
【FUJIFILM】私が山で広角よりGF110mmF2を選ぶ理由。足元から変わる中判登山
山と中判、足元から備える。
ASOLOのトレッキングシューズと中望遠単焦点
山の紅葉が色づき始めるころになると、クローゼットの奥から登山ウェアと一緒に取り出すものがあります。それが、足元を支えてくれるASOLOのトレッキングシューズ『CORAX GV』と、ラージフォーマット対応の中望遠単焦点レンズ『FUJIFILM フジノン GF110mm F2 R LM WR』です。

テント泊装備+カメラ一式を支える、頼れるシューズ
写真を撮ることを前提に山へ行くと、どうしても荷物はかさばりがちです。
カメラ本体に中望遠単焦点レンズ、さらにバックパックの中には「念のため」の広角ズームも忍ばせておく。
そこに三脚が加わり、時にはテント泊装備まで背負うこともあります。
あっという間にいわゆる「日帰り登山」の平均より、ザックはひと回り重くなっていきます。
そんな時に頼りにしているのが、イタリアの登山靴ブランド ASOLO の『CORAX GV』。
もともとはテント泊や縦走などの重装備を想定したトレッキングシューズです。
しっかりしたミッドソールと足首のホールド感のおかげで、ザックが重い日でも一歩一歩の安定感が違います。

日帰りだけを考えると少しオーバースペックかもしれません。
それでも、カメラやレンズ、三脚を背負って山を歩く私にとっては、この「余裕のある」感じが心強い存在です。
実際、このシューズで歩いていてふらついてヒヤッとしたり、踏み外して冷や汗をかいたことはほとんどありません。
機材を守る意味でも、足元の安定感は大事な装備のひとつだと感じています。

10足以上履き比べて見つけた“自分の足に合う一足”
この靴に出会ったのは、神保町のとある専門店でした。
私はどちらかというと扁平足気味で、長い下りを歩いたあとに土踏まずやつま先が痛くなることが多く、靴選びにはずっと悩んでいました。

そこでお店のスタッフさんに相談し、各社の登山靴をとにかく片っ端から試すことに。
土踏まずの支え方、紐を締め込んだときの甲の圧迫感、下りを想定して体重を前にかけたときのつま先の当たり方。
これらを一つずつ確認しながら、10足以上履き比べた末に残ったのが CORAX GV でした。
足を入れた瞬間に、土踏まずの下からぐっと支えてくれる感覚があり、かかとがしっかりホールドされているのに、つま先には必要なだけの余裕が残る。
下りのことを思い浮かべても「これなら爪をやられずに済みそうだ」と、初めて履いたときにすぐ分かるフィット感でした。
さらに中敷きで細かく調整し、自分専用のチューンを完成させました。

“登山靴っぽくない”シャープなシルエット
機能面でのフィット感はもちろんですが、実はデザインにもかなり惹かれています。
登山靴というと、コロンとした丸いフォルムのものも多いですが、 CORAX GV はつま先に向かってすっと絞られた、全体的にシャープなシルエットが特徴です。
無骨になりすぎないブラックベースのカラーに、アクセントで入るレッドの差し色。
細身のパンツと合わせると足元がすっきり見えて、山の装いにどこか“スタイリッシュさ”を残してくれます。
「機能が第一」と思いながらも、やはり毎回目に入るものなので、自分好みのデザインであることは大きなポイントでした。

中望遠単焦点で見る山の紅葉
足元を固めたら、次に気になるのは目の前の景色です。
山で使うレンズとして選んだのは、ラージフォーマット対応の中望遠単焦点レンズFUJIFILM『フジノン GF110mm F2 R LM WR』。

35mm判換算でおよそ87mm相当の画角に、開放F2という明るさを備えた一本で、本来はポートレート向けのレンズとして知られています。
その圧縮感のある画角と大きなボケ量は、山の斜面で色づいた木々を切り取るときにも非常に相性が良く、手前の枝葉と奥の紅葉を重ねながら、立体感のある一枚に仕上げてくれます。

山には広く景色を見渡せる広角レンズも必ず一本持っていきますが、私にとっての主役はあくまでこの110mm。
広角はバックパックの中にそっと忍ばせておき、「ここぞ」という場面ではGF110mmF2を前提に構図を組み立てていきます。
そうして気がつけば、ボディに付いた中望遠単焦点、ザックの中の広角ズーム、そして三脚と、荷物はどんどん重くなっていきます。
その重量を受け止めてくれるのも、先ほどのCORAX GVならではの安心感です。

紅葉の一部分だけを切り取ったり、霧の向こうに浮かび上がる一本の木をふんわりと背景から浮かび上がらせたいとき、中望遠ならではの圧縮効果と、F2ならではの浅い被写界深度が効いてきます。
ピントが合った部分の解像感と、その周りにとろけるようなボケが同居する描写は、帰宅後に撮ってきた写真を眺めているだけでも楽しくなってしまうほどです。


靴とレンズ、どちらも「自分にフィットする」を優先する
テント泊装備にカメラ一式、中望遠単焦点レンズと広角レンズ、そして三脚。
こうして書き出してみると、なかなかの荷物量です。
それでも山へ向かう足取りが重くならないのは、足元を支えてくれる CORAX GV の安心感と、撮ってきた写真を見返したときの GF110mmF2 の描写への満足感、この二つがあるからだと思います。
登山装備もカメラ機材も、「カタログスペック」だけで決めると、どこかで無理が生じてきます。
自分の足の形、自分の撮りたい写真。
そこにしっかりフィットするものを選ぶことで、山で過ごす時間がより快適に、そして撮影そのものがもっと楽しくなっていきます。

今回ご紹介した『ASOLO CORAX GV』と『フジノン GF110mm F2 R LM WR』 は、私にとって「山で自分らしくいられる」ための大切な組み合わせです。
みなさまもぜひ、お気に入りの一足と一本を見つけて、自分だけの“山コーデ”を楽しんでみてください。
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撮影機材のご紹介
本記事の作例写真は、ラージフォーマット対応の中望遠単焦点レンズ
FUJIFILM GF110mmF2 R LM WRを使用して撮影しています。
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なお、当時使用していたボディには現在、後継機としてFUJIFILM GFX100S IIが登場しております。
ラージフォーマットならではの解像感や階調表現にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひあわせてチェックしてみてください。




