【FUJIFILM】あの夏のクラシックネガを思い出す
このところ、春の到来を思わせるような陽気が続いています。
そろそろ写真を撮りに出かけたい、その前にSDカードの整理を…と家で写真整理を行っていました。
その中で、去年の夏に撮った写真が懐かしかったので少し振り返ろうと思います。
この日、撮影に臨んだ機材は『FUJIFILM GFX 50S II』に『FUJIFILM フジノン GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR』という組み合わせ。中判デジタルと望遠ズームをこの暑い中持ち歩くなんて!と最初は思ったものですが、実際に手にしてみるとフルサイズ機とそんなに変わらない重量・サイズ感にビックリ。これなら全然撮り歩いてもへこたれません。何より撮れる画が非常に好みでどんどんと撮っていきたくなります。
中判らしい緻密な描写に、フジフイルムの色味を掛け合わせることで自分だけの一枚を探求できます。海沿いの空気に合わせてフィルムシミュレーション「ノスタルジック・ネガ」を積極的に使って撮影しました。自分は山深い海なし県の出身で、自分の原風景に海は出てきません。だからこそ「海沿いに生まれてたら、夏休みはこんなところで過ごしていたのだろうか」なんてイメージを落とし込んでみたのです。
味変ということでモノクロのフィルムシミュレーション「ACROS」も挟んで撮りました。白く輝く波と強い日光が落とさせる影。その対比が美しく感じます。
春もまだなのに、通り越して夏に思いをはせるのも面白いなと思いながらこれにて振り返り終了です。季節によって表情を変える海、一番親和性が良く感じるのは夏ですが今年は春の海も写真で楽しみたいと思います。その時はどこで、どんなフィルムシミュレーションを使ってみようか。いまから想像するだけでワクワクします。