
【Canon】初心者からプロまで。いつの時代もCanonがダントツで愛されるわけ。
フィルムカメラの時代から、多くの人々に愛されてきたCanon。
「その理由は何なのか」を考えはじめると、途切れることなく浮かんできます。
例えば、整理された使いやすいボタン配置と握りやすいグリップ。
高速・高精度なオートフォーカス。
ユーザーそれぞれの求めるレベルに応じた、わかりやすい商品ラインナップを展開している事も挙げられるでしょう。
この様に枚挙に暇がない訳ですが、その中でも最もよく言われる長所は「写真の色がいい」ということ。
ポートレートなら赤みのある美しい肌色で被写体を魅力的に描き、風景を撮れば鮮やかで生き生きとした1枚に。
どんな被写体にもオールマイティーに対応し、誰が見ても綺麗だと思う写真が撮れるのです。
こうした長所が組み合わさった結果、23年連続で世界シェアNo.1という偉業を達成!
これからカメラを始める初心者から写真を生業とするプロカメラマンまで、多くの方に選ばれ続けています。
今回の記事では、風景写真を撮った際の色味の良さにフォーカスしてご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

EOS Rシリーズの高画素機、EOS R5で撮影した都電の遺構です。
草花の柔らかな黄緑は、他メーカーとは一線を画すもの。
自然さと鮮やかさがちょうどいい塩梅で共存しているうえ、画面奥の草と手前の草の描き分けも見事!
日本の春ならではの、少しだけぼんやりしたような雰囲気もしっかりと見受けられます。
Canonの良さが如実に出た1枚だと思います。

このように自然物と人工物を一緒にフレーミングすれば、それぞれのなじませ方が上手くて驚きます。
Canonはどちらかというと植物や生き物の表現が得意な印象がありますが、建物や車といった人工物もシャープで綺麗に撮ることができます。
ことさらにエモさを強調するのではなく、あくまでナチュラルに。けれど魅力はしっかり引き立てる。
これはとても難しいことなのですが、Canonならエントリー機からプロ機までどのモデルを買っても味わえます。

この写真はフルサイズミラーレスのエントリー機、EOS RPで撮影しました。
先ほどのEOS R5と比べ、新品ボディの価格はほぼ1/4(2026年4月現在)ですが、出てくる画の素晴らしさという意味では全く見劣りしていないのではないでしょうか。
ここで一つよもやま話を。
時はフィルムカメラの時代。
Canonは何と1年間もの間太陽光を研究し、季節ごとの色の変化を追い、独自のレンズ色基準を打ち立てました。
それはISO(国際標準化機構)が打ち立てたColor Contribution Index(そのレンズを通すと、どれくらい色が偏るか)よりも厳しい水準であったとのこと。
色に対する並々ならぬ思いを感じると同時に、デジタルカメラのセンサーやエンジンにもそのスピリットが流れているように感じてなりません。

それはコンパクトデジタルカメラにおいても一緒です。
今までにご覧いただいた一眼レフやミラーレスの写真と比べると、どうしても解像性能では劣ってしまいますが、根底にあるものは同じです。
1インチセンサーを搭載したPowerShot G9 X Mark IIで撮影した公園の写真では、夏の光が優しく輝いていました。
ここまでに紹介した写真の色の良さとは別になりますが、「色味の継続性」という点でもCanonは素晴らしいと思います。
筆者は2010年発売のEOS 60Dから最新鋭機のEOS R6 Mark IIIまで様々なEOSを使ってきましたが、カメラにはままある「世代ごとの色の違い」が他メーカーと比べ抑えられていると感じています。
それでいて低ノイズ化や高解像化、再現が難しいシーンでの色味の正確さといった部分についてはブラッシュアップされているので、安心して新型機に乗り換えることができます。
以下で写真と共にご紹介いたしますので、ぜひお付き合いください。

こちらは件のEOS 60Dです。
記事執筆時点で発売から16年が経過しているカメラですが、こうして写真を見てみると画作りの古臭さは微塵も感じません。
むしろ昨今のミラーレスカメラよりも暖色よりの色再現なので、鮮やかに見えるかもしれません。
グライダーの翼に軸上色収差と呼ばれる緑の色付きが見られますが、この時使用したレンズが2007年発売(まだまだブラウン管テレビが主力だった頃!)という事を考えれば上出来でしょう。

こちらは2016年発売のフラッグシップ一眼レフ「EOS-1D X Mark II」で撮影しました。
傘の透明感と花弁の優しいピンク、そして萌ゆる緑を絶妙な色味で再現しています。
Canonのフラッグシップ機は、一眼レフ・ミラーレスともにエントリー~ハイアマチュア機よりコントラストが高めの写りになる事が特徴です。
これにより報道やスポーツ撮影の現場など、撮って出しですぐ納品する必要がある場合でも見栄えが良いというメリットが生まれます。

次は2022年発売のEOS R6 Mark IIの1枚。(センサーダストのような点は虫です)
先ほどのEOS-1D X Mark IIとは発売日にして6年の開きがある上、一眼レフとミラーレスという大きな違いもあります。
そのうえ全く違う被写体を撮影しているのにもかかわらず、それでも芯の部分で通じるものがあると思います。
それは華やぎのある雰囲気とでも呼べばいいでしょうか。温かみや安心感と言ってもいいかもしれません。

私がEOSを使い始めて、早16年が経ちました。
その間様々なモデルを購入してきましたが、一度たりとも期待を裏切られたことはありません。
買ったばかりの新しいEOSでも、「おかえりなさい」と言ってくれているように感じるのは、いつまでも変わらない良さがあるからでしょう。
それはきっと他の方も同じで、だからこそプロカメラマンの装備はCanonが多いのではないでしょうか。
そしてプロ機の開発で培われた耐久性や画質・機能はエントリー機にも降りてくるため、その高性能を誰もが手にすることができます。
どんな人にも、どんなシーンにも安心してお勧めできるカメラを作る。作り続ける。
それはいつの時代も変わらない、Canonがダントツで愛される理由です。




