
【FUJIFILM】スナップに最適な画角とフィルムシミュレーションで、冬の街歩きを楽しく!
FUJIFILMFUJIFILM GFX seriesGFX100IIフィルムシミュレーションを楽しむ冬の煌めき単焦点を楽しむ

単焦点レンズを使用する人にとって、35mmと50mmのどちらを自分の標準レンズとして常用するかは意見の分かれるところ。
35mmを愛用する人には50mmという画角はちょっと狭く感じられるし、50mm派には35mmは中途半端な画角に思え構図が決めにくいと感じてしまう。
店頭でお客様とお話ししていると、よくこんな話題になります。勿論両刀使いの方もいらっしゃいますが、大抵自分はどっち派だ、なんて話で盛り上がります。
かくいう私は50mm派、35mmはちょっと…となってしまいます。
ところが世の中よくできたもので、それなら35mmと50mmの中間を作ればいいじゃない。と思ったのでしょうか、40mmくらいの画角のレンズやそういうレンズを搭載したコンパクトカメラなどが存在し、人気となっています。

今回使用するレンズは「FUJIFILM フジノン GF55mm F1.7 R WR」。ラージフォーマットセンサーを搭載したGFXシリーズのレンズで、35mm判換算約44mm相当の画角となります。
GFXシリーズの標準域単焦点レンズはラインナップ豊富で、他に「フジノン GF45mm F2.8 R WR(35mm判換算:約36mm相当)」「フジノン GF50mm F3.5 R LM WR(同:約40mm相当)」「フジノン GF63mm F2.8 R WR(同:約50mm相当」「フジノン GF80mm F1.7 R WR(同:約63mm相当)」などが存在します。
中でもこの「フジノン GF55mm F1.7 R WR」と「フジノン GF80mm F1.7 R WR」は、その開放F値の明るさからいってもラインナップを代表するレンズとなります。
その「フジノン GF55mm F1.7 R WR」を装着するボディは「GFX 100 II」。
1億2百万画素高速センサーと高速画像処理エンジンを搭載し、GFXシリーズ最高の性能と堅牢性を兼ね備えたフラッグシップモデルです。
両者を組み合わせた合計質量は約1810gと重量級ではありますが、握りやすい大きなグリップとコンパクトにまとまったフォルムのおかげで取り回しが良く、数字ほどの重さ・大きさを感じません。
実際このセットは、いつもは35mm判ミラーレス一眼機に標準ズームレンズを装着した機材を入れているバッグにすっぽり収まりましたし、手に提げたり首からぶら下げ半日撮影していても普段と比べ特段疲れを感じることはありませんでした。
・・・
今回はこの組み合わせを相棒に、冬晴れの代官山周辺を散策しました。
普段カメラの設定はなるべくノーマルなものを選びます。例えばFUJIFILMなら、フィルムシミュレーションも「PROVIA/スタンダード」がメイン。
しかし今回は、自分には似つかわしくない街を撮影地と選んだ高揚感からか、普段とは違うアプローチで臨むことに。
「PROVIA/スタンダード」を一切使わず、他のフィルムシミュレーションを駆使しての撮影となりました。

F2.2 1/1700秒 ISO80 ACROS
まずはモノクロモードの1つ「ACROS」で。
もともと学生時代から、白黒フィルムと言えば「ネオパン SS」(古い!)や「ACROS」などFUJIFILMを多用していたので、特になじみの深いモード。
とはいえ、暗室作業ではここまでの解像度とグラデーションの幅は到底出せませんでしたが。
カラーモードで撮るより周囲の情景が省略化され、マネキンが浮き上がって感じられます。

F1.7 1/1400秒 ISO80 ACROS
なだらかなボケ味が楽しめるので、ついつい絞り開放で撮影する機会が多くなります。

F1.7 1/2000秒 ISO80 ACROS
冬の強い斜光の下でしたが、白壁も飛ぶことなく描写出来ました。

F5.6 1/1900秒 ISO80 CLASSIC CHROME
発色を抑え暗部のコントラストを高めたCLASSIC CHROME。色味が抑えられる分、場面によってはモノクロと間違えることもあります。

F4.5 1/250秒 ISO80 CLASSIC CHROME
茶色系の色も薄くなり、乾いた空気感が感じられるように。

F1.7 1/420秒 ISO80 CLASSIC CHROME
人のいない静かな情景を撮る時などにも適したモードかと。

F2.8 1/850秒 ISO80 ETERNA
こちらも落ち着いた発色のETERNA。

F4.5 1/180秒 ISO80 ETERNA
代官山は人が多くても何となく落ち着いた静かな雰囲気が漂う街。彩度の低いルックがよく合います。

F1.7 1/70秒 ISO80 ETERNA BLEACH BYPASS
ETERNAの低彩度にさらにコントラストを上げたETERNA BLEACH BYPASS。街中の景色を映画の一場面のように仕上げてくれます。

F2 1/150秒 ISO80 CLASSIC Neg.
一転、深い色味のCLASSIC Neg.。それでも派手さはなく落ち着いた色調。

F2.8 1/170秒 ISO80 CLASSIC Neg.
色味が際立ち、他のルックより立体感が増すような感じがします。

F2.5 1/1000秒 ISO80 REALA ACE
自然な色味で人気の高いREALA ACE。フィルム時代もよく活用させていただきました。
特に花などを撮るには最適なルックだと思います。

F2.5 1/1000秒 ISO80 REALA ACE

F2.8 1/3200秒 ISO80 REALA ACE
そのためか、花や果物など自然物が被写体になることが多くなりました。
今回、文字通り代官山をあっちへこっちへと彷徨い歩いたのですが、撮影は軽快そのもの。
カメラが重いと感じることなく、35mm判カメラを構えているのと大差ない取り回しの良さでした。
また、GF55mmの35mm判換算44mmという画角は、カメラを構える前に情景を頭の中で切り取った感じと非常に近いものでした。
普段単焦点レンズを使う時はカメラを構えてから前後に移動することが多いのですが、GF55mmは構えてそのままパシャリ。
自分の感覚とよく合ったレンズ。なるほど人気の画角というわけです。
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