求める表現によって選ぶべきレンズは変わってきます。コンパクトさや軽快さを重視するのであればRF24-105mm F4-7.1 IS STM、より幅広い撮影環境や表現力を求めるのであればRF24-105mm F4 L IS USMといった選び方が一つの基準になると思いました。
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そして最後に、現在キャノンではキャッシュバックキャンペーンが実施されています。
RF24-105mm F4 L IS USMは20,000円、RF24-105mm F4-7.1 IS STMは10,000円のキャッシュバック対象となっております。お得となっている今の時期にお確かめ下さい。



