
【FUJIFILM】レンズ選びから解放されよう。どんなボディにも似合ってしまう、最小・最軽量のお散歩レンズ。
すっかり季節は夏。毎日の天気予報で伝えられる最高気温が気になる日々がやってきました。
真夏や真冬は撮影に出る頻度が少なくなりがちですが、そんな時にもおすすめできるレンズをご紹介します。

今回使用したのは「フジノン XF27mm F2.8 R WR」、XFレンズの中でも最小・最軽量の単焦点レンズです。
レンズの厚さは23mm、重さは実に84g!
フルサイズ用のレンズではまず考えられないサイズ感です。似たようなレンズでも、重量は100gオーバーになってしまいます。
最近では「XF23mm F2.8 R WR」というレンズがラインナップに加わって久しいですが、FUJIFILMのパンケーキレンズと言えば、この27mmを思い出す方も多いと思います。
それもそのはず、絞りリングの搭載されていない前モデルである「フジノン XF27mm F2.8」の発売日は2013年。
終売された2021年までの8年もの間、FUJIFILMパンケーキレンズの代名詞として販売されていたのです。
今回紹介するのはその後継である「フジノン XF27mm F2.8 R WR」、名前の通り「R=絞りリング」「WR=Weather Resistant(防塵・防滴・耐低温構造)」が追加された、次世代のパンケーキレンズです。
昨今のコンパクトカメラブームに牽引されるかたちで、長らく入手困難な期間が続いていましたが、最近では在庫も安定してきました。
改めてこのレンズの魅力をお伝えすべく、愛機の「X-Pro3」に装着して撮影に向かいます。


35mm版換算で約41mm相当の焦点距離になる本レンズ。
40mm付近というと、RICOH GRIIIxやRollei 35、voigtlander classic 40mm F1.4 SC / MCなど、小型軽量ながら様々なテイストの味わえるレンズやカメラがひしめき合っています。
筆者自身は普段あまり使用しないのですが、この機会に40mmの画角に慣れようと、目についたものをスナップしていきます。


最近はサードパーティー製のレンズを紹介することも増えたため、久しぶりのフジノンレンズの描写に安心感を覚えます。
やはりフィルムシミュレーションの色味を最大限に活かすなら、フジノンレンズの描写が個人的には一番だと思っています。

今回使用したフィルムシミュレーションはクラシッククロームを元にチューニングした、カラーネガを意識したような写り。
カラークローム:ブルーを調整して、より深みを持たせ、青空が少し水色に寄った色味になるようにしています。
段々と空も夏空と呼べるような雰囲気になってきました。


今回は一貫してX-Pro3のOVFを使用して撮影しました。
勿論27mm用のブライトフレームが用意されているため、近接撮影でなければ概ねイメージ通りの撮影が可能です。
35mm版換算約40mmという画角。
標準である50mmに近いため、見たままの遠近感に近い写りをしますが、50mmよりは少し広さを感じる写りです。
写真の周辺部にその場の雰囲気を収めつつ、中心部に主題となる被写体を置く。そんな使い方がしっくりと来ます。


お次はF11まで絞り込んで撮影したパンフォーカスの写真です。
同じ40mmの画角で有名なRollei 35のテッサー40mm F3.5のレンズは、その圧倒的なシャープネスさから「鷹の目」という異名がついていました。
先達に倣って、というわけではありませんが、このXF27mm F2.8 R WRも絞り込むことでその先鋭感を感じることが出来ます。


毎年この季節に行われている浅草寺の「ほおずき市」。
撮影日の翌日から開催されるという事で、境内では準備が進んでいました。


お寺を後にし、商店街を散策していきます。
先ほどは大きな建造物や開けた場所を撮影していましたが、路地や小物の撮影もお手の物です。
広角レンズでのスナップも好きですが、標準域での撮影も背景整理がしやすく写真にまとまりが出やすいです。

「魔性の味」いったいどんなお味なのでしょう。


そろそろ見納めの紫陽花で、前ボケ後ろボケの具合を見てみます。
前ボケは素直に、後ろボケは輪郭がややはっきりと見受けられます。

浅草寺から少し離れて、入谷まで足を運びました。
「ほおずき市」が開催されるまでは、こちらの入谷で「朝顔市(朝顔まつり)」が開催されるのが通例となっています。
残念ながら最終日の午後には朝顔の販売は終了していましたが、こうして花手水を拝むことが出来ました。

期間中は「朝顔お守り」の販売があります。
筆者も購入するのは今年が初めてでしたが、3色ほどの色の中から水色の朝顔を選びました。
「フジノン XF27mm F2.8 R WR」のウィークポイントとして、よく最短撮影距離の長さが挙げられるかと思います。
34cmと数字だけ見ると寄れないのかと思いますが、実際に手元のお守りを撮影するくらいなら十分な距離です。


最後はかっぱ橋周辺を歩いて帰路に着きます。
この周辺には厨房機器の販売店などが軒を連ねており、見ているだけでも楽しいエリアです。
この時期に活躍するかき氷機や、可愛らしい金型がありました。

駆け足でお送りしてきましたが、1日を通して「フジノン XF27mm F2.8 R WR」で撮影した写真をご覧いただきました。
さすが最小・最軽量の本レンズ、首からカメラを下げていてもまったく負担を感じることは無かったです。
これからの時期、暑さ対策のため日傘をさして外に出る機会も増えるかと思います。
もし片手でカメラを構えることが出来たら、夏の撮影もより楽しいものになるでしょう。
夏は片手でサクッとスナップ、そんなスタイルのご提案でした。
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