【FUJIFILM】ベルビア・オペレーションin室内
今日ご紹介するMapTimesで使用した機材こちら
『FUJIFILM (フジフイルム) X100V シルバー』
早いもので、「○○○オペレーションin室内」の連載も今回で最後となります。
トリを飾るのはフィルムシミュレーション随一の彩度を誇る、ベルビアです。
「宝石のような輝きを持つポジフィルムのスライド」といえば、まず間違いなくベルビアを指します。
そのくらい有名なこの色再現は、いつの時代も風景撮影の強力な味方でした。なんといっても新芽のような緑、深く濃い青空が印象的!ベルビアだけが持つこのハーモニーは、永遠でしょう。
ところが室内で使うとなると…
色かぶりとの戦いがはじまります。
このシャンデリアは元々黄色っぽい灯りですが、それが見事に強調されてしまいました。
かといってコントラストの強い描写が特徴のシミュレーションですので、ハイキーにするのも何か違う。
なら一気にローキーにしてみましょう。
どんよりしすぎてしまいました。
なかなか思うようにいきません。色温度を下げ、WB微調整で青方向に振りましたが、失敗だったか…。
色はちょっとやりすぎましたが、後ろボケはかなりクリーミーで上質。ISO感度も3200まで上げていますが変な色ノイズは出ていません。
ここまで彩度が高い画ですら色ノイズが出ないということは、巷で言われている「FUJIFILMは高感度ノイズの処理が上手い」という事の裏付けです。
このカットは上手くいったのではないでしょうか!
あんまり考えず、直感で撮っています。この調子で室内ベルビアをマスターしていきましょう。
水色が生き生きとして、華やぎが感じられる画になりました。(このカットは評価測光が導き出した値から露出補正で1段ほど持ち上げています)
室内で撮影を楽しむと、自然と部屋が奇麗になって大変よろしい。
こまめなお掃除、大切です。
最近小物づくりにはまっています。
以前購入した100円ショップのライトやビンを、水性の塗料で好きな色にぺたぺたとペイント。場合によってはリボンをつけたり、紐を巻いたり。
家の中にいながら、おしゃれなカフェに行ったような気持ちになれるところを目指しています。
紅茶も自分で淹れてみたり・・・。
でもせっかちなので、いつもベスト・ドロップまで待てません。
こういう被写体はお手の物ですね。
ベルビア万歳。
友達に「クリスマスみたいな傘だね」と言われました。
心はいつもサンタさんを求めています。
金属の質感がしっかりと出ていて素敵です。
解っていたことですが、室内でベルビアはとても難しかったです。
屋外と比べ光が回っていないですし、色かぶりする原因もたくさん。一筋縄ではいきませんでした。
それにしても、今回は撮影している時間より掃除している時間のほうが長かったような気がします。
掃除して紅茶を飲んで、撮影して掃除して。
気が付くと結構な時間がたっていました。
こんな休日も良いものです。
それでは、また。