6月20日にEF5861(通称ロクイチ)が田端運転所から東京総合車両センターへ向けて動きました。
今回が最後？と、言われている自力走行を撮影するべく、沿線には多くの鉄道ファンでにぎわっていました

新宿駅を通過していくEF58 61

今回の回送理由は不明ですが、東京総合車両センター内に御料車車庫があるため、御料車1号編成とともに保存を前提に保管されるのでは？という噂があります。

今回回送されたEF5861(通称ロクイチ)は、1953年に日立製作所で皇族専用御召し列車牽引専用機関車として製造された機関車で、数々の専用装備がなされた機関車。
実は、EF5861は、EF5854として製造される予定でしたが、「お召し機関車は、東芝製造のEF5860と連番が望ましい」との観点により、同一ロット内で東芝に割り振られていた61号のナンバーを日立の54号と交換し、61号機として製造されたそうです。
EF5861は、皇族専用御召し列車牽引専用機関車なのでロイヤルエンジンとも呼ばれ、鉄道ファン以外にも大変人気のある機関車でした。

昨年、製造から40～70年経過し、老朽化の激しかった皇室用客車御料車1号編成の置換用として、E655系が製造された。

このE655系は、皇族利用や国賓が利用する時は専用の特別車両を連結し、一般客も利用するときは、特別車両を以外で編成を組み団体専用列車として活躍している。

E655系が製造されたことにより皇室用客車御料車1号編成の牽引の役目が終わったことと、EF5861の老朽化と、製造から55年が経ち修理部品確保が困難となりＪＲ東日本より3月のダイヤ改正で廃車前提の保留車となると告知されました。
2月27日には、長らく塒にしていた田町車両センター内にある旧東京機関区から田端運転所へ回送されました。
この時は、今回の走行が最後と言う噂もあり、沿線には平日なのにたくさんカメラマンが終結していました。

この日、私は用事で回送に間に合わなかったので、田端操車場に着いてから機関庫に収容されるまでを撮影してきました。

田端構内踏切を渡って機関庫へ収容

誰か沿線で撮影してないかと、当店のスタッフから新宿駅で撮影していた画像を頂きましたので、一緒に掲載します。

駅員に見送られて新宿を発車・・・・

コリドラス氏からは、客車を牽引したおそらく最後になるであろう画像を頂きました。

一説によると、鉄道博物館に保存という話もあるそうで、その時は御料車1号編成や、まだ御料車車庫へ保管されている御料車などと一緒に展示されるのではないでしょうか？
最近鉄道博物館周辺では、隣接する施設の再整備が始まり、増築の気配がありますが、公式発表を楽しみに待ってみましょう。