
【Nikon】日常に寄り添う“この1本でどこへでも行ける”標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-105mm F4-7.1」先行レポート
本日1/15に、「NIKKOR Z 24-105mm F4-7.1」が発表となりました。
これまでのZマウント純正ズームレンズには、ありそうでなかったスペックのレンズです。
サイズ・焦点距離・画質その全てで“ちょうど欲しかった”ところを狙ったこのレンズを、東京・新宿にある「ニコンプラザ東京」にて先行体験してまいりました。
早速レポートさせていただきます。
スペック・外観について
まずは仕様をご紹介いたします。
・レンズ構成:10群12枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚)
・最大径×全長(レンズマウント基準面からレンズ先端):約73.5 mm×106.5 mm
・重量:約350 g
・最短撮影距離:焦点距離24mm時:撮像面から0.2 m、焦点距離105mm時:撮像面から0.28 m
・絞り羽:7枚(円形絞り)
・フィルター径:67mm
・AF駆動用モーター:STM

必要十分な焦点距離を確保しながらも、鏡筒はコンパクトなサイズ感なので持ち運びが苦になりません。
径が細いのは言わずもがな、レンズ中央付近のくびれのおかげで、さらにスマートな印象を受けます。
重量も350g(まさに缶ジュース一本分!)と非常に軽量なので、いつでも携帯し必要な時にサッと撮ることができるでしょう。

本レンズはZ5IIの新たなキットレンズとして設定されています。
それぞれ単品でご購入いただくよりお得に手に入れることができる上、交換レンズを増やしても最後まで使っていけるポジションのレンズなので、嬉しさもひとしおです。
このキットの登場により、Z5IIには
NIKKOR Z 24-50mm F4-6.3が付属するZ5II 24-50 レンズキット
NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VRが付属するZ5II 24-200 レンズキット
そしてNIKKOR Z 24-105mm F4-7.1が付属するZ5II 24-105 レンズキット
の3種類が揃い踏みしたことになります。

レンズ根元にスピンリングを搭載することで、まるで金属のような高い質感を実現しています。
昨年発売したNIKKOR Z DX MC 35mm F1.7に初採用されたアイテムで、マウント部の印象を引き締めて精悍なイメージを演出してくれます。
更にレンズの中間部と先端部に段差を設けることで、単調になりがちなズームレンズのデザインを魅力的なものにしています。
普段使いするレンズだからこそ、ルックスにもこだわりたい。これは写欲にも直結するポイントです。
抑揚のあるフォルムは持ちやすさにも効果があり、握りやすく滑りずらい確実なホールディングを実現しました。
特徴について
特徴1:いつでも持ち歩けて、何でも撮れる。幅広いシーンで活躍するズームレンジ

他メーカーでは定番レンズとしてラインナップされていることも多く、なじみ深いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
日常の記録から仕事の撮影まで、ほとんど全てに対応できるズームレンジです。
広角側の24mmなら室内で引きが足りない場合でも十分ですし、望遠側が105mmあればたいていの被写体は十分な大きさで捉えられます。ポートレートも問題なくこなせるでしょう。
24mm・35mm・50mm・85mm・105mmと単焦点5本分をカバーしているので、レンズワークも自由自在です。
広角で撮ったらどうなるのか。望遠側ならどんな写りになるのか。撮り比べてみるのも面白いかもしれません。

清らかに回るズームリングは、Nikonの証。
ビルドクオリティの高さから来る「フィーリングの良さ」は、良いものを使っているという満足感につながりますし、耐久性も期待できます。
もちろんピントリングの操作感も上々です。
ズームした際はこのように伸びます。



被写体をクローズアップ!滑らかなボケも楽しめる最短撮影距離の短さ
広角端でF4、望遠端ではF7.1となると、せっかくのフルサイズ対応レンズなのにボケを活かした表現が楽しめないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし本レンズは最短撮影距離が0.2m(24/50mm時)-0.28m(105mm時)と短いため、被写体に近寄れば十分ボケを楽しめます。
更に70-105mmでは最大撮影倍率が0.5倍になりますので、ハーフマクロとしても活用できるのです。
ここまで近寄ることができれば、アクセサリーやミニチュアの物撮りも難なくこなせます。
小さな花をクローズアップして、普段見られない世界を覗いてみるのも楽しそうです。
特徴3:動画でも様々な映像表現を。ムービー撮影に配慮した様々な機能

動画撮影時に気になるAFの作動音。
一般的な超音波モーターでは、「クックッ」や「キュイーン」といったモーターの音が動画に記録されてしまうので、カメラから離れたところに外部マイクを設置するなどといった対策が必要でした。
しかし本レンズが搭載しているSTMは、ほぼ無音でAFが駆動するので安心です。
商品レビュー動画をAFで撮影する場合など、その恩恵は計り知れません。
さらに対応するカメラ※1との組み合わせで、ズーム倍率を拡張できるハイレゾズーム※2が可能
画質の劣化なく、最大2倍のズームができる機能です。
本機能使用時は焦点距離が24-210mm相当(ズーム倍率8.75倍)となり、あたかも高倍率ズームレンズのように使用することができます。
「あとちょっと寄りたい!」を叶えるこの機能は、1度使えば病みつきになる便利さです。
※1 発売時はZ9、Z8、Z6III、Z5II、Zf、Z50II、ZRが対応(2026年1月7日現在)。Z50II装着時は36-315mm相当(35mm判換算)の画角になります。
※2 ハイレゾズーム使用時は、一部使用できない機能や制限があります。

快適でなめらかな操作感、様々な機能を割り当てられるコントロールリングを搭載。
・フォーカス[M/A]
・[絞り値]
・[露出補正]
・[ISO感度]
といった機能をカメラから割り当て、ピントや明るさをゆっくりとスムーズに変化させた自然な映像表現が可能です。
これらを駆使すれば、作品作りのバリエーションが増えることは間違いありません。
例えば・・・
①2人の登場人物が対話しているシーンなどで、もう一人の人物にピントを送る
②露出を連続的に明るくしていき、白飛びさせた場所にタイトルロゴを入れる
等様々な表現が可能となります。
まとめ

もとより様々なニーズに合う標準ズームレンズをラインナップしていたNikonですが、本レンズの登場によりさらに盤石の布陣となったように思います。
24-50mmではちょっと短い。かといって24-120mmや24-200mmクラスでは大きすぎる・・・。
そんな方にこそおすすめしたいレンズに仕上がっておりました。
2025年10月31日にNIKKOR Z DX 16-50mm F2.8 VRを発売し、APS-Cユーザーに新たな可能性を示したNikon。
REDとのコラボレーションで本格的なシネマ体験をもたらしたことも記憶に新しく、その勢いは留まる所を知りません。
2026年も、伝統と革新という2つの武器を手に新たな写真・映像表現に挑み続けるNikonから目が離せない1年となりそうです。
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