【FUJIFILM】フジノン XF60mm F2.4 R Macro 作例
『FUJIFILM フジノン XF60mm F2.4 R Macro』の作例をご紹介します。
Xシリーズのレンズの中で最高レベルのシャープネスを目指したとのこと。
否が応でも期待が高まります!
APS-C用のレンズで60mmなので、35mm換算91mm相当です。
マクロを冠する90mmくらいのレンズでさて何を撮ろうと考えたときに、最初に思い浮かんだのがジオラマでした。
まずはそんなおもちゃの世界にご案内します。
組み合わせたボディは『FUJIFILM X-T4』です。
筆者の場合、ジオラマで主役にしたくなるのは乗り物です。
特に飛行機は大好物です!
すっかりおじさんになりましたが、心は少年のままなのです。
このご時世になる前は、年に何度か飛行機で撮影旅行にでかけていました。
早く世界を飛び回れるようになればいいのにと思いを馳せます。
続いてはパトカー。
これも好きな人は好きな車でしょう。
四つの丸いテールランプが、神奈川県警といえば日産であることを示しています。
カラフルな丸ボケもおもちゃの世界にピッタリです。
こちらは消防車です。
日の丸構図で真ん中が赤いと、お弁当箱の梅干しのようです。
懐かしい改札鋏。
スマホやカードをかざして改札を通ることが多い現在は、切符で通ろうとする人がいると目立つとさえ思います。
今思えば、駅員さんはなぜ改札鋏をカチカチと鳴らし続けリズムに乗っていたのでしょう。
もしかしたらラッパーのミュージックビデオに使えそうなアイデアかもしれません。
この記事をご覧のラッパーの方、そんな映像を作ってくれるのを楽しみにしています。
この古い町並みは、曲線が多くてお気に入りです。
道も水路も家の壁もクネクネと曲がっています。
お地蔵さんに目が行くかもしれませんが、主役は猫です。
近寄ると逃げ、また近寄ると逃げる猫。
一定の距離を置いて逃げる途中なので中腰です。
木漏れ日が道に模様を作ります。
この集落は屋根に石が乗っているのが特徴です。
石置き屋根と呼ばれる工法で、主に江戸時代初期に使われていました。
年に一度はメンテナンスが必要で、実は手間がかかるというこの屋根。
実際に見ることができたのは有難いことです。
マクロレンズが活躍するお花の撮影も試しました。
ハーフマクロですがこんなに大きく写すことができました。
マクロレンズですが、マクロ撮影もできるというだけで風景ももちろん撮れます。
空のグラデーション、海面の凹凸、ほぼシルエットとなっているようでニュアンスが残っているテトラポッドなどの質感がしっかり伝わってきます。
風景写真での描写も良好です。
いかがでしたでしょうか。
ジオラマから夕景までオールマイティーに撮ることができました。
全てのレンズがマクロレンズのように寄れればいいのに!と日ごろから思っている筆者にとって、とても満足のいくレンズでした。
ぜひお試しください。