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【Canon】無限の守備範囲をその手に。名門「5」の系譜が魅せる、高画素×超高速の真境地

【Canon】無限の守備範囲をその手に。名門「5」の系譜が魅せる、高画素×超高速の真境地

フラッグシップの遺伝子が、名門「5」のボディに宿るとき。 Canonのフルサイズミラーレスにおける最高高画素機でありながら、かつての最高峰『EOS R3』から継承した「視線入力AF」と「積層型センサー」をその胸に抱く機体——『EOS R5 Mark II』。
動体撮影への圧倒的な対応力を手に入れ、あらゆる被写体を余裕で呑み込むこのカメラは、これまでの高画素機が背負っていた宿命や躊躇いを、鮮やかに過去のものへと追いやってくれます。
今回は、この名機の表現力を試すべく、大口径超広角ズーム『RF15-35mm F2.8 L IS USM』と、万能な高倍率ズーム『RF24-240mm F4-6.3 IS USM』の2本を使用し、その本領に迫りました。(一部掲載写真はRAW現像を行っています。)

EOS R5 Mark II 作例写真

 

まずはRF15-35mm F2.8 L IS USMを使用した作例から。 『EOS R5 Mark II』に搭載された約4500万画素のセンサー性能を確かめるべく、帰宅後に現像ソフトで撮影データを200%まで拡大してみました。すると、遥か彼方に写り込んでいた小さな文字がくっきりと読めたのです。その恐ろしいほどの解像感とトリミング耐性は、近年の6000万画素級カメラに肉薄する凄みを秘めています。

 

RF15-35mm F2.8 L IS USMを使用した超広角の作例

この圧倒的な描写を支えるのが、飛躍的な進化を遂げた映像エンジンです。 Canon最高峰の映像エンジン「DIGIC X」に加え、新たに映像処理専門の「DIGIC Accelerator」を搭載。これまで「DIGIC X」が一手に引き受けていた処理を分散・並列化することで、カメラ全体の処理能力が次元の異なる高みへと引き上げられました。
その真価は、明暗差の激しい影の中にある被写体を捉えた瞬間に現れました。 過去の一眼レフ機や前モデルであれば、測距に時間を要したりピントの迷いが発生していたような厳しい条件下でも、『EOS R5 Mark II』は一瞬の逡巡もなく、吸い付くようにピントを合致させたのです。前モデルや一眼レフをお使いの方なら、この一瞬の挙動だけで乗り換えを検討する価値が十二分にあります。

かくいう筆者もその一人で生産完了したCanon製一眼レフをずっと使い続けています。大きなシャッター音と驚くほどのロングライフバッテリーにメリットを感じて今日までずっと使い続けていますが、実際に『EOS R5 Mark II』を使用し、全く迷わないAF性能と非常にシャープな描写にはかなり惹かれてしまいました。

筆者が使用している一眼レフのメーカー公式修理サポートが終了するまで使い続けると決めていましたがここまで画質に差があると乗り換えたくなるばかりです。

 

暗所や影の部分に正確なAFでピントを合わせた作例

 

明暗差の激しい逆光下でシャッターを切った1枚でも、ダイナミックレンジの広さは圧倒的でした。暗部を持ち上げても画像は破綻することなく、豊かなグラデーションを静かに保ち続けます。 さらに、高画素機でありながら常用ISO感度は最高51200を達成。高画素機が伝統的に苦手としてきた暗所での撮影性能も、前モデルから飛躍的な進化を遂げていました。

 

優れたダイナミックレンジを示す逆光下での作例

 

そして、ついに採用された「積層型センサー」。 データの読み出し速度が劇的に高速化したことで、電子シャッター特有のローリングシャッター現象は極限まで抑え込まれています。電子シャッターで跳ね回る動物や猛スピードで駆け抜けるレースカーを追っても、画面の歪みを心配する必要はほとんどありません。 まさに、無限の守備範囲を獲得したカメラと言えます。

 

RF24-240mm F4-6.3 IS USMを使用した上高地の風景

 

ここからは、旅の万能レンズ『RF24-240mm F4-6.3 IS USM』を装着した作例をご紹介します。 舞台は、昨年訪れた神秘の地・上高地。
カメラボディと高倍率ズームを合わせた重量は「約1.4キロ」。数値だけを見れば決して軽くはありませんが、取り回しが良く、一日中歩き回っても重量による疲労感はありませんでした。深くて指がしっかり引っかかる、Canon伝統のホールド感に優れたグリップ設計の恩恵を改めて実感します。

 

動物検出AFを利用して撮影した上高地のサルの作例

 

自然保護区の深い森のなか、野生のサルと出会いました。 被写体検出を「動物」に設定すると、サルの瞳をカメラが瞬時に捉え、美しく正確なピントで捉え続けることができました。 この時、シャッター設定を「電子シャッター」に切り替え、シャッター音を無効化。カシャという駆動音で警戒させることなく、サルに可能な限り近づいて撮影することができたのです。

 

小雨が降る悪天候下で撮影した上高地の風景

 

この日は一時、小雨が降るあいにくの天候でした。 エントリークラスのカメラであれば、防塵防滴が強くないため撮影を躊躇してしまうような場面です。 しかし『EOS R5 Mark II』は、各ダイヤル部分や細かな隙間に至るまで徹底したシーリングが施された高耐候設計。多少の雨ならほとんど気にすることなく撮影を続行することができました。 一眼レフ機に比べて耐久性が心配されがちなミラーレス機ですが、Canonの上位機種らしい優れた耐久性能を見せつけてくれます。

 

EOS R5 Mark IIで撮影した上高地の雄大な自然の作例

 

Canonの歴史を創ってきた伝統の「5」シリーズ。 その最新機種らしい剛性感と、動きものでも十分に使用できる電子シャッターの進化には、大きな驚きを覚えました。
6000万画素や1億画素を搭載したカメラと比較すると、扱いやすいデータ量を維持しながら、それ以上のトリミング耐性を感じさせてくれるバランスの良さ。
静物から猛スピードの動体まで、晴天から雨濡れる森まで。 あらゆる撮影フィールドを自分の領域にしてしまうこの名機は、写真表現の限界を軽々と押し広げてくれる、最高の相棒となるはずです。

【Canon】EOS R5 Mark IIで夏の上高地へ

【Canon】必要十分過ぎるくらいがちょうどいい│EOS R5 Mark II



 

 

[ Category:Canon | 掲載日時:26年09月10日 17時34分 ]

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