
先日発表されたSONY FX2(ILME-FX2B)。FXシリーズにも遂にAIプロセッシングユニットが搭載。FX3/30と比較し瞳認識約30%向上し、より動体への追従性能が強化されました。 さらに、シリーズとして初めてチルト式電子ビューファインダーを搭載。映像制作のプロフェッショナル向けに作成されたFXシリーズですがその中でもエントリーモデルに枠組みされる今回の機種。どんなカメラなのか少しずつ触れながら解説をしていきます。
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SONY FX2の概要
2025年8月1日発売予定のSONY FX2(ILME-FX2B)はプロの映像制作者からも支持されているCinema Line(シネマライン) シリーズの新モデル。フルサイズセンサーなので、被写界深度が浅く印象的な動画・写真撮影が可能です。動画撮影時は有効約2760万画素の高画素と最新の画像処理エンジンBIONZ XRを活かし、4K30p撮影(フルサイズ時)には、画素加算のない全画素読み出しによる7Kオーバーサンプリングが可能。Super35mmモードでは4K60p記録が可能です。
今回は、そんな話題の新製品を一足先にソニーストアで体験してきました。実際に体験して感じた魅力を、デザイン・操作性・機能面などさまざまな視点からレポートいたします。フルサイズで動画も写真も一台で撮影できるカメラをお探しの方、そして「Cinema Line」シリーズが気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ビューファインダー
まず、手に取って目を引くのがCinema Line シリーズ初のチルト式電子ビューファインダー。約368万ドットの高精細OLEDを採用したチルト式電子ビューファインダーにより、屋外などの明るい場所でも撮影に集中できます。ファインダーは撮影スタイルに応じて0度から上方向に90度まで回転させることができるので、あらゆる角度からも見やすく、ウエスト位置にホールドしながらの撮影にも対応できます。アイピースカップは必要に応じて取り外しが可能です。
ファインダーの搭載により従来のシリーズよりもFX2では写真撮影がこれまで以上にしやすくなりました。写真機のαシリーズ同様にビューファインダーと液晶モニターは自動で切り替えるか、どちらかを点灯させるかを設定可能です。
バリアングル液晶モニター
ホーム画面
CineAltaカメラ「VENICE」などのハイエンドCineAltaカメラと同等の操作性を継承した「BIG6(ホーム画面)」を採用。FPS(フレームレート)、ISO、シャッター (スピード/角度)、IRIS(絞り)、ルック、ホワイトバランスの6つの重要なパラメーターを集約し、タッチ操作で直感的に確認・変更が可能です。
ボディを縦にしたときも見やすい操作画面
画面に表示される撮影情報のレイアウトを、縦横どちらの向きにも対応。カメラの向きに合わせて表示が自動的に切り換わり、SNS用の縦撮り動画など、さまざまなシチュエーションでもスムーズに対応します。FX3はこのモードに対応していなかったので待ち望んできたユーザーも多いと思います。
液晶は自在に可動する調整可能なバリアングル機構で、手持ち撮影、ジンバル撮影や自分撮り、ローポジション撮影など、状況に応じて自由なポジションやアングルでのフレーミングが可能です。
液晶画面の解像度
FX3とは液晶パネルの解像度が異なります。FX2は3.0型約103万画素、FX3は3.0型約144万画素。モデルチェンジ予定のFX3(ILME-FX3A)では、液晶パネルは約236万画素となっています。また、FX3と比較すると液晶パネルを開いた背面にファン部分が見えるようになりました。
ケージレスデザイン
Cinema Lineの『FX3』『FX30』同様のフラットなケージレスデザインを採用し、手持ちやジンバル撮影など、幅広い撮影シーンに対応します。ファインダー搭載により、上面のネジ穴の位置が変更されています。底面部分はネジ穴が2つになっています。
その他の使用感
記録メディア
同時記録やリレー記録に対応したデュアルスロットを採用。上下スロットともにSDXC/SDHCメモリーカード(UHS-II/UHS-I)に対応しています。スロット1はCFexpress TypeAメモリーカードに対応しました。
基準ISO感度
Cine EIモードでは、撮影環境の照明条件に応じて、基準ISO感度を800と4000の2つから選択可能。FX3では、高感度側がISO12800だったので、一般的な撮影ではこちらの方が扱いやすい場面も多いと思います
最先端のAFシステム
今回の目玉機能ともいえるのがFXシリーズとして初となる、AIプロセッシングユニットの搭載。
「リアルタイム認識AF」と「リアルタイムトラッキング」の性能が向上し、より高精度な被写体認識によるAF撮影が可能になったことでワンマン撮影も強力にサポートしてくれます。
最後に
初搭載のファインダーに加えて、SONY FX2(静止画時: 約3300万画素)はFX3(静止画: 約1210万画素)に比べて高画素となったことで写真表現の幅も大きく向上しました。これまで動画・写真それぞれ2台持ちしていたユーザーやα7IVからの乗り換えなど、多くの方のニーズに応えられるカメラに仕上がっていると思います。
2025年8月1日発売予定のSONY FX2(ILME-FX2B)の情報はLINEでもお知らせします!
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