
【FUJIFILM】ベロア素材と楽しむ冬の終わり
雪が降ったかと思えば、コートがいらない日があったり、季節の移ろいを感じる日々が増えました。
春を待ち遠しく思う気持ちもあれば、過ぎていく冬に何だか切なくなる。そんな季節です。
過ぎ去ってしまう冬に心残りを残さない為の1日を、カメラで残そうと思います。
機材は「FUJIFILM X-E4 ボディ シルバー」と「FUJIFILM フジノン XF35mm F1.4 R」
小型軽量なボディと、開放F値1.4の明るいレンズです。

築60年を過ぎたマンション、なかなか暖房の効かない我が家ですが、植物たちは寒さに耐えながら冬を乗り越えてくれました。
カーテンを抜けた柔らかな光の下にいる植物を開放で撮影してみます。被写界深度はどうしても浅くなってしまいますが、この浅さと柔らかく滑らかなボケが、この空間の空気まで映してくれているようで、お気に入りの一枚です。
いつもよりほんの少し暖かい日だったので、ちょっと薄着で公園にスナップを撮影に出かけます。

この日は深紫のベロア生地のカーディガンを羽織りました。春には少し重たい生地、ちょっと季節外れかも?と思いながらもまだまだ冬と自分に言い聞かせ、袖を通しました。
13世紀のヨーロッパが起源といわれているベルベットから派生して生まれたベロア生地、クラシカルなイメージのあるシルバーカラーの「X‐E4」との相性がいいと思いました。

X-E4 の魅力の一つはシャッタースピードの調整ができるシャッタースピードダイヤルが上部についていることだと思います。スナップ撮影に出るとシャッタースピードを瞬時に変えたいタイミングに度々遭遇します。
流れる水、動く人、飛び回る昆虫、どんな風に撮りたいかは一人一人の感性次第。シャッタースピードを被写体に合わせてさっと変えられるのは、瞬発力の低い私にはとてもありがたい機能です。
しかもこのダイヤルで、AモードやPモードにも変えることができるので、なんとなくシャッターを切りたいだけのタイミング、じっくり被写体に向き合う時間、どちらもダイヤル一つで変更することができます。
フジノン XF35mm F1.4 R には絞りリングがあるので、ダイヤルをシャッタースピードに合わせた状態で絞りリングを動かすと、マニュアルでの撮影にすぐに切り替えられます。

シャッタースピード優先で噴水のような高速で落ちる水を止めて撮影しようとすると、F値が開放寄りになることでフリンジが出たり、デティールが失われてしまう場面もあります。すぐに直感でダイヤルや絞りリングを回して調整ができるので、思い描いた図に近い撮影を楽しめます。
カメラを操作している多幸感も感じることができるので、使えば使うほどX-E4の魅力にどっぷりとはまっていきます。

差し込んだ光を見るとちょっと露出を下げて撮影したくなります。苔が生えた石をスポットライトのように照らす光、侘び寂びを感じずにはいられません。こんな風景は、ちょっとレトロライクになるクラシックネガで写真に納めたくなります。
フィルムシミュレーションの中でも、人気の色「クラシックネガ」。正直、X-E4を選択の視野に入れる方には、このフィルムシミュレーションの存在も大きいのではないでしょうか。撮って出しから完ぺきな色味です。もちろん、ほかにもたくさんの魅力が詰まったカメラではありますが、これ抜きでは語れないのがX-E4です。

公園の被写体を探しにふらふらと歩いていると、菜の花畑が見えてきました。3月初旬が見ごろのはずの菜の花ですが、この日の菜の花はなんだか元気がない様子でした。どうやら今年の季節外れの雪の影響で、いつもよりもしんなりしてしまっていたようです。
ちょっと目線を下げて、まだまだきれいな花を咲かせている子たちを見上げる構図で撮影してみました。
こんな時にチルト液晶はとても便利です。タッチパネルでタッチシャッターも使用できるので、気に入った被写体に狙いを定めることが簡単です。まだまだお昼の日が高い時間、青空が飛ばず、雲まで映してくれました。

梅の花はまだまだ綺麗に咲いていました。溶けるように滑らかなボケ、ピントは甘くなりますが、開放F値1.4の世界は癖になります。
カメラを持って出かけると、普段より周りに意識を向けながら歩きます。ちょっとした街歩きやお散歩にぴったりのX-E4おすすめしたい1台です。
▼関連記事はこちら▼



