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【FUJIFILM】GFXの本領-日常が別次元になるフジノン GF110mm F2 R LM WR-

【FUJIFILM】GFXの本領-日常が別次元になるフジノン GF110mm F2 R LM WR-

中判(ラージフォーマット)カメラと聞くと、スタジオ撮影や作品制作といった、どこか「特別な撮影」を想像される方も多いかもしれません。

しかし実際には、何気ない日常の中にこそ、中判ならではの描写力が最も強く現れる瞬間があります。

今回使用したのは、FUJIFILM『GFX 100 II』と『フジノン GF110mm F2 R LM WR』。
いずれもGFXシステムを象徴する組み合わせであり、中判らしい圧倒的な情報量と、F2という大口径がもたらす立体感を、日常の風景の中で確かめることができました。

GF110mmで撮影した河津桜の写真

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

GF110mmで撮影した河津桜の写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/1400秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

気温はまだまだ寒い日が続きますが、春日和に誘われて、また、神奈川からの春の便りをお知らせに、一足早いサクラの下へお出掛けしました。
早咲きの河津桜。
雨が降らないおかげか日照時間も長く、予報よりも早く蕾から咲き始めていました。

ピント面の解像感と、その奥に溶けていく背景の階調が非常に滑らかで、フルサイズではなかなか得られない「空気の層」がはっきりと感じられます。

ラージフォーマットセンサーの物理サイズが生み出すボケ量は、単に大きいだけでなく、ボケの中にも微細な色と光の情報が残るのが特徴です。
結果として、被写体だけが浮くのではなく、空間ごと立体的に写し取られる感覚になります。

GF110mmで撮影した河津桜の写真

絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

GF110mmで撮影した河津桜の写真

絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

F4.0で撮影しています。
中判ならではの浅い被写界深度ですが、ピント面は極めてシャープです。
花弁の縁の描写等が破綻せず、ボケ側への移行も非常に自然で、大口径らしい描写を素直に味わえる一枚になりました。
木々によって開花状況はばらつきがありますが、訪れたのは1月最終週。
すでに膨れた蕾も多くありましたので2月上旬には見頃を迎えるかもしれません。
今から非常に楽しみです。

GF110mmで撮影した遊歩道と菜の花の写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

こちらは開放F値F2.0で撮影しています。
被写体との距離がそれなりにあるにもかかわらず、背景は大きく溶け、奥行きのあるボケが得られました。
中望遠110mm(35mm判換算87mm相当)という画角が、日常の風景を切り取るのに非常に適していると感じます。
被写界深度の浅さは中判らしい表現力ですが、ピント面の解像感は非常に高く、葉脈や花弁の細部までしっかり描写されています。

GF110mmで撮影したスイセンの写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 35mmフォーマット
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

水仙のような小さな被写体でも、GF110mm F2 R LM WRは「中望遠ポートレートレンズ」らしい距離感で寄ることができます。
最大撮影倍率は0.16倍とマクロではありませんが、中判センサーとF2の組み合わせによって、実際の見た目以上に被写体は大きく、立体的に写ります。

特に印象的なのは、白い花びらの階調表現。
ハイライトが飛びやすい条件でも、GFX 100 IIのダイナミックレンジによって、質感を保ったまま描写されている点が非常に心強い部分です。

GF110mmで撮影した枝の中のヒヨドリの写真

絞り:F2.5 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

GF110mmで撮影したメジロと実の残る木の写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

細かく交差する枝の中でもAFは迷わず被写体を捕捉してくれました。
中判センサーならではの立体感によって、背景の整理と被写体の存在感が同時に成立しています。
中望遠110mmという画角が、野鳥スナップと非常に相性が良いと感じた一枚です。
寄りすぎず、引きすぎず、環境ごと被写体を写し込める絶妙な距離感が得られました。

GF110mmで撮影した昼間の月と枝の写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/2700秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

GF110mmで撮影した路地裏の写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

路地スナップのような日常的な被写体でも、
GF110mm F2 R LM WRを通すと、画面全体に独特の「静けさ」が生まれます。

手ブレ補正と高解像センサーの組み合わせにより、手持ちの低速シャッターでも細部まで破綻なく描写されています。

解像力は極めて高いにも関わらず、描写は硬すぎず、
どこか柔らかいトーンを持っているのがこのレンズの魅力です。

中判レンズにありがちな「写りすぎる」のではなく、
被写体を自然に、美しく整えてくれる描写性は、
スナップ用途でも非常に使いやすいと感じました。

GF110mmで撮影したネコの写真

絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:800
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

