【SIGMA】fpで2022年の初日の出を撮る
2022年あけましておめでとうございます。
本年もマップカメラを何卒よろしくお願いいたします。
一年の計は元旦にあり、と言います。
物事は初めが大事で着実な計画の元しっかりと行いなさい、という意味の先人が残してくれたありがたい御言葉です。
己を振り返ってみるに元旦どころか、年間を通して計画性はなく、無鉄砲な思いつきと瞬発力のみが先行してしまい、歩んできた足跡は全くを以て反省する次第。早期に何とかしないといけません。
ならば元旦にしか撮れないもの「初日の出」を撮ってみようと計画を立てて実行に移してみました。
動く雪だるまと形容しても過言ではない程に着込み、自宅から呑気にてくてく歩いて40分あまり。
日の出前ですが周囲は十分に明るく、まるで金色の海が目の前に広がっているかのよう。
この様子は正に明け方の時間帯を表す彼は誰時(かはたれどき)。
夕方を表す黄昏時(誰そ彼時)とはまた違い劇的な光景です。
太陽が姿を現すまでじっと待ちます。
周囲に広がる静寂は上映前の映画館の雰囲気を思わせ、目の前の光景はさながら広大な自然のスクリーンといったところでしょうか。
高まる期待は胸を突き、その瞬間の訪れを掬い取ろうと必死になります。
陽の光がこんなにも綺麗だとは。
「嗚呼、これは…」と思わず呟けば、ここまでの睡魔や寒さなど全てのことが浄化され、身体の端々まで満ちてゆきます。溢れた言葉は何故か「ありがてぇ」でした。
写真を撮る人、動画を撮る人、何かをお願いする人、語り合う人…初日の出を見に来ていた方々も思い思いの方法でこの瞬間を過ごしており、緩やかで幸せな時間がここにはありました。
一年の計は元旦にあり。
無事に初日の出を撮るという目的達成。
『SIGMA fp』は『Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZE』との組み合わせで良く使うのですが、少しばかりの苦労をしたかいもあり今までで一番綺麗に写ってくれました。
『fp』は小型軽量で持ち運びが良くどこへ持っていくのにも安心感があり、『Planar T* 50mm F1.4 ZE』は絞りの開放は勿論のこと、絞っても素晴らしい描写をしてくれます。
この組み合わせ使って今年も素敵な写真ライフを楽しんでいこうと思います。
【使用機材】
・SIGMA fp
・Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZE
・SIGMA マウントコンバーター MC-21 キヤノンEFレンズ/ライカLボディ用