
【Canon】発売から6年。型落ちとは呼ばせない、現行機に迫る実力を秘めたフルサイズ一眼。
発売から約6年が経つ『EOS R6』。年を追うごとにミラーレスカメラの性能進化が激しい昨今ですが、『EOS R6』は今日にメイン機と使用しても全く問題ないAF性能と画質を有します。今回は『EOS R6』を2本レンズを使用して撮影いたしました。実際の作例を元にご紹介いたします。使用したレンズはRF100-400mm F5.6-8 IS USMとRF50mm F1.8 STMになります。撮影形式はRAWになりますが、過度な編集は行なっておりません。カメラプロファイルはカメラ標準になります。

1枚目は現在シーズンの向日葵を撮影した作例から。Canonらしいビビットな発色と繊細な解像感です。『EOS R6』は約2000万画素を搭載し、ボディ単体で5段分の手ぶれ補正機能が搭載されています。数値だけで比較するとやや旧世代と感じますが、実際に撮影すると低画素による高感度耐性と当時のフラッグシップ一眼レフセンサーの仕様変更されたセンサーの搭載によって十分な画質があると感じました。上記の作例もピント面の解像感も素晴らしく、現行機種を使用したと謳っても遜色ないレベルです。

向日葵に止まっていたミツバチを撮影しました。『EOS R6』には被写体認識AFとして虫・昆虫の項目はありませんが、ラージゾーンAFとサーボAFを使用することで上記のような小さい被写体でも容易にフォーカシングが可能です。また、合焦精度・スピードも非常に早く中古価格が非常にお求めやすい価格にも関わらず非常にコストパフォーマンスが高いカメラだと思います。

少し時間をかけて飛び立つミツバチを撮影しました。もちろんこのような作例を撮影する場合は親指AFやフルタイムMFを駆使必要がありますが、筆者が手に使用する一眼レフと比較しても非常に簡単に撮影できました。また、最新のミラーレス機と同じような使用感です。Canonミラーレスカメラ黎明期にリリースしただけあってメーカーの底力を感じます。

被写体を変えて旅客機を撮影しました。『EOS R6』には2020年に発売したカメラですが、被写体認識AFに乗り物優先が搭載されています。この当時の多くのカメラだと人物・瞳AFの搭載はあるものの、自動車・航空機といった乗り物に限定した被写体認識AFの搭載がない場合が多いです。飛行機やモータースポーツを撮影される方にとって非常にありがたい機能です。
上記のハワイ便の旅客機を撮影した際には稀に機体後方部の子亀にフォーカスがあってしまいましたが、もう一度AFを作動させるとしっかり機体前部にフォーカスが合いました。こういった被写体AFの認識精度・他の被写体が割り込んだ際の粘り強さは現行機種に分があると感じました。ただ使い込んでいく中で『EOS R6』の言葉では表現できない細かな特性・傾向を掴めば現行機種に負けない性能を潜めているでしょう。

飛び立つ旅客機を撮影しました。戦闘機のような高速で飛行するものではないので容易に撮影出来ました。特に時代の古さを感じるAFではなく現行機種に迫るAF性能です。昔からAFに定評のあるメーカーだけあって流石です。

シャッタースピードを1/30に設定して旅客機を流し撮りしました。近年の3000-6000万画素と比較すると画素が低いおかげで流し撮りの難易度が下がります。普段あまり流し撮りをしない筆者ですが、ものの数分でカメラの特性を掴んでブレることなく撮影できました。今回は自動車の撮影は行いませんでしたが、きっと簡単に流し撮りができるでしょう。連写速度もメカシャッター使用時に12コマあるので運動会でのお子さんの撮影や連写が求められるシーンでも難なく対応できるでしょう。電子シャッターに設定すると最大20コマまで拡張できます。しかしながら、積層型センサーやグローバルシャッターといった歪みに強いセンサー方式ではないのでシャッター音が気になる現場やあまり動かない被写体に使用する事を推奨します。

最後に夕暮れの街をRF50mm F1.8 STMでスナップをしました。RF50mm F1.8 STMは重量約160gで非常に軽量なレンズです。実際に手に取ってみると非常に軽く、ボディと合わせても800g程度なので日常使いの組み合わせとしても非常にバランスが良いと感じました。

昨今の新品・中古レンズ市場価格は少しづつ高騰していますが、今回使用したRF50mm F1.8 STMは新品でも3万円程度でレンズとしては非常にお買い得です。中古も視野に入れれば2万円台後半の物が流通するレベルです。
肝心の画質ですが、AFスピードこそ若干の遅さはあるものの、開放F値が明るいのでボケを作りやすく、高画素カメラに使用しても耐えうる解像性能です。Aps-cフォーマットに使用すれば80mm相当の単焦点レンズになるので、ポートレート用としても活用できる万能さです。

いかがでしょうか。今回は簡単ではありますが、発売から6年が経過した初代『EOS R6』をご紹介いたしました。2000万画素台とは思えないほどの解像感と当時最高峰のAF性能のおかげで2026年に使用しても全く問題ない高い性能でした。中古価格が落ち着き始めているので、初めてのフルサイズミラーレスカメラとして導入するのも非常におすすめです。




