【FUJIFILM】X-E4がモーレツに欲しい件につきまして。
世の中には「一度知ってしまったら最後、もう後戻りはできない物」が存在します。
今より速くするためにせっせとバイクをモタードカスタムしていた頃、義兄に借りた競技用2stモトクロッサーの爆発的な加速力に悶絶し「今まで私は何を頑張っていたんだろうか」と呆然としたり。驚くほど滑らかな巻き心地と、手に伝わる水中の情報量が圧倒的に違うスピニングリールに「価格が高いのには、ちゃんとした理由がある」と悟ったり。道具を使う趣味であるからこそ、道具の持つ力に圧倒されることがあるといいますか、自分が抱いていたイメージを根底から覆すようなプロダクトが存在するのです。
そんな私が最近ハマってしまったのが『FUJIFILM X-E4』。
何が良いのかと言いますと、このサイズ、この重量で、この画質!に尽きるかなと思います。
普段は『Leica M9』を使用していて最高に気に入ってはいるのですが、撮った後のRAW現像が面倒くさい…(個人的な意見です。カメラのせいではありません。)
昔はRAW現像を楽しんでいたのですが、今は被写体が子供メインになったことで撮る枚数が増えたことに加え、スマホ連携して妻や友人に送らないといけないワークフローも増えました。写真をいじれるのは家族が寝静まった後。撮影データを確認し、RAW現像して、クラウドに保存して、スマホで読み込んで、LINEで送る。うっかりしているとガチャンガチャンと新聞配達プレスカブのロータリーギアの音が聞こえてくる時間帯になっていたり。
かと言って「もう一台カメラを」と考えた時、M9に負けない何か魅力がないといけない。そうじゃないと私のことだから結局持ち歩かなくなるのは分かっています。
絶対条件は、軽くて邪魔にならず、写真らしい画が撮れること。欲を言うなら高感度も強かったら尚のこと良し。
そんなある時、Kasyapa用として『FUJIFILM X-E4』で撮影する機会がありました。
使った印象は、小さい。軽い。そして全てJPEG撮って出しで良いと思わせる完成された画質。
Kasyapa本文中でも述べましたが、本当にコンデジを使っているような気軽さなのに、フルサイズ機と真っ向勝負できる写真が撮れてしまうのです。
そして撮った画像がそのままスマホにポンポン送れるので、シェアやSNS投稿がメチャクチャ楽。
撮るときの露出がしっかり決まれば、RAW現像する理由がないのが素晴らしい。
また、撮影中に色々設定を変えない私にとっては、必要最低限のボタン類は潔くて◎です。
車に例えるなら、軽量・軽快な「マツダ・ロードスター」といった感じです。肩肘張らない気持ち良さ。
ま、写真はポルシェ・ケイマンなのですが。
私の撮影スタイルからすると『FUJIFILM X-E4』は本当に最適な一台です。
アレもコレもと、なんでも出来ない・入っていない所がまた良い。手ブレなんて息を止めてシャッターを切れば大概なんとかなるものです。それよりも圧倒的な軽さとコンパクトネス。これは絶対正義だなと。
そして、今回ブログをつらつらと書いていて気づきました。
これは「おれ、絶対買うやつ」だなと。
愛機M9に負けない、魅力的なカメラ『FUJIFILM X-E4』。これは私が触ってはいけないカメラでした。
今からショッピングクレジットの計算に勤しみたいと思います。