
【FUJIFILM】重量1400gのGFX100に、私が一目惚れした理由。
FUJIFILMFUJIFILM GF lensFUJIFILM GFX seriesGFX100スタッフおすすめ機材ズームレンズを楽しむ夏夏旅
これまでフルサイズの高画素機をメインに使用していた筆者ですが、ある日ふと見たラージフォーマットの「GFX50R」の写りが忘れられず、ついに先日一念発起しラージフォーマットの世界へと足を踏み入れました。
購入したボディは「FUJIFILM GFX100」。1億200万画素の44×33mmセンサーを搭載した、FUJIFILMのフラッグシップモデルです。縦位置グリップ一体型で、重量はなんと1400g(バッテリー2個、メモリーカード、ファインダー込み)と、とてもミラーレスカメラとは思えない数字です。
今回は望遠ズームレンズ「GF 100-200mm F5.6 R LM OIS WR」とともに使用してまいりました。その重量を差し置いて筆者が一目惚れした、ラージフォーマットならではの別次元の写りをお楽しみください。

まず撮影するのは日本三大花火大会の一つ、長岡花火。先の大戦の慰霊を起源とするこの花火大会は、他の花火大会とはどこか空気が違う気がします。

長岡花火の象徴と言えば、打ち上げ場所の全長が約2kmにも及ぶフェニックス。会場から距離のある地点から撮影をしましたが、肉眼でもそのダイナミックさには驚きます。そしてこれを望遠レンズで撮影すると、圧縮効果によりさらに迫力ある構図になります。
スライダーを左右に動かすと、現像の前後を比較できます。
GFX100の凄みは、単に1億画素の解像感に留まりません。
16bit記録のRAW画像は、編集への耐性が段違いです。
シャドウを持ち上げた際、フルサイズと比較して明らかに余裕があるなと感じます。撮って出しのRAWデータでは真っ暗に見えた地面の部分も、シャドウ部の値を上げることでその様子が克明に浮かび上がってきました。
続いては山梨県へ向かいました。夏の筆者は花火を撮るため各地へ飛び回っています。

打ち上げまではまだ時間があったので、街並みを散策しました。こちらは夏らしい高くそびえ立つ入道雲。GFX100は諧調表現が豊かで、雲の立体的で触れば柔らかそうな質感を表現することができました。


櫓を撮影した写真を画面等倍まで拡大してみました。拡大率もさることながら、よく見ると瓦に文字が刻まれているのが見て取れます。もちろん肉眼で目を凝らしても見ることができなかったので、1億画素という数字以上に驚きが大きいです。

レンズの開放F値はF5.6ですが、焦点距離も相まってラージフォーマットならではの立体感ある豊かなボケを楽しむことができます。


画像左・・・絞り:F8 / シャッタースピード:1/150秒 / ISO:100 / 画像右・・・絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:1250
花火撮影では使うことのない近接域でも撮影してみます。
望遠端で最短撮影距離での撮影ということでレンズにとっては条件はいいとは言えませんが、それでも1億画素センサーの性能を活かしきることができています。

待ちに待った花火が始まりました。実は以前山梨に住んでいたことがあるのでこの花火大会を見るのは実に5回目になるのですが、色とりどりの花火が毎年盆地を彩ります。

炎色反応によって引き出される美しい色を、FUJIFILMのカメラが映し出します。今回の記事で紹介した写真は全てスタンダードの「PROVIA」で撮影をしております。青や赤の花火は色が乗りにくいこともしばしばあるのですが、GFX100のセンサーは見たままの色をそのまま写真に乗せてくれます。七色のグラデーションを美しく捉えることができました。

最後に、このカメラに付きまとう「1億画素は必要か」という永遠の悩みについての私の考えを一つ。
もちろん大伸ばしを多用するプロカメラマンにとっては必要不可欠な機能の一つですが、確かにプロカメラマンでない、写真を愛好する筆者にとって1億画素が必要な場面はありません。ですが、どこまで拡大しても精細に解像しきるデータは現像していてもシンプルに楽しいです。そして1億画素というスペックを差し置いても、16bit撮影ができる点、あるいはラージフォーマットならではの空気感の宿る写真が撮れる点だけで、このカメラを選ぶ価値はあると思います。

GFX100を購入してからというもの、その性能に驚かされる日々が続いています。
初めてAPS-Cの一眼レフを購入した日、そして初めてフルサイズ一眼レフに手を伸ばした日、その画質の良さに感動したことを鮮明に覚えています。今回GFX100を手にして、その感動がもう一度やってきたような感覚になりました。
これまでは4500万画素クラスのフルサイズミラーレスカメラをメインに使用していた筆者。一般的に高画素と言われるスペックのもので大変満足していたのですが、いざラージフォーマットの世界に足を踏み入れると、やはりその違いを如実に感じます。
民生用としてはほとんど最高性能といっていいセンサーを搭載した「FUJIFILM GFX100」。新品当時の価格を考えると随分とお求め安くなりました。7年前の2019年に発売されたGFX100ですが、発売当時はおろか2026年現在の目で見ても、センサースペックではデジタルカメラの到達点と言っていいでしょう。今こそ、憧れの世界に飛び込むチャンス。きっと感動と驚きが待っているはずです。
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