2023年あけましておめでとうございます。
本年もマップカメラを何卒よろしくお願いいたします。
常用するレンズの焦点距離の中でも馴染みが深い35mmレンズ。
その焦点距離の良さとは、という問い掛けには様々な答えがあり、そのこだわりが伺えます。
汎用性の高さから35mmレンズを複数本所有している撮影者も多いことでしょう。
今回は筆者が所有する唯一のオールドレンズ『Carl Zeiss Jena MC Flektogon 35mm F2.4』をマウントアダプターで『SIGMA fp』につけてスナップ撮影を楽しんでみました。
昭和レトロを前面に押し出している街。
その駅前になんともアーティスティックな光景が広がります。
昔から芸術家達が愛した土地ということもあり、その歴史は今も根付いているようでした。
『Flektogon 35mm F2.4』は、かなり寄れるレンズ。
最短撮影距離は0.2m…なのですが、ピントリングの「0.2」の表示を超えても回るため実際にはもっと寄れているようです。
これが仕様なのか個体差なのか、はたまた当時の製造者たちの気紛れなのか。
こういった謎要素には魅かれるものです。
鈴緒の先も冬に陽射しに照らされ美しく。
寄れるレンズは散歩中のスナップ撮影に何かと重宝します。
目の前の一コマも35mmのレンズを通すとストーリー性を伴ってくれます。
その写りは50mmレンズと比べて少々説明的になるとはよく聞きますが、あくまでも語り過ぎないように心がけます。
どのような場面でも一言多いというのは歓迎されることが少ないですから。
『Flektogon 35mm F2.4』も素敵ですが、マウントアダプターを通じて様々なレンズを受け止めてくれる『fp』も素敵なカメラ。
この機材の組み合わせはコンパクトで取り回しが非常に良く、街歩きのスナップ撮影にはとてもおススメです。
それでは、今年もより良い写真ライフを送れますように。