StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
【Canon】名機EOS 5D Mark IVの魅力が色褪せない理由。実写レビューから紐解くその価値

【Canon】名機EOS 5D Mark IVの魅力が色褪せない理由。実写レビューから紐解くその価値

長年にわたり、世界中のプロフェッショナルやハイアマチュアから絶大な支持を集めてきたキヤノンのフルサイズ一眼レフ『EOS 5D Mark IV』。2016年の登場以来、ありとあらゆる現場の第一線で信頼され続けてきたこの名機が、2026年3月、ついに生産完了を迎えました。

すでにフラッグシップ機である「EOS-1D X Mark III」も生産完了となっており、キヤノンの一眼レフシステムは文字通り”完全なミラーレス一眼への転換期”を迎えたと言えるでしょう。

しかしながら、生産が終了したからといって、このカメラの価値が失われたわけではありません。むしろ「今だからこそおすすめ出来る、EOS 5D Mark IVの魅力」を改めて振り返ります。

Canon EOS 5D Mark IVによる夏の長野県・上高地の風景写真。青空の下に広がる穂高連峰と梓川

常夏の上高地。青が色鮮やかです。

筆者もEOS 5D Mark IVを使用して、まもなく5年が経とうとしています。これまで国内・海外を問わず、どんな場所、どんな環境下でも活躍してくれました。特に、気温が低い時や高い時であっても、びくともせずに動き続けてくれたことに絶大な信頼を置いています。

海岸の砂浜に立つ黒いTシャツ姿の男性の後ろ姿。寄せる波と水平線の風景

オールド過ぎず現代過ぎないバランスの取れた描写です。

現行機種のような被写体認識AFやUSB-C充電といった現代の便利機能は付いていません。しかしながらUSB充電を必要としない非常に長持ちするバッテリーや、基礎的な撮影知識があれば十分に扱うことのできる操作性を備えており、耐久性・画素数・操作性の何をとってもバランスが取れているカメラです。

海沿いのウッドデッキ(遊歩道)を歩く多くの人々の後ろ姿と青い海の風景

SIGMAレンズを使用しました。シャープで周辺減光も丁度良いです。

現行機種に使用されている映像処理エンジン「DIGIC X」からすると、実に6年以上前に開発された「DIGIC 6+」を搭載しています。確かに、現代の高感度性能や解像感の面では現行機種が勝るというのは紛れもない事実です。しかしながら、『EOS 5D Mark IV』には今日でも現場で十分に通用するだけの画質と解像感がしっかりと備わっています。

神社 楼門 鳥居 朱塗り 赤 扁額 看板 宮島

ある年の宮島。海水に濡れた記憶がありますがびくともしませんでした。

 

また、累計1億本以上売れたCanon EFマウントを各種アダプター無しで使用できるのは今日の物価高による価格上昇からすると非常に優れたポイントと呼べるでしょう。現在ではEFレンズのラインナップのほとんどが中古のみの取り扱いで価格が非常に落ち着いています。現行マウントであるRFマウント黎明期ではアダプターを介した使用方法が流行し一時EFレンズの価格も上昇しましたが、今ではRFマウントレンズも拡充し始め、その波は収まりつつあります。1万円台の軽量単焦点レンズもあれば100万円近い超望遠単焦点レンズまでニーズに合ったレンズが必ず見つかるでしょう。『EOS 5D Mark IV』に限った話ではありませんが、価格を抑えつつも現行機種に劣らない優れた画質を叩き出す事が可能です。

夕暮れ時のオレンジ色に染まる海と、水面に浮かぶ潜水艦や船の黒いシルエット

キヤノンらしい色鮮やかな夕日です。

また、約3000万画素という画素数の採用も大きなポイントです。

現行機のように4500万画素・6000万画素といった超高画素ではなく、バランスの取れた3000万画素はWEBコンテンツやSNS投稿用には非常に適しておりデータの取り扱いも非常に容易です。

最新のミラーレスフラッグシップ機から往年のレンジファインダー機まで使用したことのある筆者ですが、『EOS 5D Mark IV』を今日使用しても全く問題なく精細でキヤノンらしい記憶に残る美しい色再現性は健在です。

ニューヨークの国立アメリカ・インディアン・博物館の入り口。赤い大きな垂れ幕と石造りの彫像

NY旅行にも持ち出しました。盗難・窃盗が怖くてあらゆる箇所にマスキングをした記憶があります

ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナル駅構内を行き交う人々と、美しい天井画が広がる中央大ホールの風景

グランド・セントラル駅から。

最新のミラーレス機が叩き出す超高精細なカリカリとした描写とはまた一味違う、しっとりとした空気感や深度を表現できるのは、熟成されたこのセンサーと映像エンジンだからこそ。拡大して粗を探すような見方ではなく、一枚の「写真」として仕上がったときの絵の説得力は、今なお色褪せることはありません。

ニューヨークのグランド・セントラル・マディソン駅の看板を見上げる、茶色いコートを着た女性の後ろ姿

被写体認識なしでも実は結構撮影出来ます

被写体認識AFやトラッキング機能といったカメラ任せのモードなどはほぼ搭載されていません。だけどそれは決して「撮れない」ということではなく、撮影者自身が主導権を握れるということでもあるでしょう。

飛行機の窓から見た青空と雲海の景色。キャセイパシフィック航空のロゴが入った主翼

現行機種と比べてもあまり遜色ない写りです、

基本に忠実な中央1点AFや親指AFを駆使し、被写体の動きを予測しながらシャッターを切る。カメラの自動認識に頼らず、自分の技術と感覚でピントを合わせにいくプロセスは、1枚を仕留めたときの達成感をより一層深いものにしてくれます。

水族館の屋外プールで、水面から高くジャンプする2頭のイルカとトレーナーの姿

当時のフラッグシップ機「EOS 1DX Mark II」ベースのAF性能の搭載。何も気になる点はありません

ひとつの時代が終わり、キヤノンのシステムが完全なミラーレス時代へとシフトした今。『EOS 5D Mark IV』の”生産完了”というニュースは、やはり一抹の寂しさを覚えさせます。

しかし、このカメラが持つ基本性能の高さ、そして道具としての完成度は、2026年の今日でも十二分に通用するでしょう。

最新のAI・便利機能は備わっていなくても、約3000万画素の絶妙なバランス、タフな現場に耐える堅牢性、そして何より光学ファインダーを通じて「自分の手で写真を撮る」という現代の機種では体感しにくい歓びが、この一台には凝縮されています。

価格が落ち着いてきた豊富なEFレンズ群をネイティブに活かせる今だからこそ、あえてこの名機を「手になじむ最高の相棒」として選ぶ価値は間違いなくあります。キヤノンの一眼レフ史を支えた偉大な傑作。

改めてスポットライトを当てるべき名機でしょう。

 

【Canon】被写体を選ばない私の強い味方「EOS 5D Mark IV 」

 

【Canon】ENJOY!「EOS」〜レフ機の最高峰 EOS 5D Mark IV〜



 


 
筆者おすすめEFレンズ


 


 


 

 

 

[ Category:Canon | 掲載日時:26年07月11日 16時00分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

32周年創業祭 SummerTicket

RECOMMEND

PAGE TOP