猫の瞳の解像感と、毛並みの階調表現はまさに中判ならでは。
特に黒系の被写体は階調が潰れやすいですが、GFX 100 IIでは黒の中にもきちんと「色」と「質感」が残ります。

背景のボケも単なる円形ボケではなく、距離によって滑らかに溶けるため、主役と背景の分離が非常に自然です。

GF110mmで撮影した夕焼けの写真

絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:80
使用機材:FUJIFILM GFX 100 II + フジノン GF110mm F2 R LM WR

沈みかけた太陽と分厚い雲の階調を同時に捉えたカット。
ハイライトからシャドーまでの情報量が非常に多く、RAWデータを触った際の耐性も極めて高い印象でした。

中判は「解像力」だけが語られがちですが、実際に撮っていて最も恩恵を感じるのは、このダイナミックレンジの広さです。

露出を多少外しても破綻しない余裕は、撮影時の心理的な安心感にも直結します。

GFX100IIとGF110mmの外観写真

GF110mm F2は、35mm判換算で約87mm相当の中望遠レンズです。
いわゆる「ポートレートレンズ」に分類されますが、実際に使ってみると、用途はそれに留まりません。

解像力はGFXレンズ群の中でもトップクラスでありながら、描写のトーンは非常に穏やかで、被写体の輪郭を強調しすぎることがありません。

AFはリニアモーター駆動で、GFX100IIとの組み合わせでは中判としては驚くほど快適なレスポンスを実現しています。
スナップ用途でもストレスはほとんど感じませんでした。

GFX100IIとGF110mmの外観写真

このシステム最大のデメリットは、やはり重量です。
今回使用した『GFX100 II』は、約1億200万画素の中判センサーを搭載したフラッグシップモデルで、ボディ単体で約948g、バッテリーとカード込みで約1030gという重量になります。そこに組み合わせる『GF110mm F2 R LM WR』は、全長約125mm、最大径約94mm、質量約1010g。システム全体では2kgを超える構成となり、数字だけ見れば明らかに「気軽」とは言えない組み合わせです。

しかし実際に持ち出して撮影してみると、この重量は単なる負担ではなく、そのまま撮影時の安定性へと変換されていることに気付きます。
GFX 100 IIにはボディ内5軸手ブレ補正が搭載されており、最大8段分の補正効果を発揮します。ラージフォーマットセンサーでありながら手持ちでの撮影が現実的になったことで、1/80秒、場合によっては1/40秒といったシャッタースピードでも、ブレを恐れずにシャッターを切ることができました。

そして、逆に言えばこの重さは「撮影に向き合う姿勢そのもの」を変えてくれます。
コンパクトなカメラのように無意識にシャッターを切るのではなく、一枚一枚を意識的に構図を考え、被写体と距離を取り、光を読む。
そのプロセス自体が写真体験として非常に濃密になります。
GFX100 IIとGF110mm F2 R LM WRは、決して万能でも軽快でもありません。
けれど、腰を据えて撮るという行為においては、これ以上なく「信頼できる道具」です。
重さとは引き換えに、写真の密度そのものを引き上げてくれる。
このシステムは、そういうタイプのカメラだと感じました。
つまり重量は欠点であると同時に、「この画質があるからこそ」という証明でもある、そんなポジティブな意味を持った重さでもあります。

描写に関しては、中心部はもちろん、周辺に至るまで解像感は非常に高く、枝の細いラインや花びらの質感まで破綻なく描き切ります。
それでいて硬さはなく、コントラストも過度にならない。情報量が多いのに、どこか柔らかい。
GFXシステム特有のトーンが、GF110mm F2では最も美しい形で表現されているように感じました。

1枚1枚を確実に、最高のクオリティで残すための道具として、これ以上信頼できる組み合わせもそう多くはないでしょう。
GFX100IIという圧倒的なセンサー性能と組み合わせることで、日常の風景が自然と作品レベルのクオリティに引き上げられる。
それこそが、GF110mm F2の最大の価値だと感じました。

「中判を使う理由」を、スペックではなく、写真そのもので語れる一本です。

▼作例こちらもチェック▼

【FUJIFILM】理想のレンズの選び方 ~ フジノン GF110mm F2 R LM WR ~

フジノン GF110mm F2 R LM WRのフォトプレビューは、こちらをご覧ください。

レンズの設計思想や光学構成については、GF110mm F2 R LM WRの公式情報も確認できます。

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[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:26年01月31日 17時45分 ]

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